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inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 - ひとつ持っておきたいBluetoothイヤフォン(実機レビュー)

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001
ドイツのPC周辺機器メーカー、inateckのBluetoothヘッドセット「BH1001」の実機レビューです。ハンズフリー電話やSkypeなどにも利用できる「ヘッドセット」ですが、この記事では主にBluetooth イヤフォンとしてレビューします。inateck製品については過去に何度か試用させてもらった経験があり、いずれも高品質な製品であったと思います。私は音楽鑑賞の趣味はないので、肝心の音質面について自分自身だとあまり突っ込んだことを書けそうにないため、今回は知人の意見を聞きながら音質評価をしています。この製品を試用してみて、ワイヤレス(Bluetoothという意味で使ってます)のイヤフォンはタブレットやスマホのお供にひとつくらいは持っといていいんじゃない?と思いました。

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1.製品概要

Bluetoothバージョン: 4.1
Bluetoothチップセット: CSR8645
防水レベル: IPX4(あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない)
周波数域: 20Hz-18kHz
連続使用時間: 最大8時間

BH1001はBluetooth4.1規格のワイヤレス・ステレオ・ヘッドセットです。チップセットはCSR8645という、遅延の少ない高品質なものが使われており、生活防水としては高水準なIPX4規格に準拠しています。後述しますが、inateckでは「スポーツ・ヘッドセット」と呼んでいて、比較的激しい運動時にも使える製品、と位置づけています。

2.開封、同梱物

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 外箱
外箱です。特にどうということもない、ただの厚紙製で雑でもなければ高級な感じもしません。わざわざ掲載する必要もないと思いましたが、一応。

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 同梱物
これが製品と同梱物です。inateckの製品はケースとかケーブル類をしっかりセットしてくれるので好感が持てます。BH1001についてもUSB-microUSBケーブルと携帯用のポーチなどが付属します。ケーブルの長さは90 cmで、PCのUSBポートとBH1001のmicroUSBポート間を接続し、充電する仕組みになっています。ポーチはBH1001の本体とケーブルを収納でき、クッション性もあるので付属品としては文句ないレベルです。それ以外には日独英の3カ国語で書かれたマニュアル、そして本体に最初からついているものとサイズが異なるイヤーパッドが付属します。

3.デザイン、機能

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 全体図
BH1001の本体です。ご覧のとおり「一本のヒモ」の形状ですね。Bluetoothなので非常にすっきりしています。長さはハウジング込みで約67 cm、コード部分のみで約56 cmでした。

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 利用シーン
実際に使用するとこんな感じです。この画像はinateckの製品ページにあったものですが、左側で防水性をアピールしていて、右側は…

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 マグネットでくっつきます
このように、ハウジングの先端にマグネットがついていて、使わない時にはマグネットくっつけて、ネックレスのように首元に巻いておける、ということをアピールしています。実際に試してみましたが、磁力は強からず弱からず、適正なものでした。

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 ハウジング1
右側のハウジングです。充電用のmicroUSBポートがあり、通常はカバーで覆われています。

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 ハウジング2
別アングルでハウジングを撮影してみました。ハウジングの素材はプラスティックだと思いますが、光沢感が強く、質感はかなりいいです。パッと見るとアルミっぽい感じです。サイズはやや大きめですがそんなに気にならないと思いますし、デザインもいいですね。

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inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 イヤーパッド
イヤーパッドは大小2つのサイズが付属します。両方とも試してみましたが、私の場合は大サイズは大きすぎ、小サイズでちょうどいい感じでした。日本で販売されている一般的なイヤフォンと比較すると、どちらもやや大きめだと思います。ただし、小サイズの方であれば一般的な耳のサイズ(!)の人なら大きすぎることはないと思います。

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001
コントローラーです。こちらの面には「多機能ボタン(電源オン・オフ、ペアリング、電話受話などに使用)」とマイク、そしてステイタス・インジケーターがついています。

