HUAWEIが13インチモバイルノート「MateBook 13」をリニューアルしました。筐体サイズなどは変わっていませんが、CPUの型番やディスプレイなどの仕様が変わり、Core i5モデルとCore i7モデルの差別化も進んでいます。また、HUAWEIだけに、自社のAndroidスマホとの連携も考えられています。
1.スペック
CPUが第10世代(Comet Lake)のCore i5/Core i7となりましたが、どちらのCPUを選ぶかによってかなり仕様が異なります。Core i7モデルのみに外部GPUのGeForce MX250が搭載され、RAMもCore i5モデルが8GBであるのに対し、Core i7モデルは16GBとなります。ストレージは512GB SSDで、従来モデルに設定のあった256GBはなくなりました。
ディスプレイは13インチIPS液晶で2,160 × 1,440という高精細なものになっています。また、アスペクト比も3:2なので、一般的なノートPCよりはやや縦に長く、Microsoft Surfaceシリーズと同じ形状です。これだけ見ると従来モデルから変更がありませんが、Core i7モデルのみタッチディスプレイになりました。
Wi-Fiは従来モデルから変わらず、残念ながらWi-Fi6(ax規格)には対応しません。入出力ポートも「相変わらず」貧相というか、明らかに不足気味です。しかし、
この製品には「MateDock 2」というドッキングステーション(多機能ハブ)が付属します。MateDock 2には「USB 3.0 Type-A、USB 3.1 Type-C、HDMI、D-sub」がついていますので、これを使えば拡張性は大きく拡大します。このくらいの機能の純正ハブは1万円以上することも珍しくないので、付属品扱いというのはありがたいところです。
サイズですが、タテ・ヨコ・厚さは従来モデルから変更ありません。ディスプレイのアスペクト比の関係で横幅は30センチを切っていますので、ここだけ見るとかなり小さいと言えます。ただし、奥行きはそれほど小さくはありません。ASUSのZenBookあたりだと200 mmを切ってますからね。
重量はCore i5モデルとCore i7モデルで少し異なります。この製品を手放しで高評価できないとしたら、この点でしょう。13インチの薄型にしてハイスペックなモバイルノートで1.3 kgというのは、モバイル利用に支障が出るようなものではないにせよ、他社の上位モデルよりも明らかに重いです。
2.筐体
繰り返しになりますが、少なくとも外観は従来モデルとほぼ同じです(違いが見つけられません)。とはいえ、上部と左右のベゼルが非常に細く、モバイルノートとしてとても美しいデザインだと思います。
天板です。筐体色は「スペースグレー」のみです。素材は「メタル」と記載されていますので、おそらくアルミ合金と思われます。また、この画像だとわかりにくいですが、エッジ部分にはダイヤモンドカット加工も施されています。
キーボードです。この画像だと英語配列になっていますが、日本仕様は「バックライト付フルサイズ日本語キーボード」と開示されています。キーピッチやキーストロークは不明ですが、左右ギリギリまでキーが配置されていますので、モバイルノートとしては十分なサイズ感かと思われます。また、右上の電源ボタンは指紋センサーを兼ねています。
側面と入出力ポートの構成です。さすがにこのままだとビジネス用には厳しいでしょうね。MateDock2が付属しているのが救いです。
HUWAWEIスマホとの連携機能「Huawei Share」も健在です(画像はイメージです。MateBook 13ではありません)。また、これもHUAWEIスマホに限られますがスマホを急速充電できる「HUAWEI SuperCharge」にも対応します。MateBook買うならスマホもHUAWEIにしないと…って思いますね。
3.価格など
HUAWEI MateBook 13 NEWは4月24日の発売予定で、ビックカメラではすでに予約販売を開始しています。4月14日現在の価格はCore i5モデルが税込み131,780円、Core i7モデルが税込み175,780円です(ともにポイント10%つき)。両者の価格差が大きめですが、スペックのところで書いたように、Core i5モデルとCore i7モデルで仕様がかなり大きく異なりますので、仕方のないところでしょう。
特にCore i7モデルのほうは、モバイルノートとして「全部入り」と言ってもいい構成になっています。オンラインゲーム用、ということでなければほとんどの用途で快適に使えると思います。あとは、繰り返しになりますが、この製品を買うならスマホもHUAWEIにしたいところ…。
4.関連リンク
HUAWEI MateBook 13 2020:HUAWEI公式サイト 製品紹介
MateBook 13(Core i5):ビックカメラ
MateBook 13(Core i7):ビックカメラ
コメント
重さはほぼ同じなのに内蔵GPUで16GBの方が電池がもつ不思議