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FLEXISPOT デスクバイク V9の実機レビュー - フィットネスバイクにデスクが付いた!運動不足解消に、気分転換に!リビングルームの人気者


こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回は「大物」の実機レビューです。大物というのは「サイズが」という意味です。過去に何度か電動・手動昇降デスク(スタンディングデスク)の実機レビューをさせていただいたFLEXISPOTの「デスクバイク V9」という製品を試用させていただきました。

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この製品、バリバリの新製品ということでもなく、ウインタブでも2017年に紹介記事(当時は製品名が異なっていました)を掲載しているのですが、今回レビューの機会をいただけた理由は、メーカー側で「在宅ワーク好適品」と位置付けているから、だと思います。

なお、レビュー機はFLEXISPOTにご提供いただきました。この場にて御礼申し上げます。ありがとうございました。

1.レビュー前夜

私は以前からデスクバイク V9のことが気になっていました。また、ここ数カ月は外出の機会が減り、自宅で過ごすことが多くなりましたので、自分でも運動不足である、という自覚がありました。そのため、実機レビューのご案内を頂いた際にはとてもうれしく、喜び勇んで家族にもそれを伝えました。

「大きくて邪魔。どこに置くの?」
「どうせ三日坊主で、あとはホコリをかぶることになるんでしょ」
「私には関係ない。使うことはない(娘たち)」

こんな感じで、家族からの前評判は芳しくないというか、むしろ冷淡でした。まあね「エクササイズマシンが自宅でホコリをかぶっている」という人はウインタブ読者の中にも少なくないでしょうし、私も「三日坊主で終わらない!」と力強く宣言することなどできませんでした。

ともあれ、とてもいい機会なので頑張ってレビューしよう!とは思いました。

2.筐体

FLEXISPOT デスクバイク V9
外箱です。佐川急便の配送の方に「重いですよ。気をつけて!」などと言われましたが、実際、リビングルームまで運ぶ気がしないくらいの重さでした。メーカーの公称値では完成品の重量は34.5 kgと開示されていて、外箱や保護材も含めた重さは40 kg弱くらいだと思います。

サイズも巨大です。比較のために手持ちのモバイルノート、ASUS ZenBook 14を置いてみましたが、なんならこのまま仕事ができるんじゃないか、というくらいにテーブルとしても優秀な感じ。

FLEXISPOT デスクバイク V9
今回、家族に作業を手伝ってもらったのは一瞬だけです。外箱から中身を出す際に、発泡スチロールの保護材を粉砕しないように、下の子に外箱を押さえてもらった、というだけですね。

中身を出してみると、「単に折りたたんでいるだけ」に思われました。

FLEXISPOT デスクバイク V9
これが同梱物です。本体(画像左側)は脚の部分が折りたたみ式になっていますが、それを展開しています。右上がテーブル(デスク)の天板、あとは取り扱い説明書とカップホルダーのカバー(後述します)、六角レンチ、ネジが「1本だけ」でした。

FLEXISPOTの昇降デスク(スタンディングデスク)のレビューの際は、組立作業がそれなりに大変(難しくはないが、少し時間がかかる)だったのですが、デスクバイク V9は組み立て作業がほとんどありません。

FLEXISPOT デスクバイク V9
これだけw 本体にデスク天板を取り付ける際に、一本だけ付属していたネジを六角レンチで締めるだけですね。これで完成です。ウインタブのライターは日曜大工とかスマホの保護フィルム貼りとかの作業を苦にしない人ばかりなんですけど、私はズボラなので、組み立ての手間がかからないことは非常にうれしかったです。

次に各部を見ていきます。

FLEXISPOT デスクバイク V9
この製品の基本部分(シャーシーというべきか)は金属製です。脚ももちろん金属製。タイヤがついているので室内の移動は苦になりません。ただし、タイヤにはストッパーがなく、動きは「渋い」です。製品特性上、あんまり軽やかにタイヤが動いてしまうと危険、ということだと思います。乱暴に動かすと床にキズがつきそうに思われたので、移動する際はゆっくり動かさなくてはなりません。

FLEXISPOT デスクバイク V9
背面にはこのように警告メッセージがありました。「脚の部分に乗るな」「本体によじ登るな」ということが書かれています。この製品は座面が結構高く、身長の低いうちの下の子だと、確かによじ登るような動きになりかねないですね。

FLEXISPOT デスクバイク V9
サドル部分です。自転車のサドルよりもサイズは大きく、特に幅が広くなっています。クッションは固すぎず柔らかすぎず、座り心地が良く、後述しますがこの製品が家族から大人気になった要因の一つと言えます。

