
GREEN FUNDINGとkibidangoにて、伝説の家庭用ゲーム機「光速船 (Vectrex)」をミニサイズ化した「光速船 Mini (Vectrex Mini)」がクラウドファンディング中です。ベクタースキャン(線画)表示ならではの独特な「光の軌跡」を、5インチAMOLED(有機EL)ディスプレイと「物理オーバーレイ(画面に重ねる専用シート)」で再現する、かなり個性的なコンセプトのレトロゲーム機です。
YouTubeでオリジナルの光速船の紹介動画がありました。Wikipediaにあるベクタースキャンの説明をみても正直よくわからないのですが、こちらの動画は発売の経緯やゲームプレイの挙動なども含め、かなりわかりやすいです。ちなみにこの人はレトロゲームの知識がすごいです。
今回ご紹介する光速船 Miniは単にサイズを小さくしただけでなく、最新の技術も多数盛り込みつつ、当時の雰囲気を再現しています。
目次
スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ディスプレイ | 5インチ AMOLED (有機EL) |
| プロセッサ | ESP32 |
| 電源 | USB Type-C給電 (モバイルバッテリー対応) |
| 映像出力 | HDMI または USB Type-Cビデオ出力 (製造時に確定) |
| コントローラー | Bluetoothワイヤレス (アナログジョイスティック+4ボタン) |
| 拡張スロット | microSDカードスロット |
| 外部ポート | USBポート DB9ポート (オリジナルコントローラー対応) |
| 保証期間 | 2年 |
| 開発国 / 生産国 | 開発国:フランス / 生産国:台湾 |

サイズが開示されていませんが、ゲームイベントなどで展示されたプロトタイプ画像を見るとこんなサイズ感になっています。
特徴
ベクター体験を5インチAMOLEDで再現
「キモ」であるベクター表示(線画)を、5インチAMOLED(有機EL)ディスプレイで再現しています。有機ELの高いコントラスト比により、当時のブラウン管の「鋭い光の軌跡」を実現しているとのこと。
物理オーバーレイ(画面に重ねる専用シート)も再現


オリジナル機の象徴とも言える、画面に直接重ねる「物理スクリーンオーバーレイ」も「完全再現」されます。各ゲームに付属する専用シートをセットすれば、当時のプレイヤーが感じた「立体的でカラフルな没入感」をそのまま体験できます。
ワイヤレス化と現代の接続性(映像出力・給電)

コントローラーはBluetoothワイヤレスで、オリジナルと同じアナログジョイスティック+4ボタンです (もちろんオリジナルよりも小型化されています)。給電はUSB Type-Cで、モバイルバッテリーでも動作可能とのこと。さらにHDMI出力 (またはUSB Type-Cビデオ出力)を搭載予定なので、テレビに接続して遊ぶこともできます。
拡張性(microSD)と「レガシー対応(DB9)」
microSDカードスロットを備えており、所有している光速船のROMデータや、ファンコミュニティが開発した自作ソフト(ホームブリュー)を追加して楽しめます。また、DB9ポートを搭載し、オリジナルのコントローラーも接続できるとのこと。…しかし、光速船のROMデータとかオリジナルのコントローラーを持っている人はかなり少ないでしょうね。
ゲーム機+置き時計にもなる「クロックモード」

Wi-Fi接続で時刻・日付・天気を表示できる「多機能クロックモード」を搭載しています。この画像では英語表記ですが、日本仕様は日本語で表示されるようです。アラーム機能もあり。
収録ゲームについて
本体には14種類のゲームを内蔵する予定です。ただし、具体的なラインナップは「現在選定中で、決まり次第発表」とのことですが、現状候補になっているのは下記のタイトルです。
・MineStorm II(マインストーム II)
・Bedlam(ベドラム)
・Hyperchase(ハイパーチェイス)
・Cosmic Chasm(コズミック・キャズム)
・Spinball(スピンボール)
・Rip Off(リップ・オフ)
・Spike(スパイク)
まとめ
光速船 Miniは、GREENFUNDINGとkibidangoにてクラウドファンディング中で、3月1日現在の価格 (支援額)は36,000円から、となっています。ベクタースキャン表示の映像体験を、5インチAMOLEDと物理オーバーレイで再現したレトロゲーム機は「刺さる人」が少なくないでしょう。実際、プロジェクトはすでに約500人の支援者がいて、支援総額は1,700万円を超え、目標を達成しています。
関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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