
DOOGEEのタブレット「A9」にセットモデルが追加されました。スペック的には「ボトムレンジのエントリーモデル」という感じではありますが、Bluetoothキーボードやマウス、保護カバー、ガラスフィルムが付属し、価格も非常に安く、12,949円で購入できます (2月16日まで)。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Android 16 |
| SoC | UNISOC T310 |
| RAM | 3GB(拡張機能により最大12GB) |
| ストレージ | 64GB |
| ディスプレイ | 10.1インチ(1,280 × 800) |
| LTEバンド | — |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0 |
| ポート類 | USB Type-C、microSDカードリーダー オーディオジャック |
| カメラ | 前面:5MP/背面:8MP |
| バッテリー | 6,580 mAh |
| サイズ | 24.3✕16.1✕0.97 cm |
| 重量 | 512 g |
2. OS/SoC/RAM/ストレージ
OSはAndroid 16と新しく、SoCはUNISOC T310です。Antutu Ver.10のスコアは約16万点なので、中国タブレットのエントリーモデルでよく見かけるUNISOC T606 (スコア約25万点)よりもさらに性能は低めです。動画視聴やWeb閲覧などには使えると思いますが、普段使いでも少し挙動がもたつく場面があるかもしれません。
RAMは3GBで拡張機能により最大12GBとして使え、ストレージは64GBと「ミニマム」です。microSDカードによるストレージ拡張に対応していますが、たくさんアプリをインストールして使うのには向きません。
3. ディスプレイ

ディスプレイは10.1インチで解像度は1,280✕800と低めです。エントリーモデルなので解像度が低めなのは仕方ないとして、Widevineのレベルが不明です。というか、中国メーカー製品の場合、メーカーが何も説明していないのであればL3なのだろうと思います。一応Amazonの製品ページで「Amazon Prime Video、Disney+など主要ストリーミングサービスの高画質再生にも対応」と書かれていますが、これだけで「L1である」と判断するのは危険でしょうね。とはいえ、YouTubeであればWidevineのレベルに関係なくHD画質視聴は可能です。
4. カメラ/バッテリー/筐体

カメラは前面5MP、背面8MPと低画素数です。前面カメラではWebミーティング、背面カメラではドキュメントの撮影、あるいはメモ代わりの写真撮影、という程度なら問題ないと思いますが、大事な写真撮影には使えないと思います。

バッテリーは6,580 mAhで、10Wで充電できます。この画像では「急速充電」と書かれていますが、現状「せめて18W」でないと急速充電とは言えないですよね?

筐体素材は不明ですが、おそらく背面は樹脂製なのではないかと思います。筐体色はこちらの3色から選べます。
5. 付属品

セットモデルでは「ペン、保護フィルム、マウス、キーボード、保護カバー」が付属します。また、Office互換アプリのWPS Officeもプリインストールされていますので、キーボートとマウスを接続し、文書作成や表計算、ちょっと長めのメール作成なども可能です。あくまで私の経験上の感想ですが、これら事務系の軽作業であればSoC性能が低くても割と快適に使えます。
6. 価格など
DOOGEE A9 セットモデルは2月8日現在Amazonでセール中で、価格は12,949円です。単品販売もされており、こちらは10,949円です。
先日「冬のソロキャンプで低価格なタブレットを使ってみた」という記事を書きましたが、この記事での用途に関してA9なら
・カーナビとして使う:Amazonの製品ページにGPSについての説明がなく、GPS非搭載である可能性が高いです。そのため、正確なナビゲーションには向きません。
・動画や写真を撮る:カメラ画素数が低いので画質には期待できません
・動画を視聴する:Netflixなどの動画サブスクではHD画質視聴ができない可能性が高いです(ウインタブ推定)
となりますので、使い勝手はよくないと思われます。一方、この記事では試せなかった「記事の公開やメールの返信など、ノートPCの代替として軽作業をこなす」ことに関してはキーボードも付属していますし、そこそこ使えたのではないか、と思います。
多くの人がキャンプ場でタブレットを使うとは思いませんが、この価格帯の製品は非常に購入しやすいかわりに、用途を絞り込まないとうまく使えないということになりかねませんね。
7. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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