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FRONTIER AXNシリーズ - Ryzen AI 7 350とRTX 5060搭載の高性能ゲーミングノート

国内販売メーカー

FRONTIER AXN
FRONTIERがゲーミングノートPC「AXNシリーズ」を発売しました。CPUにRyzen AI 7 350を、GPUにはGeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載する高性能な製品です。

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1. スペック

スペック表

項目 仕様
OS Windows 11 Home/Pro
CPU AMD Ryzen AI 7 350
GPU NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU
RAM 16GB/32GB/64GB (DDR5-5600、デュアルチャネル)
ストレージ 1TB/2TB (M.2 NVMe)
M.2スロット×2(うち1スロット空き)
ディスプレイ 16インチ (2,560×1,600)180Hz
無線通信 Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4
ポート類 USB 3.2 Gen2 Type-C (映像対応)
USB 3.2 Gen2 Type-A
USB 3.2 Gen1 Type-A
USB 2.0 Type-A、MiniDisplayPort
HDMI、LAN (RJ45)
オーディオジャック
カメラ Webカメラ(92万画素)
バッテリー 15.2V/3390mAh/53.35Wh
サイズ 356.9×259×27.05mm
重量 2.3 kg

ベースモデル

FRAXN735/A:RAM16GB/SSD1TB
FRAXN735/B:RAM32GB/SSD1TB
FRAXN735/C:RAM32GB/SSD2TB
※CPU/GPUは変わりません

2. OS/CPU/GPU

FRONTIERはBTOパソコンメーカーなので、注文時にシステム構成のカスタマイズが可能です。OSはWindows 11のHome版とPro版を選べます。一方でCPUとGPUはカスタマイズ項目ではなく、Ryzen AI 7 350/GeForce RTX 5060 Laptop GPU以外の選択肢はありません。Ryzen AI 7 350は最大50TOPSのNPUを内蔵するCopilot+ PCの性能要件を満たす型番ですし、GPUのRTX 5060はGeForceシリーズの中位モデルなので、オンデバイスAI処理に関しては低負荷なものから中高負荷のものまで対応できますね。

3. RAM/SSD/ディスプレイ

RAMは16GBから最大64GBまで搭載可能でSSDはM.2 スロットが2つあり、注文時のカスタマイズにより最大で2TB+2TBという構成にすることができます。

FRONTIER AXN

ディスプレイは16インチで解像度は2,560✕1,600 (アスペクト比16:10)、リフレッシュレートも180Hzと高速です。

4. 筐体

FRONTIER AXN

FRONTIERのノートPCは天板がシンプルなものが多く、このAXNも「ロゴマークすらない完全無地」です。

FRONTIER AXN

キーボードです。「日本語キーボード 107キー(キーピッチ約18.2mm /キーストローク約1.3mm±0.2mm、テンキー有り)」と開示されています。ゲーミングノートPCとしては若干キーストロークが浅めかもしれませんね。また、画像を見る限り「右のSHIFTキー」がかなり小さいので、タイピングには少し慣れが必要かもしれません。

FRONTIER AXN

設定アプリでキーボードバックライトの色を変更することができます。メーカーサイトに詳しい説明がありませんでしたが、おそらく「1ゾーン (全てのキーのバックライトが同じ色になる)」と思われます。

また、設定アプリでショートカットやキーボードマクロの作成も可能です。

FRONTIER AXN

前面と背面

FRONTIER AXN

左右側面

側面とポート構成です。AXNシリーズは背面にもポートがあります。背面のポートは映像系とネットワーク、それと電源ジャックですね。USBポートは合計で4つ、左右に2つずつ配置されます。

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5. 価格など

FRONTIER AXNシリーズはFRONTIER Directで販売中で、12月8日現在の価格は219,800円からです。

…余談です。最近オンデバイス (ローカル環境)で使えるAIアシスタント「LM Studio」をテストしています。ご存知の人も多いと思いますが、ローカルでAIアシスタントを使うためには大規模言語モデル (LLM)もインストールする必要があり、動作中はそのLLM(モデルによって異なるが容量は数GBから数十GB)を「VRAMに置く」ことが要求されます。

「オンデバイスAI」には様々なものがあり、現状だと「Webカメラの各種設定」とか「翻訳」「簡単な画像加工」といった用途がメインだと思います。このあたりはNPUの役割になりますね。消費電力も小さくて済みますし。

しかし、「ChatGPTやGoogle GeminiのようなAIアシスタントをオンデバイスで使う」場合は非常に大きなPC負荷がかかり、この際はNPUがあってもあまり意味はなく(現状、LLM推論ではNPUは使われません)、ゲーミングPCやクリエイターPCのようなdGPUを搭載する製品でないと実用的ではないです。ということで、今後はゲーマー以外の人もゲーミングPCの購入が視野に入ってきそうですね。

6. 関連リンク

執筆者:ウインタブ
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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ノートPCやタブレットのレビューを中心に、実用的な製品選びを提案する情報サイトです。
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