FLEXISPOT デスクバイク V9
サドル部分は高さ調整が可能です。これは当然と言える機能で、身長や足の長さに応じて調整できないと意味がありませんよね?レバーで簡単に高さ調整ができます。


ペダルです。ペダルはやや突起が大きく、使い始めのうちは靴下だとちょっと引っかかりを感じましたが、慣れれば特に気になりません。自転車と同じように踏み込みことができ、動作音は「ほぼ無音」です。動作音がしない、というのもデスクバイクをリビンクルームに設置する際には重要なポイントです。

なお、この画像のペダル以外の部分は樹脂製です。「カバー」というべきでしょうかね。質感は悪くありません。

FLEXISPOT デスクバイク V9
フレームのサドルとデスク天板の間の部分です。ここに「操作系」があります。画像の一番上にはカップホルダーのくぼみがあり、ここに単三電池2本(付属しません)をセットします。その下に液晶のインジケーターがあり、「タイマー」「速度計」「距離計」「消費カロリー計」「オドメーター」「回転計」を表示できるようになっていて、表示項目はインジケーター下の黒いボタンで切り替えます。このボタンを長押しするとオドメーター以外の数値がリセットされます。

私は基本的に「距離計」を見ていて、「今日は10キロ走ろう」などと考えながら使っています。

その下のダイヤルは「負荷調整用」です。数値が大きいほどペダルは重くなります。私は「4」にして使っていますが、「8」は「使う気にならないくらい重い」と感じるので、ほとんどの人はご自分にあった負荷に設定できると思います。

FLEXISPOT デスクバイク V9
同梱物のところでご説明した「カップホルダーのカバー」を取り付けたところです。このカバーはラバー製で、本当にカップを置くと安定しそうですが、なにしろ「デスクバイク」なので、カップ類は素直にデスクに置けばいいだけなんですよね…。

FLEXISPOT デスクバイク V9 天板
天板です。角が丸い台形、という感じの形状ですね。

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FLEXISPOT デスクバイク V9 天板
天板の下部(手前側)のグレーになっている部分は「パームレスト」です。かなり硬いウレタン製ですが、体重をかけても潰れたりせず、その意味では適度なクッション性があるとも言えます。PCを使う際にも本を読む際にも意外なくらい快適です。

FLEXISPOT デスクバイク V9 天板
14インチモバイルノートのZenBook 14を置いてみました。モバイルノートはもちろん、15.6インチノートでも問題なく置けますし、上下左右に余地ができますので、狭苦しさも感じません。マウス操作もできます。

ただし、大型のマウスパッドをお使いの場合、マウスパッドも置くことはできますが、PCを端に寄せなくてはなりません。作業をする場合、PCは中央に置きたいので、マウスパッドはごく小さなものを使うべきでしょう。

FLEXISPOT デスクバイク V9
天板の裏側にはレバーが2つ。左側のレバーは天板を前後にスライドさせるためのもので、右側のレバーは天板を上下させるためのものです。

FLEXISPOT デスクバイク V9
画像左側が「天板を最もサドルよりに、天板を最低の高さに、サドルを最低の高さに」した状態、右側が「天板を最もサドルから遠く、天板を最高の高さに、サドルを最高の高さに」した状態です。実際には使う人の身長や、作業内容によって左の画像と右の画像の範囲内で調整することになります。

メーカーによれば「耐荷重130kg、推奨身長:150-190cm」となっていて、私の家族の最低身長は150cm、最高身長が173cmなのですが、全員無理なくポジションを取れました(最低身長の人間が最も使用頻度が高いですw)。

FLEXISPOT デスクバイク V9
モデルのビジュアルが悪く、申し訳ありません。画像左がデスクバイクに乗ってPC作業をしているところ、画像右が本を読んでいるところです。左の画像を見ていただければ多少わかっていただけるかと思いますが、デスクバイクでPC作業をしていると、背筋が伸びます。これ、結構重要なポイントなんですよね(後述します)。

FLEXISPOT デスクバイク V9 サイズ

クリックで拡大します

順序が前後しましたが、これがサイズ表です。重量は34.5 kg。

3.使用感

デスクバイク V9を使い始めて1週間が過ぎました。V9はリビングルームに置いています。で、当初の予想に反して家族に「大人気」なんですよ、これが!ちょっとした調べ物をする、読書をする、15分くらい漕いでみる、そんな感じで家族全員がとっかえひっかえ使っている、という感じです。

動作音が極小、リビングに置ける。とにかく気楽

デスクバイクV9はほとんど動作音が発生しません。ベルトの擦れる音とか、モーター音とか、そういう音がでないので、リビングルームで家族がテレビを観ていたりスマホの動画を観ていたりしても、まったく邪魔者扱いされません。もっとも長時間ペダルを漕いでいて、うめき声が上がってしまうようなケースは別ですけど。

