完全ワイヤレス骨伝導イヤホン、PEACE SS-1がGREEN FUNDINGにてクラウドファンディング中です。ウインタブではShokz(旧・AfterShokz)の骨伝導イヤホンを何度かレビューさせてもらっていますが、「耳をふさがない構造の骨伝導イヤホンで、どうして『完全ワイヤレス型』が実現できるのか?」というのが不思議に思われました。
骨伝導イヤホンと言えば「だいたいこんなデザイン」ですよね?最近だとドン・キホーテあたりでも安価なものが販売されています。
こちらがPEACE SS-1です。一見するとよくある完全ワイヤレスイヤホンですが、イヤホン本体がやや大きめでちょっと変わった形状になっています。
装着イメージです。耳穴に挿入するのではなく、イヤーカフを装着するような感じですね。これなら耳穴は塞がりません。
素材も柔らかく、曲げても壊れにくい構造になっています。振動子と本体を繋ぐアーチ部分がチタン芯材との一体成形構造になっているとのこと。
スペック表です。ウインタブではご紹介をしませんでしたが、この製品には前身機が存在していました。この左側が今回ご紹介のモデル、右側が前身機です。イヤホン本体の重量が片耳で7 gと若干重くなっていますが、装着方法が一般的なイヤホンと異なるので、装着感にどのくらい影響するのかはなんとも言えません。
接続は当然Bluetoothで5.2規格と新しく、対応コーデックにaptXも含まれます。
で、音質のほうですが…
正直なところ、この波形を見ても私にはよくわかりませんので、製品ページの説明文を引用します。
Bone Phoneは空気伝導イヤホンと異なり、鼓膜ではなく骨という聴音経路を通じて聴覚神経に届くため、空気伝導イヤホンの音質評価方式では測定できませんが、BoCo独自の測定技術で測定した振動周波数帯域は4〜40KHzと他の骨伝導イヤホンに搭載されている骨伝導スピーカーと比べると、全く別次元と言っていいほど広い帯域を実現しています。
また、BoCoの純骨伝導Bone Phoneは空気伝導イヤホンや一般的な骨伝導振動子に比べ、インパルス応答の収束が早いため、入力波形に対する動的分解能が高く、音源に忠実な再生ができます。そして、優れたインパルス応答特性をベースに独自のオーディオ制御技術を加えることで、よりながら聴きに適した音質を実現しました。ボーカルの声やピアノ、弦楽器の音の再現性にとても優れています。
PEACE SS-1はGREEN FUNDINGでクラウドファンディング中で、4月24日現在の最低価格は15,800円です。かなり好調に推移しているようで、すでに目標額を大幅に超過達成しています。
この製品ではなく、これまでに何度か試用を経験したShokz製品については、「一般的なイヤホンの高価格帯のものには及ばない。低価格帯のイヤホンとはいい勝負くらい」だと感じています。一方で「耳をふさがないことによる爽快感」「周囲の音がしっかり聞こえるので、特に屋外の利用で安全性が高い」といったメリットは高く評価できました。なので、個人的には「音質に過度の期待はしないほうがよく、装着感の良さとか安全性を重視する人向け」の製品だと思います。
関連リンク
世界初、完全ワイヤレス骨伝導イヤホンから最新作が登場!耳を塞がない&落ちにくい!仕事・移動・運動時のながら聴きに最適日本発の最先端骨伝導技術を搭載して進化 “PEACE SS-1”:GREEN FUNDING
コメント
この耳に挟むタイプ好きになれないのよね。補聴器タイプの方がいいと思うけどな。
私もです。この点は好き好きですけどね。