こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はモバイルバッテリーの実機レビューとなります。dodocoolの超薄型タイプで、必要十分な容量と高い携帯性を備えた製品です。モバイルバッテリーって、最近だと10,000mAhを越える大容量のものや、カードサイズの超小型タイプのものがありますが、この製品は特に尖った特性はなく、割と普通のスペックです。しかし、あなどれない魅力もありますね。
1.製品概要
バッテリー容量: 3.7V / 5,000 mAh(18.5 Whr)
入力: 5V=2A
出力1: 5V=1A
出力2: 5V=1A
サイズ: 133 × 71 × 8 mm / 122 g
※サイズはウインタブ実寸値です
この製品の容量は5,000mAhで、特に大きくもなく、小さくもない、というレベルです。サイズは薄型で、スマホみたいな感じに見えます。また、出力が2系統ありますが、簡単に言うと給電用のUSBポートが2つあり、2台のデバイスを同時に充電することができます。
2.筺体
同梱物です。バッテリー本体のほか、給電用のUSB(オス)- microUSB(オス)の、ちょっと特殊な形状のケーブル、USB(オス)- microUSB(オス)の普通のケーブル、そして日本語の記載もある取扱説明書がついています。
実は給電用のケーブルは2本ついていまして、1本は本体の側面に収納できるようになっています。上に書いたとおり、1本はUSBとmicroUSB、もう1本はUSBとライトニング(iOS製品用)です。後述しますが、この製品は2台同時に充電できるので、そのニーズがあるのならケーブルも2本必要ですが、そうでなければ充電用のケーブルを本体側面にセットした状態で持ち歩くだけなので、コードがじゃまになることはありません。これ、意外に便利だと思いますよ。
また、筐体色は試用機の「ブラック」のほか、「ホワイト」もあります。ブラックの方は「ピアノブラック」とでもいいましょうか、光沢があり、かつ高級感も感じられる、いい仕上げになっていました。素材はプラスティックだと思います。
表面にある「dodocool」のロゴを手がかりにすると、「底面」になります。この面には給電用のフルサイズUSBポートと、バッテリー本体を充電するためのmicroUSBポートがついています。
右側面です。USBケーブルがセットされているのがわかると思います。この状態だとケーブルが本体からはみ出すことはなく、ピッタリと収納されています。また、収納部にはUSBポートがついており、この状態ですでに本体とケーブルが接続されています。
左側面には「一応」電源ボタンがついていますが、この製品はデバイスと接続しない状態が30秒以上になると自動的に電源OFFになり、デバイスを接続すると自動的に電源ONになるため、実際にこのボタンを使うのは「バッテリー残量チェック」のときくらいです。
手持ちの5インチWindowsスマホ「MADOSMA」と並べてみました。横幅はほぼ同じくらいで、長さはMADOSMAのほうがやや長いです。また、この画像でバッテリーの左下に青いLEDインジケーターが点灯していますが、これはバッテリー残量を表示しています。
LEDが4つ点灯:残量75%以上
LEDが3つ点灯:残量50-75%
LEDが2つ点灯:残量25-50%
LEDが1つ点灯:残量25%以下
LEDが1つのみ点滅:残量5%以下
ということになっているのですが、個人的にはこの程度のレベル感で残量を把握できれば十分かな、と思います。
話をMADOSMAとのサイズ比較に戻します。横から見るとこんな感じで、この製品が薄く、小型であることがよくわかります。上に書いたようにケーブルを本体に収納できるので、小型のスマホをもう1台持つだけ、という感じになりますね。
この画像は私の試用風景ではなく、メーカーのものですが、このように2台のスマホを同時に充電することが可能です。ただし、5,000mAhだと、2台のスマホを満充電までにすることは難しいだろうと思います。でも実用上問題のないレベルまで回復させるのは十分可能ですね。
3.使用感
この製品はQC(クイックチャージ)機能はなく、充電速度は特段速い方ではありません。普通のモバイルバッテリーと思ってください。なので、一刻も早く充電を、というニーズのある人には向かないかもしれません。しかし、薄型で軽量の筺体が魅力的なのはもちろん、ケーブルを収納できるデザインなのは実用上非常にありがたいと感じます。
モバイルバッテリーに期待するものは人それぞれだと思います。ポケモンGO(相変わらず私は全然やってません)に熱中する人は充電しながら遊んでるんでしょうし、私などはスマホやタブレットのバッテリーが減り始めたら、移動中などにこまめにモバイルバッテリーを接続するようにしています。つまり、あんまり激しく、かつ迅速に充電できる機能というのは特に必要なくて、軽くて簡単にデバイスに接続できるような製品の方を歓迎します。
その意味ではこの製品は私のような人間には向いているかな、と思いました。「dodocool 極薄 5,000mAh モバイルバッテリー」Amazonで販売中で、価格は試用した5,000mAhのものが税込み2,499円、2,500mAhのものが1,799円です。2,500mAhが悪いとは思いませんが、5,000mAhのほうが実用性が高いと思うので、個人的には5,000mAhのほうをおすすめします。
4.関連リンク
dodocool モバイルバッテリー:Amazon