なので、家族と一緒にテレビを観ながらエクササイズができてしまいます。エクササイズにありがちな「ストイックで孤独」な環境になりにくいですし、リビングルームにあるので「ちょっとだけ漕ぐ」ということも気軽にできます。三日坊主になりにくい理由の一つだと思います。

また、V9は「デスクバイク」であって、トレーニングジムの「フィットネスバイク」と同じではありません。つまり「デスクとしても使える」わけです。この点も重要で、「V9に乗っているからといって、必ずペダルを漕ぐ必要はない」んですよ!単にPCで作業したり、本を読んだりするだけでよく、気が向いたら5分でも15分でもペダルを漕いだらいいんです。エクササイズが主目的ではない、と割り切ってしまえば、とても気楽です。

姿勢が良くなる

いくら気楽に使えると言っても、「普通にテーブルとかデスクで仕事をするほうがいいじゃん!」と思いますよね?その考えは正しいです。正しいですが、デスクバイクV9はキャスターがついていて、リビングルーム内を自由に移動できてしまいますので、テレビを観ながらとか、家族のいるソファー付近とかで使うことが可能です。

それと、筐体説明のところでも少し触れましたが、V9で作業をしていると、背筋が伸びます。もちろん背中を丸めた姿勢も取れますが、V9の上では背筋が伸びた状態のほうが楽です。背中を丸めた状態よりも背筋が伸びた状態のほうが集中力も仕事に対するモチベーションも高まりますよね?(反論のある人もいるかも知れませんが、少なくとも私はそうです)

また、製品特性上、V9に乗っているときは、自分の身長よりも目線が高くなります。つまり、目(というか頭)の位置が起立しているときよりも高くなる、ということです。うちの家族は低身長な人間が多く、目線が上がるのがうれしいみたいなんですよね。なので、この点をメリットと言えるかどうかは「人による」と思います。

2時間くらい座りっぱなしでも平気

うちの下の子は大学生で、毎日リモート授業を受けています。彼女いわく「1コマ(2時間)ならV9で大丈夫。授業が手持ち無沙汰だったり、授業に疲れてきたらペダルを漕ぐようにしている」とのこと。V9のサドルは普通の自転車よりもサイズが大きく、クッションがしっかりしているので、割と長時間座りっぱなしでも大丈夫です。で、気が向いたときにペダルを漕ぐ、と。

とりあえず毎日10キロ

上のほうでご説明したとおり、デスクバイク V9には液晶のインジケーターがついています。ただし、メモリー機能はないので、例えば私が3キロ漕ぎ、その後下の子がリモート授業で2時間ほど使い、彼女が時おり漕いでしまうと、「あれ?さっき何キロ漕いだっけ?」となってしまいます。なので、自分の漕いだキロ数を覚えておく必要がありますが、そんなに大変でもないので、実用上は特に困りません。

私の場合、極端な運動不足に陥っているので、当面は「一日に数回、トータルで10キロ漕ぐ」のを目標にしています。そして、これは非常に低いハードルといえ、余裕でクリアできています。

それっぽっち漕いでもあまり意味がないのでは?とも思いますが、徐々にキロ数を伸ばしていけばいいと思いますし、筋力をつけるのを目的にしているわけでもありませんし、あまりストイックに目標設定してしまうと高確率で三日坊主になりそうなので、気軽な目標でスタートしています。

…少なくとも「精神的な免罪符」にはなっていると思います。

4.まとめ

FLEXISPOT デスクバイク V9はFLEXISPOTの直販サイト及びAmazonで販売中で、価格は税込み43,600円です。12月20日現在、Amazonの製品ページに5,000円OFFのクーポンがありましたので、実質38,600円で購入が可能です。

レビュー前の評判ははっきり言って芳しいものではありませんでしたが、現時点ですっかり家族の人気者になっています。

・リビングに置け、疎外感なくエクササイズができる
・気分転換用のデスクとしても有能
・エクササイズ専用機ではないので、気が向いたときだけ漕げばいい

主にこのようなメリットがあります。私は実機到着後毎日(断続的にですが)10キロを漕ぐようにしています。健康面でどのくらいの効果があるかわかりませんが、運動不足を痛感している身としては、とてもいい気分転換になり、かつ精神面での免罪符にもなっています。

残念ながらコロナウイルスはまたまた勢いを増していて、引き続き自宅で過ごす時間が長くなりそうです。運動不足に、気分転換に、家族揃って愛用できるデスクバイク V9はおすすめですね。

5.関連リンク

デスクバイク V9:FLEXISPOT公式サイト
FlexiSpot V9 フィットネスバイク スタンディングデスク 無段階調整:Amazon

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