こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。特に8インチなどの小型タブレットを使う場合、USBポートが1つしかなく、それも充電兼用のmicroUSBポートだったりするので、「充電しながら周辺機器を接続できない」ということになります。いや、厳密には充電しながら使えるOTGハブというのは存在しますが、製品数が少なく、また機器との相性もあり、思うように機能してくれないことも多いです。
以前ウインタブで電机本舗の「ハイブリッドワークス HWMT1」という製品を実機レビューしたことがあります。小型タブレットでの利用を念頭に置き、microUSBポートに接続する充電可能な4ポートハブです。実際のところ給電能力はそれほど高くなく(500 mA)、「充電しながら」というよりは、「バッテリーの減りをゆっくりにする」くらいの性能ではありましたが、なにしろ1,000円を切る超低価格でバッテリーの延命化ができるということと、極めて優秀なタブレット支援のユーティリティソフトが付属する、という、タブレットユーザーには非常にうれしい製品です。
で、そのHWMT1にバリエーションが追加されました!USB Type-Cポートに接続する「HWMT1C」です。基本的な機能は変更ないですが、最近はUSB Type-Cを装備する小型タブレットが増えていますので、ありがたいバリエーション追加、と言えます。
基本は4ポートのUSB 2.0ハブ
これが基本的な構造です。77 × 41 mmの小型サイズに4つのフルサイズUSBポートを備え、タブレットなど機器との接続はUSB Type-C、コード長は20 cmです。充電ハブとして使うためには上の画像の左側にあるmicroUSBポートにモバイルバッテリーなどの電源を接続する必要があります。
この製品を理解する上で重要なのは「充電機能について過度に期待しない」ということです。後述しますが、決してバリバリ充電しながら周辺機器を使える、というものではありません。また、USB Type-CですがUSBとしての規格は2.0なので、このハブを使うとデータ伝送が高速になるとかはありません。USB Type-Cポートで使える、安価な4ポートのUSB2.0ハブ、というのが基本線となります。
給電能力は500 mA
とはいえ、この製品は接続しているタブレットやスマホへの給電能力はあります。もちろんモバイルバッテリーなどを一緒に使わないといけませんけど。ただし、給電能力は500mAと小さいです。これはUSB 2.0規格である以上やむを得ないことですが、「充電しながらタブレットでいろんなことをしても、どんどんバッテリーの残量が増える」ということはありません。むしろ、「充電しながら使っていると、バッテリーの減りが抑えられる」くらいに理解しておきましょう(ただし、お使いのタブレット類によって、それなりに充電できるものもありますし、全く充電できない場合もあります)。
USB 2.0規格には理由あり
電机本舗によれば「USB3.0は仕様上、WiFi/Bluetoothに干渉する2.4GHzの妨害電波を出します。」とのことで、Wi-FiやBluetooth接続が極めて重要になる小型タブレットなどではUSB 2.0規格のほうが安全である、という考えのもと、USB 2.0規格としています。メカ的なことは私にはわからないですが、だからこその低価格、というのもあると思います。
強烈な付属品あり!?
この製品を購入すると「窓タブブースターPremiume」というユーティリティソフトが付属します。実はこれ、どう考えても「オマケ」というレベルではない機能があります。
・丸ごとバックアップ「PBTM Lite」
・すぐ一杯になるディスクのゴミファイルを削除「ディスククリーン」
・Windows10の基本機能を強化「Windows10レスキューキットFree」
・タブレットの命綱、WiFiの回線品質をワンタッチで調べる「WiFiモニター」
という、4つの機能が使えるのですが、私は「ディスククリーン」を試したことがあります。小型タブレットでストレージ容量が32GB以下の場合、なんとかして空き容量を増やそうと、使っていないアプリのアンインストールとか「一時ファイル」の削除をしますよね?Windowsの標準ツールである「ディスククリーンアップ」とか、フリーソフトの「CCleaner」などを使って掃除するのですが、この「ディスククリーン」は非常に強力です。一般ユーザーにはわかりにくいところにある一時ファイルもしっかり削除してくれ、空き容量が「がっつり」増えました。
本来だと「窓タブブースター(Premiumeではない)」というソフトウェアは2,699円するんですよね。これがハブの付属品です…。
驚異の価格、980円!
ハイブリッドワークス HWMT1Cは12月20日にAmazonで発売され、現在すでに製品ページができています。ただし、製品がAmazon倉庫に入荷されてからの発売となりますので、若干発売時期がずれ込む可能性があります。
定価2,980円ですが、発売記念ということで期間限定で「980円」です。ちなみにUSB Type-Cではなく、通常のmicroUSB 2.0ポート用に使用できる従来機HWMT1も現在980円で販売中です。
安いですよね…。「充電ハブ」ということに過度の期待はしないほうがいい(ほとんど充電できないとか、全く充電できないタブレットもあります)と思いますが、普通の「タブレットで使えるハブ」と考えても安いですし、実用性の高いユーティリティソフトまでついてくる、というのは破格のお値段としか言いようがありません。小型タブレットを使っている人は「HWMT1(microUSB用、フルサイズUSB用アダプター付き)」あるいはこの「HWMT1C」のいずれかを持っておいても損はない、というか、980円なんでとりあえず買うレベルだと思います。
関連リンク
USB2.0 Type-C 4ポートハブ HWMT1C【窓タブ支援ソフト付き】:電机本舗 製品ページ
USB2.0 Type-C 4ポートハブ HWMT1C【窓タブ支援ソフト付き】
HWMT1C(USB Type-C用):Amazon
HWMT1(microUSB用):Amazon
コメント
USB Type-Cのハブを持っていなかったので、
ファーウェイMateBook用に、と思い購入しました。
純正のMateDockがあるのですが、多機能ゆえにかさばるので
このコンパクトさが嬉しいです。
じんさん、こんにちは、コメントありがとうございます。MateBookとは羨ましいです。しかし、こういう安価で小型のものが使えるのはありがたいですよね!
いつも拝見しています。此の「Aukey CB-C26」特集にも期待しています?
こんにちは、コメントありがとうございます。一応レビューできるように頼んでみます。