こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。米国はテキサスのPCアクセサリーメーカー「EC Technology」より、Bluetooth 折りたたみキーボードを提供していただきました。私に限らずWindowsタブレットユーザーは外付けキーボードに関心があると思うので、メーカーさんからいただいた貴重な機会でもありますし、しっかりレビューしていきます。なお、あらかじめお断りしておきますが、この製品、「技適マーク」が見当たりませんでしたので、購入をされる場合はご注意ください(行きがかり上、さらっと書くしかないっす…)。
EC Technology Bluetooth3.0 折りたたみ式ワイヤレスキーボード:Amazonにて3,999円
1.スペック
対応OS: Windows、Android、iOS
素材: ABS樹脂キーボード+アルミニウム外板
通信距離: 10 m
最大スタンバイ時間: 218日
バッテリー容量: 800mAh
最大稼働時間: 5時間
バッテリー寿命: 3年
サイズ:
(折りたたみ時)146.2 × 92.6 × 16.9 mm
(展開時)251.7 × 89.6 × 6.6 mm
重量: 185g
ということで、なかなかの小型軽量製品です。サイズ感としては恐らく文句のない水準だと思います。キーボードを展開すれば自動的に電源オン、折りたためば自動的に電源オフになるので電源ボタンもありません。また充電はキーボード側にmicroUSBポートがあり、製品付属のケーブルを使ってPCのUSBポートに接続することによって行います。そのため、使っている最中に充電が切れても、PCと接続することによって給電しながら使い続けることができます。
2.筺体
この画像はキーボードを折りたたんだところです。この面が上になり、真ん中のところから観音開きでキーボードを展開します。長辺は5インチのスマホ(MADOSMAとか)と同じくらい、短辺はスマホよりも大きいです。大型のスマホを肥満体にした感じですかね。
こちらが背面になります。EC Technologyのロゴが入っていますね。筐体外版はアルミ合金製で質感はいいと思います。
側面はこんな感じ。「尖っている」ということはないですが、突起というか凹凸がやや多めなので、タブレットのディスプレイ面と重ねて持ち歩く気にはなりません。素材がアルミっていうのもありますしね。専用のケースも別売りで用意されてますし、100円ショップの小型ケースでもいいので、何らかの用意が必要かな、と思います。
キーボードはこのように展開します。「カパッ」と開く感じです。特に大きな力が必要とか、コツが要るとかはありません。ヒンジが素晴らしい、ということです。
これが完全にキーボードを展開したところです。サイズは小さいです(8インチタブレットよりは長く、10インチタブレットよりは短い)が、個々のキーは十分に大きく、キーピッチは1.8 cm(手計測なので違っていたらごめんなさい)と許せるレベルですし、キーストロークもノートPCと遜色ありません。ただし、英語配列です。この件については後述します。
ストッパーはついていませんが、ヒンジがしっかりしているので一度展開したら安定します。上の画像のように手で持ち上げたくらいなら曲がったりしません。
筺体については非常によくできているといいますか、大きな欠点はなく、十分に満足できる品質であると思います。
3.打鍵感など
先日の「ワンコイン(税抜き500円)でタブレット用品を買い揃えてみた」で購入したタブレットスタンドを使ってThinkPad 8と撮影してみました。なかなかいい感じじゃないですか?
Googleで検索すればこのキーボードについて、いくつかレビュー記事を見ることができます。それらのレビューの中にはこのキーボードは「メンブレン方式」だと書かれているのですが、打鍵してみた感じだと「ほんとに?」というのが正直な感想です。全然グニャグニャしてないし、すごく気持ちいいんですよ!acer Aspire Switch 10よりも気持ちいです。なので、ウインタブでは何方式かということにはこだわらず、「非常に気持ちよく打鍵できるよ」とだけ言っておきます。
上の画像は女性の手で入力している様子です。そんなに窮屈そうに見えないでしょ?小ぶりではありますが、すぐ慣れるレベルです。ちなみに10インチ2 in 1のキーボードと比較しても大きさに差はありません。
にも関わらず、微妙に打ちにくさを感じます。「英語配列」だから。読者の方の多くは和文入力の際、ローマ字入力をしていると思いますが、普通にひらがな、カタカナ、漢字を織りまぜて入力する分には特に問題はありません。しかし、「@」とか「:」とかの記号を入力する場合、日本語IMEだとキーに印字されているものと実際に入力されるものが異なる場合も多く、最初のうちかなり戸惑います。ちなみに私は最後まで「:」の位置がわからず、「コロン」とかな入力して変換してました。慣れればいい、とは言えますが、復数のキーボードを持っていて、ひとつだけ英語配列を使うという場合はなかなか頭の切り替えが難しいんじゃないかな、と思いました。
Bluetoothのペアリングについては説明を省略します。通常のBluetoothデバイスのペアリングと全く変わりませんから。あと、私の使用環境ではチャタリングなどの不具合も発生しませんでした。
結論として、このキーボードは実売価格を考慮すれば明らかにお買い得と言ってよい品質です。ですが、キー配列については人を選ぶというか、誰でもストレスなく使えるというものではありません。このキーボードを「タブレットやスマホではこれだけを使う」くらいの覚悟をして使い込む必要があると思います。配列の問題をクリアできればこんなに素晴らしい製品がこんなに安く(Amazonで3,999円)買える、というのは驚異的ですらあります。
4.関連リンク
EC Technology Best Ultra-slim Mini Wireless Foldable Bluetooth Keyboard:EC Technology公式サイト(英語)
EC Technology Bluetooth3.0 折りたたみ式ワイヤレスキーボード:Amazon