「買い切り型クラウドストレージ」のpCloudが開催中の「お月見セール」が10月8日いっぱいで終了となります。この記事ではセール終了前のリマインドとして、改めてセール内容を簡単にまとめてみます。なお、前回の記事でもう少し詳しい説明をしていますので、こちらもあわせてご覧ください。
買い切り型クラウドストレージのpCloudがお月見セールを開催中!ゼロナレッジ暗号化サービス付きで最大70%OFF
pCloudは「サブスクリプション型(年払い・月払い)」ではなく、「買い切り型(一度の支払いのみ)」のクラウドストレージです。一度に支払う金額(いわば「購入価格」)はサブスクリプション型よりもかなり大きくなってしまいますが、長期的(ウインタブの試算では3年以上)に使用する場合はGoogle OneやDropboxよりも割安になります。
今回のセールでは、通常は別売りの暗号化サービス「Encryption」(単品価格:229ドル、セール価格150ドル)がセットになっており、価格は次の通りです。
- Premium 1TB + Encryption:199ドル(約30,447円)
- Premium Plus 2TB + Encryption:279ドル(約42,687円)
- Ultra 10TB + Encryption:799ドル(約122,247円)
※円建ての価格はウインタブが1ドル=153円で計算したものです
Encryptionは「ゼロナレッジ・プライバシー」を実現する追加サービスで、暗号化されたデータの中身を復号するのは「pCloudの中の人でも無理」です。このような設計は「ゼロナレッジ暗号化」「ゼロナレッジ方式」とも呼ばれ、セキュリティを重視する人には素晴らしい機能ですが、うっかりパスワードを忘れてしまうと「終わる」ことになりますのでご注意ください。
今回のセール価格は前回の七夕セールと同額(2TBと10TBの場合。1TBプランは七夕セールにはありませんでした)ですが、七夕セールではEncryptionが別売りでした。そのため今回は実質的に過去最安と思われます(ウインタブ調べ)。pCloudは同種のセールを年に数回開催していますが、買い切りだけに、契約するならセール時に!ということです。
私は実際に2TBの買い切りプランを契約しています。Webで情報収集すると「pCloudのデスクトップアプリの機能がわかりにくい」とか「データの同期、アップロード、ダウンロードの速度が遅い」といったネガティブな情報もありますが、個人的には特に不自由を感じていません。
pCloudにも無料プランがあります。容量は(各種の条件をクリアして)最大10GBと小さいですが、操作感や同期速度を試すには十分だと思います。いきなり数万円を支払うのが不安な人は、まずは無料プランで試してみて、サービス品質に問題がないと判断できれば次回のセールで契約するのが安心かと思います(今回のセール終了までには評価が間に合わないと思いますから)。
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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