こんにちは、出勤せざるを得ない業種で、都市部在住のため、一日中マスクしっぱなしのnatsukiです。いや、暑いって、ちょっと本気でなんか考えないと……。というわけで、気になりだしたのが、卓上サイズのカップクーラー。これがあれば、いつでもキンキンに冷えた水分を補給できるんじゃなかろうか。が、調べてみると、なかなかどうして、いろいろと悩ましい。そこで例によって、物欲に読者の皆さんを巻き込んでみようというわけです。
1.まだまだロマン枠のジャンル?
とりあえず、どういうものがあるのかAmazonでリサーチしてみます。すると、どうやら、このカップクーラーは、まだまだ未成熟なジャンルのようですね。そりゃそうか、ヒーターとは理屈で言っても複雑さのレベルが違いますから。ともかく、安くても3,000円台後半~5,000円台くらいからで、それなりのお値段がするにもかかわらず、レビューを見ると、多くの製品が酷評の嵐。なるほど、この値段でこのリスクなら、毎日自販機でペットボトルを買って夏を過ごしても、さほど出費は変わらんし、魔法瓶水筒や、もっとシンプルに断熱カップに冷水機の水を汲んでもいいし。コスパと信頼性を考えると、日常的に冷えた飲料を飲む目的でカップクーラーを使うというのは、あまり賢い選択とは言えなさそうです。
うんうん…………、こいつは、俄然興味がわいてきましたよ!!!(←もはや病気)
2.商品選びのポイント
いろいろ見ていて、商品を買うために、いくつか、注目すべきポイントが見えてきました。
「価格」:もちろん、これは最重要ですね。なにしろリスキーなので、あまり高いお金はかけたくありません。いやまあ、安くすればするほど、さらにリスキーになるってのもそりゃそうなんですが。ところで、Amazonでも、このジャンルはほぼマーケットプレイスで、比較的安価なのは、中国から送ってくるために時間がかかるものも多いです。どうせリスキーで時間もかかるなら、より安くAliexpressを使いたくなってきます。
「電源と出力」:電源が、USBのものと、コンセントからのものがあります。当然、USBのものは出力が弱く、劇的な効果は期待しにくいでしょう。でも、出力が弱い分、次の静音性は期待できるかもしれません。あと、車のソケットからの給電タイプもありますが、今回はそれはパス。Aliexpressで買う場合は、コンセント形状にも注意。
「静音性」:冷やすためには、相応の廃熱が必要なわけで、けっこうファンの音はするようです。ただ、具体的にどうなのかは、買ってみるまで分かりません。ここもリスキー。あんまりうるさいと、オフィスなどで使うのははばかられますからね。
「安定性」:ひっくり返しやすいかどうか。実用面では重要なポイントです。
「専用カップの有無」:専用カップが無い場合は、熱伝導率のよさそうな、サイズの合う金属カップを探さないといけないので、手間ですね。もちろん、専用カップがあるものは、熱伝導性については考えなくていいでしょう。安定性も、もちろん専用カップの方が高いと思われます。
「専有面積」:あんまり広い面積を占拠するのは困ります。
とりあえず、こんなところでしょうか。カップのサイズ(専用のものが無い場合はプレートサイズからの推定)は、どれもさほど代わりは無いようです。
3.商品比較
それでは、以上のポイントを見つつ、AmazonやAliexpressに出品されているものを検討してみます。縛りとして、「Aliexpressなら3,000円以内で手に入る」ものとします。それ以上に行くと、種類が増えすぎてしまうので。もちろん、条件内を全て網羅してているわけでもなく、目に付いたものです。いずれの販路でも、同等品が複数の出品者によって出品されているので、以下、便宜的に「タイプ1」「タイプ2」……と呼んでおきます。また、リンクは一例です。特に、Aliexpressは膨大な同等品の出品者がいますので、出品者の信用度は、各自でお量りください。
タイプ1
Amazonで2,000円台、Aliexpressなら出品者によっては2,000円を切る、このジャンル最安値のタイプです。ご覧の通り、デザイン性のかけらもありません。
