
FRONTIERがゲーミングノートPC「AVNシリーズ」を発売しました。CPUにRyzen AI 7 350を、GPUにはGeForce RTX 5050 Laptop GPUを搭載しています。先日紹介記事を掲載した「FRONTIER AXNシリーズ (RTX 5060搭載)」の「GPUとディスプレイ仕様が異なる下位モデル」と言え、筐体サイズなど多くの仕様が共通になっています。
1. スペック
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | AMD Ryzen AI 7 350 |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5050 Laptop GPU |
| RAM | 16GB/32GB (DDR5-5600、デュアルチャネル) ※最大64GB |
| ストレージ | 1TB/2TB (M.2 NVMe) ※M.2スロット×2(うち1スロット空き) |
| ディスプレイ | 16インチ (1,920×1,200)165Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB 3.2 Gen2 Type-C (映像対応) USB 3.2 Gen2 Type-A USB 3.2 Gen1 Type-A USB 2.0 Type-A、MiniDisplayPort HDMI、LAN (RJ45) オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ(92万画素) |
| バッテリー | 15.2V/3390mAh/53.35Wh |
| サイズ | 356.9×259×27.05mm |
| 重量 | 2.3 kg |
ベースモデル
FRAVN735/A:RAM16GB/SSD1TB
FRAVN735/B:RAM32GB/SSD1TB
FRAVN735/C:RAM32GB/SSD2TB
※CPU/GPUは変わりません
2. OS/CPU/GPU
FRONTIERはBTOパソコンメーカーなので、注文時にシステム構成のカスタマイズが可能です。デスクトップPCに比べるとカスタマイズ余地は小さいですが、主要構成ではOSのバージョン (Home版かPro版か)、RAM容量、SSD容量を変更できます。
CPUとGPUはカスタマイズ項目ではなく、Ryzen AI 7 350/GeForce RTX 5050 Laptop GPUしか選べません。上位モデルのAXNシリーズはCPUがこの製品と同じRyzen AI 7 350、GPUがGeForce RTX 5060 Laptop GPUなので、より高いグラフィック性能が必要なのであればこのAVNシリーズのカスタマイズではなく、AXNシリーズを選択することになります。
3. RAM/SSD/ディスプレイ
RAMは16GBと32GBを選べます (搭載可能な最大容量は64GB)。SSDはM.2 スロットが2つあり、注文時のカスタマイズにより最大で2TB+2TBという構成にできます。

ディスプレイは16インチで解像度は1,920✕1,200 (アスペクト比16:10)でリフレッシュレートは165Hzです。ディスプレイの仕様もAXNシリーズとは異なり、AXNシリーズは解像度2,560✕1,600 (アスペクト比16:10)、リフレッシュレートも180Hzです。
4. 筐体

製品サイズはAVNシリーズとAXNシリーズで全く同じです。また、製品画像を確認しても違いがわからなかったので、おそらく両者は同一筐体が使われていると思います。FRONTIERのノートPCは天板がシンプルなものが多く、AVNシリーズも「ロゴマークすらない完全無地」です。

キーボードです。「日本語キーボード 107キー(キーピッチ約18.2mm /キーストローク約1.8mm±0.2mm、テンキー有り)」と開示されています。

ゲーミングPCらしく設定アプリも入っていて、キーボードバックライトの色を変更することができます (おそらく1ゾーンRGBです)し、ショートカットやキーボードマクロの作成も可能です。
側面とポート構成です。背面にもポートがあり、USBポートは合計で4つ、左右に2つずつ配置されています。
5. 価格など
FRONTIER AVNシリーズはFRONTIER Directで販売中で、12月10日現在の価格は209,800円からです。ちなみに上位モデルのAXNシリーズは219,800円から、となっていて、ベースモデルの価格差はAVNシリーズよりも10,000円から15,000円高価なのですが、この差額でGPUがワンランク上になり、ディスプレイ解像度も上がりますので、なんとなくAXNシリーズのほうがお買い得と感じられなくもないです。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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