Lenovo公式サイトのセール情報です。先週から引き続き「決断の夏!買い替えサマーセール」が開催されていて、期間限定特価・ポイント増倍・SSDの容量アップが割引といった特典が用意されています。…ウインタブでは毎週Lenovoのセール情報記事を掲載していますが、このセールはいつもに増して安い、と感じます。
今回はThinkPadシリーズから1機種を、IdeaPadシリーズから1機種をピックアップしてご紹介します。どちらも相当にお買い得ですよ!
1. ThinkPad X9 14/15 Gen 1 Aura Edition

ThinkPad X9 15 Aura Edition
セール価格:
X9 14:159,038円(税込)~
X9 15:168,278円(税込)~
※Copilot+ PC
※ポイント5倍
スペック例:X9 14:159,038円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU:Core Ultra 5 226V
RAM:16GB / SSD:256GB
ディスプレイ:14インチOLED(1920 x 1200)
サイズ:311.8×212.3×6.7 – 17.18mm / 1.21kg
注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをCore Ultra 5 228Vに:+15,686円
・SSDを512GBに:+10,230円
・ディスプレイを2.8K・タッチ対応に:+17,050円
※CPUを変更するとRAMも32GBになります
※159,038円のモデルはCPU/ディスプレイのカスタマイズができません
スペック例:X9 15:168,278円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU:Core Ultra 5 226V
RAM:16GB / SSD:512GB
ディスプレイ:15.3インチOLED(2880 x 1800)
サイズ:339.55×228.50×6.75 – 17.71mm / 1.4kg
注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをCore Ultra 5 228Vに:+15,686円
・SSDを256GBに:-10,230円
・ディスプレイをタッチ対応に:+6,820円
※CPUを変更するとRAMも32GBになります
※168,278円のモデルはCPU/ディスプレイのカスタマイズができません
X9シリーズは先週からわずかに価格が上がりました。しかし、「ポイント5倍」なので、実質的なお買い得感も上がっています(X9 14の159,038円モデルの場合、7,229 円相当のポイントがもらえます)。
搭載CPUはLunar Lake(Core Ultraシリーズ2)でCopilot+ PCに対応します(X9シリーズはCopilot+ PCです)。ウインタブ(ThinkPadファンです)ではX9 14を実機レビューし「賛否両論ある『ThinkPadらしくない筐体』はしっかりThinkPadと言える品質」と感じました。キーボード面の赤いデベソ(トラックポイント)はなくなりましたが、非常に気持ちよくタイピングできましたし、ディスプレイは全モデル有機EL、スピーカーの音質もすばらしく(感動的なレベル)、既存のThinkPadより優れていると感じられた部分もありました。
X9 14は軽量なモバイルノート、X9 15は「据え置きときどきモバイル」的なサイズ感です。特に割安感が大きいと感じられるのはX9 15の168,278円モデルです。ディスプレイの解像度が2.8Kと高く、SSDも512GBあります。ただ、このモデルはCPUを変更できないので、RAMも16GBから増設できない(Lunar LakeはCPUとRAMが一体化しています)ので、この点が人によってはネックと感じられるかもしれません。
ThinkPadファン以外の人にもおすすめしたいThinkPadです。
2. IdeaPad 5/5i 2-in-1 Gen 10(14型)
セール価格:
5 (AMD):104,395円(税込)~
5i (Intel):109,890円(税込)~
※AMD版は期間限定特価 (8/21まで)
スペック例:5 (AMD):104,395円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU: Ryzen AI 5 340
RAM:16GB / SSD:512GB
ディスプレイ:14インチIPS (1920 x 1200)
サイズ:313×227×17.5mm(最薄部) / 1.6kg
注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをRyzen AI 7 350に:+11,495円
・SSDを1TBに:+10,450円
・Wi-Fi 7対応に:+2,090円
※カスタマイズ対応モデルは少し割高です
※RAMは増量できません
スペック例:5i (Intel):109,890円モデル
OS:Windows 11 Home / CPU:Core Ultra 5 225H
RAM:16GB / SSD:512GB
ディスプレイ:14インチIPS (1920 x 1200)
サイズ:313×227×17.5mm(最薄部) / 1.6kg
注文時に構成変更が可能・変更例と追加料金
・CPUをCore Ultra 7 255Hに:+12,100円
・SSDを1TBに:+11,000円
・Wi-Fi 7対応に:+2,200円
※カスタマイズ対応モデルは少し割高です
※RAMは増量できません
最初に説明しておきます。この製品のAMD版はCopilot+ PC対応のCPUを搭載していますが、Lenovo公式サイトにはCopilot+ PCという表記がありません。ウインタブでは「Copilot+ PC対応のCPUを搭載しているのにCopilot+ PCではない」ノートPCはほぼ見たことがありません。ただし、Copilot+ PCを名乗るためにはMicrosoftの認証が必要であり、理屈上は「Copilot+ PC対応のCPUを搭載=Copilot+ PC」ではありませんので、この記事でも「AMD版はCopilot+ PCである」とは書きません。
さて、本題に。IdeaPad 5/5i 2-in-1 Gen 10にはIntel版とAMD版があり、ディスプレイサイズも14インチと16インチがありますが、ここでは14インチのほうを取り上げています。搭載CPUはAMD版がRyzen AI 300シリーズ(Krackan Point)、Intel版がCore Ultraシリーズ2(Arrow Lake-H)です。オンデバイスAI処理に大きく影響するNPUの性能はKrackan Pointが最大50TOPS、Arrow Lake-Hが最大13+TOPなので、明らかにKrackan Pointのほうが上です。

Passmark公表ベンチマークスコア
一方でCPU性能はArrow Lake-Hのほうが上です。また、ウインタブには十分なサンプルデータがなく、確証のあることは言えませんが、GPU性能についてもArrow Lake-Hのほうが上と思われます。
Intel版とAMD版、同等クラスのCPUであればほぼ同価格なのですが、現在AMD版のみ「期間限定特価」になっているため、AMD版のほうが数千円安く購入できます。また、Intel版、AMD版とも注文時の構成カスタマイズに対応できるバリエーションモデルが設定されています(ただし、同じシステム構成の場合、カスタマイズ非対応モデルのほうが安いです)。
IdeaPad 5/5i 2-in-1 Gen 10はヒンジが360度回転するコンバーチブル2-in-1で、ディスプレイがタッチ対応し、筆圧対応のスタイラスペンも付属しますので、ビジネスに、コンテンツクリエーション(特にお絵描き)にと、多彩な使い方ができる製品です。14インチサイズとしては少々重いのが弱点ですが、このCPU、この筐体で10万円強、というのは非常にお買い得です。
3. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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