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 コントローラー
反対側の面には音量上下、選曲用のボタンですね。

inateck Bluetooth ヘッドセット BH1001 充電中
充電中はこんな感じです。PCに接続しておけばすぐに(おそらく1時間もかからないくらい)充電が完了します。充電中はインジケーターが赤に、充電が完了すると青に発光します。BH1001は一度の充電で最大8時間使用できます。

4.使用感、音質

まず、装着感ですが、「イマイチ」でした。使う人の耳の形によるとは思いますが、メーカーの言う「スポーツ用」というには少し外れやすい感じですね。装着して歩きまわる程度なら問題ありませんが、イヤーパッドの形状なのか大きさなのか、耳の穴へのフィット感がやや悪いため、少し大きめに動くと外れてしまいます。

次に音質ですが、私が試用した限り、低音や高音が強調されているということはなく、ごく自然な感じでした。多少耳の肥えた知人にも使ってもらい、感想を聞いてみましたが、基本的には同じような評価でした。しかし、音質がいい、ということでもなく、1,980円とか2,980円とかで売ってるようなものと変わらないレベルだと思います。通勤時に電車の中で聞くとか、YouTubeで動画を観るとかの際には文句は出ないと思いますが、じっくり集中して音楽鑑賞をする、という用途には向かないと思います。

また、Bluetoothの性能ですが、結構遠くまで電波が届きます。限界まで試してはいませんが、5 mくらいなら全然問題なく、それ以上離れるとプチプチとノイズが入る、という感じでした。BH1001の場合、スマホやタブレットに接続して使うことになると思うので、実用上の問題は出ないでしょう。

最後にコントローラーです。機能そのものには問題がありませんが、BH1001はデバイスと接続するコードがないため、装着時にはコントローラーは首元にあって見えません。そのため、慣れないとスイッチ類を押し間違えます。短時間の試用では音量を調節する際、いったん耳から外さなければなりませんでした。ま、「慣れてしまえばどうということはない」でしょうけどね。

5.感想

inateck BH1001はAmazon(inateckは日本で直販サイトを運営しておらず、Amazonのみに出品しています)で3,699円(2015年12月13日現在)で販売されており、この価格を念頭に置くと非常に高く評価できます。音質の方は正直なところ価格なり、というか、高級機のレベルではありませんが、Bluetooth接続でスマホやタブレットに接続して気軽に音楽を聞いたり、動画を観たり、といった用途であれば文句の出るレベルではないと思います。

また、筐体の質感は価格以上のものがありますし、デバイスにコードを接続しなくていい、というメリットはすごく大きいですし、ハンズフリー電話としての利用時にもありがたみを感じることでしょう。Bluetoothヘッドセットを使ったことがない人は試してみてもいいかもしれませんね。

6.関連リンク

Inateck Bluetooth 4.1 ステレオ インイヤーヘッドフォン:Amazon inateck online

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コメント

  1. トシ より:

    apt-x対応だけど有効にしてる?
    本体側も対応してないと使えないけど音質格段に良くなるよ

  2. wintab より:

    トシさん、こんにちは、コメントありがとうございます。Windowsで試用しているので無理っす。

  3. なまらバジーナ より:

    耳の形が昔タイプなのか?カナル型イヤホン2つBTヘッドセット2つ買うも、
    どれも合わず。。すぐにポロッと抜け落ち残念な琴似。フックが無いと無理。
    以来、普通のイヤホンorヘッドホン+BTレシーバーの組み合わせに。

    質問。コードを垂らすのではなく耳に掛けることは可能でしょうか?
    デザイン的に無理っぽく見えますが・・・(コードをフックとして利用)

    • wintab より:

      なまらバジーナさん、こんにちは。コメントありがとうございます。コードを耳にかけるのは不可能じゃありませんでしたが、見た目が非常に悪くなりますし、おっしゃるようなフックとしての役割をはたすことができませんでした。ハウジングの形状からして厳しいです。