Lenovo ワイヤレス・レーザーマウス－基本操作しかできないけど、質感と使いやすさは抜群（実機レビュー）

2016/9/18 周辺機器実機レビュー

こんにちは、ウインタブ（@WTab8）です。PCを使う上で重要度が非常に高く、それでいて比較的安価で購入できる周辺機器がマウスです。先日書いた記事「「使いやすいマウス」ってどんなの？ご意見お待ちしてます！」に多くの読者からコメントをいただきましたが、実際のところ「個人の好み」に大きく左右されるので、「こうあるべき」みたいな結論は出にくいですね。コメントしてくれたみなさんもその辺のところはよく理解されていて「自分はこう思う」という書き方をされていました。この記事のコメント欄にある意見はすごく参考になるけど、結局は自分でいくつか異なるタイプのものを試してみるしかない、ということでしょうね。

さて、先日ThinkPad 13を購入した際、キャンペーンでマウスも安く購入できたので、「Lenovo ワイヤレス・レーザーマウス」というのを購入してみました。私がマウスに求める条件は、

・Bluetoothでない、無線のUSB接続であること
・モバイルマウスではない、普通サイズのマウスであること

で、先日の記事にいただいたコメントを参考に多ボタン（3つより多い）のものも試してみたかったのですが、それには「上記の2条件を満たした上で」というのが大前提になり、キャンペーン対象にこれを満たすものがなかったので、通常の3ボタンのものにしました。

同梱物です。一枚ものの取説がついていましたが、3ボタンのプレーンなマウスに説明などいるはずもなく、電池の入れ方やPCへの接続方法などが図示されている簡単なものでした。ただし、多言語で記載しているため、紙のサイズはかなり大きかったです。それと、この製品は単3乾電池2本を使用するので、新品の電池が2つついてました。

非常に目立つLenovoのロゴをどう評価するか、というのは好みの問題ですねw カラーリングは黒字に赤なので、ThinkPadとイメージが統一されているんですけどね。

サイズは奥行き96 mm、高さ32 mm、幅56 mmです。大きさはちょうどよく、やや薄型、というのが私の感想です。もう少し厚みがある方が好みなのですが、特に不満を感じることもありませんでした。

それよりも感触が素晴らしいです。おそらくプラスティック製だと思うんですが、ThinkPad X1 Carbonのようにしっとりした感じで「これカーボン製？」などと思いました。この触感はかなり高評価です。

左右のクリックボタンに中央のホイールと、オーソドックスな3ボタンタイプです。読者のコメントを見ると5ボタンなどの多ボタンタイプを愛用している人が多いようなんですが、そういう人にとってはこの時点でアウト、ということになるかもしれません。私はもともと3ボタンしか使っていないので、特に面白みは感じないにせよ、これでも大丈夫です。

このマウス、Lenovoではアピールしていませんが、静音マウスといっていいくらいにクリック音は小さいです。私は静音マウスを家電量販店で試用したことがある程度なのですが、「静音」を全面に出している製品ほどではないにせよ、通常のマウスよりもかなりクリック音が小さいと感じました。「カチッ」ではなく「コクッ」という音です。ただし、ホイールの方は静音とは言えず、「カリカリ」とやや安っぽい音が出ます。

底面です。スイッチが画像中央やや下と画像下に2つあるのが見えると思います。ひとつは電源ボタンですが、もうひとつ、画像の下にあるのは…

カバーを開くためのボタンです。このボタンを押すと、こんな風にカバーが開きます。この中に無線USB子機が入っていますし、電池もここにセットします。で、そんなことより…

思わずこれを連想してしまい、「おお」と思いました。ちょっと脱線しますが、10月1日から「タイムボカン24」という新シリーズがスタートするらしいです。画像のカブトムシメカ（タイムメカブトンというそうです）もリメイクされて登場予定らしいので、お見逃しなく！

話をマウスに戻します。同梱されていた電池を2本セットし、カバーの中に入っていた無線USB子機を取り出してPCに接続し、マウスの電源スイッチをオンにしたらすぐに使えます。ドライバーなどは必要ありませんし、用意もされていません。特に固有の機能なんてない製品ですからね。

電池をセットした際の重量は108 gです。単3電池2本を使うので、マウスとしては重いほうだと思います。「マウスの重さ」というのも好みの問題ですよね。軽ければ軽いほどいい、という人もいれば、ある程度どっしりしていて欲しい、という人もいると思います。なお、乾電池の「持ち」についてはLenovoの公式説明はありません。

それと、レーザーマウスということなので、ガラス面などでも試してみましたが、基本ガラス面だとまともには動作しません。例えばガラステーブルで、ガラスの直下に異素材のものが使われている場合は大丈夫ですが、「ほんとにガラスだけ」の場合はダメでした。通常考えうるテーブル素材とかデスク素材であればほぼ問題なく動作すると思います。

そんなわけで、このマウス、基本性能に特筆すべきところもなく、「狙ったことが狙ったとおりにできる」普通のマウスですが、上に書いたように、手触りが非常によく、クリック音も静か、そしてややどっしりと感じる重量感などが功を奏し、かなり高級感があります。使っていてすごく気持ちがいいですね。まるで（このマウスを接続している）ThinkPad 13の質感が上がったと錯覚するくらいです。個人的には非常に気に入りました！

Lenovo ワイヤレス・レーザーマウスはLenovoの直販サイトで販売中で、価格は3,996円（税込み）というのが定価ですが、周辺機器についても「Lenovoの直販サイトは定価で買っちゃダメ」という法則が成り立ちます。ちなみにこの記事を書いている9月18日現在だと、「35%オフの2,797円（税込み、送料無料）」です。何なんでしょうね、Lenovo直販サイトの定価って…。

記事の冒頭に書いたとおり、マウスというのは個人の好みに大きく左右される周辺機器なので、このマウスを買うべき、と安易におすすめすることはできませんが、基本的な機能をしっかり押さえた上で品質が非常にいいと感じるので、プレーンでちょっと高級なマウスを、と考えている人にはいいかもしれませんね。

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