
エレコムがトラックボール「bitra (ビトラ)」を発表しました。この製品は2019年に発売され、現在は販売終了となった従来モデルをリニューアルしたもので「エレコム史上、最もコンパクトなトラックボールマウス」と謳われる、非常にコンパクトな製品です。
bitraには親指操作タイプ (親指でボールを操作するタイプ、以下親指タイプ)と人差し指操作タイプ (人差し指でボールを操作するタイプ、以下人差し指タイプ)があります。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 接続方式 | USB無線 (USB Type-A) / Bluetooth ※USBレシーバー本体収納可 |
| 対応OS | USB/Bluetooth:Windows、macOS、ChromeOS Bluetoothのみ:Android OS、iOS、iPadOS |
| 接続先切り替え機能 | 対応 (USB無線:1台、Bluetooth:1台) |
| センサー分解能 | 750DPI |
| ボタン数 | 5個 (ホイールボタン含む) |
| ホイール数 | 1個 |
| ボール径 | 親指タイプ:直径約25 mm 人差し指タイプ:直径約34mm |
| 支持球種類 | 人工ルビー |
| 電源 | 単四乾電池1本 ※アルカリ乾電池で最長約5カ月 |
| サイズ | 親指タイプ:74×90×41mm 人差し指タイプ:62×94×40mm 収納ポーチ:95×125×55mm |
| 重量 | 親指タイプ:77g(ポーチ・レシーバー込み174g) 人差し指タイプ:83g(ポーチ・レシーバー込み191g) |
スペック表です。親指タイプと人差し指タイプの仕様はほぼ共通で、外観とサイズが異なります。接続はUSB無線 (2.4GHz)とBluetoothに対応し、USB Type-Aレシーバーも付属、レシーバーは本体に収納できます。

親指タイプは筐体色はブラック (型番はM-MT1MRSBK)とホワイト(型番はM-MT1MRSWH)の2色展開です。このタイプはボタン配置が一般的なマウスに似ており、初めてトラックボールを使う人にも「いくぶん」馴染みやすいと思います。

ボタン配置です。親指部分にボールがありますが、左右ボタンやホイールについては普通のマウスっぽい配置になっています。また、ボタンは静音タイプです。

操作イメージはこんな感じ。マウスは「本体を動かして使うもの」、トラックボールは「本体を動かさずに使うもの」なので、一般的にはトラックボールはサイズが大きく、安定感のあるデザインだったりするのですが、bitraは普通のマウスと比較しても決して大きくはありません。
親指タイプは「エルゴノミクス形状」になっており、使用時に適度な角度がつくデザインになっています(上の画像左側)。

人差し指タイプも筐体色はブラック (型番はM-MT2MRSBK)とホワイト(型番はM-MT2MRSWH)の2色展開です。このタイプは一般的なマウスとはかなりレイアウトが異なります。なお、この製品もボタンは静音タイプです。

ボタン配置です。人差し指タイプは人差し指でボールを操作するので、左クリックボタンとホイールが親指部分にあります。人差し指タイプのトラックボールも各社から発売・販売されていて、愛用者の人も多いですが、私としては「このレイアウトは無理」ですね…。

操作イメージはこんな感じ。なお、ボールは人差し指タイプのほうが大きいです。

親指タイプ、人差し指タイプのいずれにも衝撃吸収素材を使用した専用収納ポーチが付属します。
エレコム bitraは11月下旬の発売予定で、通常価格は12,980円です。なお、11月18日 (火)23:59までの期間限定で、エレコムダイレクトショップにて予約販売され、数量限定で9,980円で購入 (予約購入)できます(製品ページにクーポンコードがあります)。
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