片手デバイス(左手デバイス)「MBox N1」がMakuakeでクラウドファンディングを開始しました。「キングジム深圳と共同開発」というプレスリリースに惹かれて製品を確認したのですが、想像通りとても面白そうな製品だと思いました。
この画像で8割がた説明できてしまうんじゃないかと思います。テンキータイプのデバイスで、キートップのアイコンを変更可能、上部にはダイヤルと液晶バーもついています。
製品画像を見た際に、サンワサプライのプログラマブルテンキーを思い浮かべましたが、それよりも多機能で使い勝手もよさそうです。
まず、各ボタンは「液晶入りの物理ボタン」です。専用のアプリで任意のアイコンを表示させることができます。もちろん各ボタンにはショートカットを割り当てることができます。サンワサプライの製品でも同様の機能がありますが、ボタンデザインのカスタマイズをする場合には「自分で作ったシール(紙のカード)」を用意する必要があります(サンワサプライの製品が悪いということではありません。サンワサプライ製品のほうが安価ですし)。
上部には液晶バーがあり、ダイヤルに割り当てた操作内容を表示したり、製品ページを見た限りカレンダー表示などもできるようです。また、電卓として使う際にはここに数値が表示されます。
専用アプリでアイコンパックやプラグインもダウンロード可能。それぞれのキーにお好みのデザインのアイコンを登録したり、WordやExcel、Photoshop、Illustratorなどのメジャーなソフトウェア用のプラグインで便利に使うことができます。
こちらがスペック表。キー数は「15+ダイヤル」でUSB Type-Cの有線接続です。
MBox N1はMakuakeでクラウドファンディング中で、10月30日午後1時現在、最も安価なプランは12,870円です。記事中で比較したサンワサプライのプログラマブルテンキーは7,580円なので、それよりは高価ですが、「液晶ボタン」で専用アプリが用意され、アイコンデザインも簡単に変更できたり個別アプリ向けのプラグインが用意されていたりしますので、かなり便利に使えそうに思います。あと、個人的には「あのキングジム」を組んだ製品ということでも期待しちゃいますね。
関連リンク
【キングジム深センと共同開発】PC作業をタイパで圧倒!テンキー型左手デバイス:Makuake
2014年、低価格な8インチWindowsタブレットに触発されサイト開設。企業でユーザー側代表としてシステム開発や管理に携わっていました。「普通の人」の目線で難しい表現を使わず、様々なガジェットを誰にでもわかりやすく紹介・レビューします。