HUAWEIが15.6インチノート「MateBook D 15」にバリエーションモデルを追加しました。実はこのD 15というモデル、複数のバリエーションモデルがあり、CPUにAMD Ryzenを搭載するモデルも存在します。この記事では追加されたニューモデルに絞ってご紹介することとします。
1.MateBook D 15 スペック
スペック表
HUAWEI MateBook D 15 | |
OS | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i5-10210U |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 8GB |
ストレージ | 512GB PCIe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチIPS(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB Type-C、USB 3.0、USB 2.0 × 2、HDMI、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(720p) |
バッテリー | 駆動時間 約10.2時間 |
サイズ | 358 × 230 × 16.9 mm |
重量 | 1.53 kg |
バリエーションモデル
・Core i3-10110U/RAM8GB/256GB SSD
・Core i5-1135G7/RAM8GB/512GB SSD
・Core i5-10210U/RAM8GB/512GB SSD(今回追加されたモデル)
※上の2つは既存モデルです
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冒頭にご説明したとおり、MateBook D 15には複数のバリエーションモデルが存在します。CPUにIntel Coreを搭載するモデルとして「MateBook D 15 2021」という名称で2つのバリエーションモデルがありますが、今回ご紹介するのは「ちょっと不思議なシステム構成」なんですよね。
CPUが第11世代ではなく第10世代のCore i5-10210Uです。既存モデルで第11世代のCore i5-1135G7を搭載するモデルが存在しますので、まあ誰が考えてもこのニューモデルは「お買い得モデル」ということになると思います。
RAMは8GB、ストレージは512GB、そしてディスプレイは15.6インチのIPS液晶、FHD(1,920 × 1,080)と、「よくある15.6インチノート」のスペックです。ビジネス用、またご家庭用としてちょうどいい感じでしょうか。
また、通信まわりでも既存のCore i5-1135G7モデルがWi-Fi6に対応するのに対し、このニューモデルは対応しません。入出力ポートは数量は標準的ですが、規格はそれほど新しいとは言えないですね。
MateBook D 15のセールスポイントになりそうなのは筐体サイズ、特に重量です。タテ・ヨコサイズは非常に小さい、というほどではありませんが、15.6インチサイズで重さ1.53 kgというのは非常に軽量と言えます。人によってはモバイルノートとしても使えそうなくらいですね(個人的にはモバイルノートとしてみればちょっと重いと思いますけど…)。
2.MateBook D 15 筐体
正面から見たところです。4辺ともベゼルは細いです。特に上部ベゼルは他社製品と比較してもかなりの細さです。この製品のWebカメラは上部ベゼルにはありません。そのせいで細くできるんですね。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様はテンキーレスの「フルサイズ日本語キーボード」と開示されています。それと、一番上の列の中央にカメラのアイコンがありますが、これがMateBook D 15のWebカメラで、ポップアップ式です。
Webカメラがこの位置にあるおかげで上部ベゼルは細くなりましたが、そのかわりWeb会議などでは「下から見上げる」ようなアングルとなり、イケメンには写りにくいです。また、鼻毛のお手入れも必要になるでしょう。
側面と入出力ポートの配置です。なんか見た感じかなりシンプルですよね…。これは15.6インチサイズながら有線LANポートを装備しておらず、充電/給電はUSB Type-Cポートが兼ねる、という構造によると思います。
3.MateBook D 15 価格など
HUAWEI MateBook D 15(Core i5-10210Uモデル)は9月24日の発売予定で、市場想定価格は税込み94,800円です。HUAWEI公式サイトでは製品の直販もしていて、従来モデルの価格は下記のとおりでした。
Core i3-10110Uモデル:税込み76,800円
Core i5-1135G7モデル:税込み109,800円
この記事でご紹介しているCore i5-10210Uモデルと従来からあるCore i5-1135G7モデルはCPUの型番以外、ほぼ同スペック(あと、USBポートの規格とWi-Fiの仕様が異なります)で、価格差は15,000円ですね。また、従来モデル、ニューモデルとも、家電量販店などでは値引きが受けられると思うので、もう少し安く購入できると思います。
CPUの型番が古くなり、そのぶん安くなったニューモデル、個人的には手法がHUAWEIっぽくないような気もしますが…、いかがでしょう。
4.関連リンク
HUAWEI MateBook D 15:HUAWEI
コメント
HUAWEI日本では迷走してるな
ええ、そんな気もします…。スマホについてはかなり厳しい状況ですが、もともと技術力とかデザインセンスが高いメーカーだと思うので、Windowsのほうで斬新なモデルを出してもらいたいです。