電源は、USBの5V。従って、出力は期待できませんが、切り替えでヒーターにもなります。静音性は、どうだろう?出力が低いならそれに合わせて静かだといいんですが。安定性は、ありませんね。専用カップもありません。専有面積は、長辺14cm、短辺9cm。
MercuryGo USB コースター 保温 USB保冷:Amazon
デュアル使用 usb クーラーカップコーヒー茶飲料缶:Aliexpress
タイプ2
円盤タイプです。Aliexpressなら、出品者によっては2,000円を切りますが、USB給電とコンセント給電の両方に対応し、ヒーターとの切り替えも可能です。専用カップはありません。本体の安定性は高いですが、カップは置くだけ。難点は、専有面積が15cmm四方と、やや大きめなところ。
コーヒーマグヒーター、2 in 1 USBカップヒーター/クーラープレート:Amazon
TOPINCN 2 で 1 USB カップヒータークーラープレート:Aliexpress
タイプ3
350ml缶専用タイプ。USB給電です。Aliexpressで、2,000円台。冷却専用。缶のサイズのわずかな違いで、はまらなかったり、スキマが空いてうまく冷えなかったりしそうなのがちょっと不安です。
デスクトップミニ usb 冷蔵庫:Aliexpress
タイプ4
これは、全体的にオーソドックスなタイプですね。Aliexpressで2,000円台から。冷却専用です。給電はコンセントから。専用カップなので熱伝導効率もよさそう。このタイプの専用カップにはめずらしく取っ手が付いているのは、嬉しい部分。もっとも、安定性はあまりよさそうではありません。正確なサイズが分からないのだけど、専有面積はだいだい11cm四方くらい?
HANSHUMY ドリンクホルダー 2℃~16℃ 保冷:Amazon
クイック冷却カップ:Aliexpress
クイック冷却カップ:Aliexpress
タイプ5
こちらは、かなり安定性の高そうなタイプ。Aliexpressで2,000円台後半で、冷却専用。給電はコンセント。専用カップで、カップ受けがかなり深いのは、安定性の面で安心感がありますね。専有面積も10cm四方と優秀。うーん、本命かなぁ?
TSdrena 氷不要 薄まらない ドリンククーラー:Amazon
瞬間冷却カップ、ポータブル電気クーラースマートデバイス:Aliexpress
タイプ6
これも、魅力的。デザインがまとまっていて美しいですね。Aliexpressで2,000円台後半であるのですが、アダプターなどの情報が曖昧なのが、不安。Amazonにもあります。冷却専用で、コンセント給電。専用カップ付きで、受け皿はタイプ5よりは浅いものの、安定性は高そう。専有面積は12.4cm四方。
CupCooler(WHITE) コンパクトな卓上ドリンク缶クーラー:Amazon
ミニカップ電気夏ドリンククーラー:Aliexpress
タイプ7
これは、私が探した限りでは、Amazonにはありませんでした。Aliexpressで2,000円台後半。コンセント給電で、冷やすだけでなく、暖めることも可能です。専用カップ付き。安定性はタイプ5やタイプ6よりはやや落ちそうです。専有面積は不明ですが、そんなに大きくはならないでしょう。ヒーターにもなるところが優位点ですね。
電気クーラー加熱冷蔵庫:Aliexpress
4.まとめ
今回も、例によって脱線記事をお送りしました。安定したジャンルなら、記事にするまでもないかもしれませんが、どうも、まだまだ信頼性の低いジャンルのようで、それならむしろ、こういうのが好物な同志もいるんじゃなかろうかと思って書いてしまいました。Aliexpressで買っても、今なら、8月には間に合う可能性が高いでしょう。はじめに書いたように、コスパの面では、どうにもあんまりよろしくないのですが、そこはロマンと割り切って、いかがでしょうか? ちなみに、私は「タイプ5」を購入してしまいました。