
HP公式オンラインストアで「ブラックフライデーセール」がスタートしました (12月5日12:59まで)。ブラックフライデーは「年末商戦開始の合図」と言える「世界的なセール日」で、2025年は11月28日がブラックフライデー当日となりますが、各社ともそれよりも少し前からセールを開始するのが恒例になっています。
さすがにブラックフライデーを名乗るだけあり、セール品は通常よりもかなり安くなっているように思います。また、抽選で100名にAmazonギフト券10,000円分がもらえるキャンペーン(PCを購入した人は応募不要です)も開催中です。
今回は個人向けノートPCの上位ブランド「OmniBookシリーズ」から3機種をピックアップしてご紹介します。なお、この記事とは別にOmniBookシリーズの特徴をまとめた記事を掲載しています。より詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
HP OmniBook Ultra と Xシリーズ比較(2025) - 上位モデル5機種の違い・用途・CPUで選ぶポイントを解説!
HP OmniBook 7・5シリーズ比較(2025)- 用途・CPU・Copilot+対応の違いを解説!
1. OmniBook 5 16-ag/af

HP OmniBook 5 16-ag/af
セール価格 (ag):99,800円(税込)~
※AMD Ryzen AI 300シリーズ搭載のCopilot+ PC
セール価格 (af):99,800円(税込)~
※Intel Core Ultraシリーズ2搭載 (Copilot+ PCではありません)
OS:Windows 11 Home
CPU:Ryzen AI 7 350
RAM:32GB
SSD:1TB
ディスプレイ:16インチIPS(1,920✕1,200)タッチ
サイズ:357×254×17.9-18.6 mm
重量:1.79 kg
スペック例:af・99,800円モデル
OS:Windows 11 Home
CPU: Core Ultra 5 225U
RAM:16GB
SSD:512GB
ディスプレイ:16インチIPS(1,920✕1,200)タッチ
サイズ:357×254×17.9-18.6 mm
重量:1.77 kg
ロングセラーモデル「Pavilion 15/16」の後継モデルで、HPの定番・人気のスタンダードノートです。CPUに最新のAMD Ryzen AI 300シリーズ (ag) / Core Ultraシリーズ2 (af)を搭載しており、AMD版はCopilot+ PCです。Intel版もAI処理チップNPUを内蔵していますが、NPU性能だけを見ればRyzenのほうが上です。ブラックフライデーセールではどちらも10万円を切る価格から購入できます。
この製品に関して、ウインタブのおすすめは「AMD版」です。上に書いた通り、AMD版のほうがNPU性能が高く、価格も同等であるというのがその理由です。
世界最大のPCメーカーであるHPの「定番PC」なので、品質には疑いの余地がありません。また、16インチサイズのスタンダードノートとしては珍しくディスプレイがタッチ対応する、という点も魅力で、PC操作に慣れていない「スマホ世代」の人にもとっつきやすいと思います。
2. OmniBook 5 14-he

セール価格 :74,800円(税込)~
※Snapdragon Xシリーズ搭載のCopilot+ PC
OS:Windows 11 Home
CPU:Snapdragon X X1-26-100
RAM:16GB
SSD:512GB
ディスプレイ:14インチOLED(1920×1200)
サイズ:312.15×217.5×12.69 – 15.6 mm
重量:1.29 kg
この製品は「異様に安い」です。CPUにSnapdragon Xシリーズを搭載するCopilot+ PCなのですが、Copilot+ PCが7万円台から買えるというのは「破格」と言っていいでしょう。
現状ウインタブではSnapdragon搭載のWindowsノートPCを読者に「積極的にはおすすめしていない」です。その理由はいくつかありますが、最も大きいのは「アプリの互換性」です。Snapdragon搭載機はOSが「ARM版Windows」なので、メジャーなアプリはともかく、やや古いアプリや特殊なアプリはうまく動作しないことがあります。
しかし、このセール価格だと話は変わります。スペック表を掲載した74,800円のモデルはSnapdragon X X1-26-100という、Snapdragon Xシリーズのエントリー型番を搭載していますが、それでもNPUは45TOPSの性能を備えていますし、RAM/SSDは16GB/512GB、ディスプレイも有機ELと、CPU以外のスペックも高いです。
アプリ互換性の懸念は残りますが、日頃Microsoft OfficeやブラウザーのEdge、Google Chrome、Adobe Photoshopなんかをメインに使っていて、あまりマイナーなアプリには縁がないということならあまり心配はいらないでしょう。
3. OmniBook 7 Aero 13-bg

セール価格:109,800円(税込)~
※AMD Ryzen AI 300シリーズ搭載のCopilot+ PC
OS:Windows 11 Home
CPU:Ryzen AI 5 340
RAM:16GB
SSD:512GB
ディスプレイ:13.3インチIPS(1920✕1200)
サイズ:297×211×16.5 -17.4 mm
重量:970 g~
この製品は名称変更前の従来モデル「Pavilion Aero 13」の頃からHPの大人気モデルでしたが、OmniBookという新名称になってからはCPUにRyzen AI 300シリーズ (Krackan Point)を搭載、Copilot+ PCとなりました。
Ryzen AI 5 340/AI7 350はCPU/GPU/NPU性能とも高く、RAM/SSDの容量にも不足がなく、ディスプレイもIPS液晶・WUXGA解像度と、バランスの取れたシステム構成に加え、「重さ1キロ切り」と超軽量であることが大きな魅力です。毎日ノートPCをバッグに入れて飛び回っているビジネスマンや学生さんにはおすすめの製品ですね。
4. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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