こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。今回はウインタブ注目の最新おもしろPC「GOLE 1 Plus」の読者レビューです。レビュアーは「IMARI」さんで、九州にお住まいの方です。GOLE 1 Plusをホテルに持ち込んだり、職場に置いてみたり、と読者レビューならではの腰の座ったレビューをしていただいているので、読者のみなさんの参考になると思います。では、IMARIさんのレビューをどうぞ!
1.はじめに
こんにちは、九州のある地方で愛用のガラケー(F-04B)を片手に、日夜、新しいガジェット相手に楽しく散財しているIMARIです。これから、どうぞよろしくお願いいたします!
早速ですが、ご提供いただいた「GOLE 1 Plus」の実機レビューをさせていただきます。さてさて、GOLE 1 PlusはGOLE 1の正常進化と言えるのか、中々難しい問題ですよね。正直、GOLE 1と同じ5型ワイド液晶のままでコンパクト化とスペック増を望んでいた層から否定的な意見が出るのは、至極真っ当なことかと思います。しかし8型ワイドになったGOLE 1 Plusは、退化だったのでしょうか。本レビューでは、そこのところを見極めていきたいと思います。
2.外観
液晶側
さて今回のレビュー機につきましては、「PDA工房」様のご厚意により、10種ある保護フィルムのうち「衝撃吸収 保護フィルム 光沢タイプ」が張られた上で送付されてきました。PDA工房様には、この場をお借りしてお礼申し上げます。本フィルムは、防指紋とPET、衝撃吸収シリコーン樹脂層の3層構造ですが、指で触る分には凸凹も感じませんし、タッチパネルも問題なく使えています。専用フィルムをお探しの方には凄くおススメ出来るかと思います。
次に、液晶側の変更点を見てみましょう。
GOLE 1で印象的だったwindowsキーは物理ボタンからタッチパネル式に変更されてフレーム内に移動し、ボリュームボタンは素材を金属に変更されて右側面に移動した結果、レトロなテレビのような顔つきから一般的なwindowsタブレットの顔つきに変更されました。
側面
液晶側だけ見ると一般的なwindowsタブレットにも見えますが、厚みは27 mmもあります。この厚みはシリーズの特徴と言えますが、GOLE 1より7mmも増加したことは残念です。ただこれが功をなしたのか内部的な改良が実を結んだのかは分かりませんが、利用中に持てなくなるほど熱くはなりませんでした。
また側面上部には、micro SD、USB2.0、HDMI、LANおよびDC-5V端子が設けられており、左側面にはUSB2.0、USB3.0、イヤホンジャックがあります。Wi-Fi接続できるならLAN端子はいらないとの意見もあるでしょうが、今回実験のために宿泊したホテル客室内では、手持ちのノートPCで両者の回線速度に大きな差が出ました。Wi-Fi接続に速度制限がなされていたようで、このような環境は多いと思われますので、LAN接続が有利に働くことは多そうです。
次に記憶媒体を接続してみます。
写真のmicro SDカードは「かのあゆ」さまご提供です。かのあゆさま、ありがとうございます。早速データ保存等を試させていただきました。micro SDスロットはプッシュロック式ではないため、わずか数ミリですが爪を掛ける部分が外に出ます。持ち運ぶことが想定される方は、常時装着は控えたほうが無難なようです。
裏側
最後に、裏側を見ていきます。読者レビュアー募集時のコメント欄にも書かせていただきましたが、やっぱりここは色ですよね!わたくし、GOLE社って「GOLD+Electronics(金+電子工学)」とか「金より上の貴金属(GOL D→E)」みたいな、意味を持っているのだと推察していました(勝手な想像)。だから製品は全てインゴット的な、濃い黄金色で…って勝手に想像して、勝手に裏切られました(笑)
ちなみにiPad Air2と比較した写真がコチラです。
予想外と言えば失礼ですが、上品なシャンパンゴールドです。iPad Air2の色味と比べると若干ドーンピンクが掛かった色味です。
3.何に使う?
さて次にベンチマークになるとこですが、「かのあゆ」さまが既にレビューされていますので、ここでは「GOLE 1 Plus」を何に使うのかに着目してレビューしたいと思います。
現在、私が仕事で使用しているPCは19型ワイド(256 × 406 mm)です。GOLE 1 Plusが8型ワイド(136 × 199 mm)ですから、ほぼ4分の1サイズですね。また、搭載プロセッサこそAtom x-5-z8350(1.44GHz)ですが、RAMは4GB搭載されており、excel・wordや写真編集に利用するのも問題なさそうです。とは言え正直、画面サイズと搭載プロフェッサーは快適さを語るうえで重要な箇所ですので、メインパソコンと入れ替えるのは難しいと言えます。
それでは何処で使うのか。いくつか考えてみました。
その1: 台所で料理サイトの確認に利用する。
× 放熱加工&入出力ポートがあるGole1Plusを台所で使うのは不安。
その2: 撮影データの加工や保存に利用する。
△ 空き容量が100GBあるので撮影母艦としては良いが、雨天時は不安。
その3: 商品説明のために利用する。
○ 本体のみのプレゼンも良いし、プロジェクターとの接続も簡単。
その4: 電車の中やホテルで利用する。
○ 狭い作業スペースでも無理なく利用可能。新幹線テーブルでも快適。
どうやら出張時に持ち出すサブ機のような使い方が適しているようです。ちなみにIMARIはELECOM製Stand Pouch for Tabletを使っています。この中に充電ケーブル、グラントン製キーボードGK930とロジクール製タッチマウスまでしっかり入るので持ち運びに重宝しています。
4.GOLE 1 Plusが8型ワイドである理由
前段で、GOLE 1 Plusが出張に最適だと分かりましたが、他の利用方法を探るべく、仕事場に10日間ほど持込み、カレンダー画面で待機させてみました。タブレットに見えない厚みのためか、「何ですか、それ?」と聞かれることもしばしば(笑)。冗談で「電子カレンダーですよ」って言ってみたら「すごい。どこで買えるの?」と聞いてきます。スマホ持ちも興味津々そうでしたので、クラウドと連携可能な電子カレンダーを待ち望んでいる層は意外と多そうです。
そういえば、あのamazonもクラウドカレンダーを世に出す予定ですね。正確には音声アシスタント搭載の新型「Echo Show」のことですが、CPUをIntel Atom x5-Z8350とした7型タッチディスプレイ搭載機になると発表がなされており、カレンダーや天気を表示しつつ、音楽再生やスケジュール管理など生活支援を音声と画面で行うようです。
咄嗟の出まかせでしたが、GOLE 1 Plusをクラウドカレンダーとして利用するのは良いアイディアかもしれません。そう考えると、5型ワイドのままでは情報の提示やスケジュール管理は不向きだったと言えます。
HiGOLE社が「ポケットに入るwindowsタブレット」を止めてまで8型ワイドへ舵取りをしたことは、生活に不可欠な道具となる道を模索し始めた結果かもしれません。この方向が正しかったかどうか、もうしばらく静かに見守っていきたいと思っております。
さてさて長々とレビューを書かせていただきましたが、皆様に少しでも有効な情報を伝えられましたでしょう?
また、レビューできる日を楽しみにしております。そいぎん、また会える日まで♪
5.関連リンク
GOLE 1 Plus ー あのGOLE 1が8インチサイズに!意外に持ちやすいし、使いやすいよ!(実機レビュー:かのあゆ)
GOLE 1 Plus
※レビュアーが使用している製品はGearbest提供品です