こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。前回の記事はLOGICOOL k480という、ダイヤル操作で瞬時にペアリングするデバイスを切り替えできる面白キーボードを紹介しました。その際「気になるキーボードが2機種ある」と書きましたが、もう1つがこれ、「Microsoft Universal Mobile Keyboard」です。このキーボードのセールスポイントは前回のk480と同じく、スイッチひとつで瞬時にデバイスを切り替えることができる、というところです。
ただ、同じセールスポイントではあっても、コンセプトは結構違っているので、単純に「どっちの勝ち」みたいな比較はできません。では説明します。
1.スペック
サイズ: 242x109x12mm (カバー込み)
重量: 約360g (内蔵電池含む)
カラー: ブラック / ホワイト
キーレイアウト: 今のところ英語のみ
角度調節機能: 無
使用電池: 充電池を内蔵
無線方式: Bluetooth
対応機種: 外付けキーボード(HIDプロファイル)をサポートするBluetooth対応製品、ただしWindowsPhone非対応、もう一度書くとWindowsPhone非対応
現在、Microsoftの公式ページが表示されず、キーピッチやキーストロークなどの詳細情報は不明です。また、日本での発売時期も未定で、現在は米国版についての情報しかないため、日本語版のキーレイアウトも存在しません。
Microsoftはマウスやキーボードも販売していますが、それらの製品はデザインがとてもいいと思っています。このキーボードもその例にもれず、クリーンで美しいデザインですし、薄型かつ許せるレベルの重さなので、携帯性も高いと言っていいでしょう。前回紹介したLOGICOOL k480とは重量(k480は815g)という点で決定的に差があります。もちろんサイズの方もUniversal Mobile Keyboardのほうがずっと小ぶりです。
2.メリット
k480同様、スイッチひとつで複数のデバイスとのペアリングを切り替えられます。ひとつだけ疑問なのは、k480のスイッチ(ダイヤル)が1,2,3という番号で切り替えていたのに対し、こちらはWindows、Android、iPad・iPhoneというようにOSごとの切り替えとなっている点です。iPadとiPhoneのように、同じOSの複数デバイスを切り替えて接続できるのかが現時点では不明です。
それとk480に対する大きなメリットは「持ち運べる」ということでしょうね。ちゃんとカバーもついていて、このカバーにデバイスを立てかける方式なのですが、バッグにスッと入りそうなデザインです。これだと出先でタブレットとスマホを同時接続、ということが実現できそうな感じですね。
Microsoftの紹介動画がありますので、チェックしてみてください。実際にバッグからスッと取り出してますね。
3.でも高いぜ!
ネックはお値段です。現状USドルでの価格しかわからないのですが、79ドル(8,000円以上ですね)となっていて、k480のざっくり2倍のお値段となります。
それと、肝心の日本発売については、まだ情報がありません。私はもし次に買うとしたら軽いキーボードにしたいと思っているので、Microsoft Universal Mobile Keyboardはとても有力な候補になると思いますが、日本発売時期とか日本での価格とか、ちょっと心配な感じです。
4.関連リンク
MicrosoftがiOS/Androidにも対応するポータブルキーボードを発売 – 阿久津良和のWindows Weekly Report