FFF SMART LIFE CONNECTED株式会社が11.6インチサイズのコンバーチブル2 in 1「FFF-PCY1B」を発表しました。GIGAスクール構想の標準仕様に準拠した製品で、Windows PCとしてはミニマムなスペックながらコンパクトで持ち運びに便利な製品です。
1.FFF-PCY1B スペック
スペック表
FFF-PCY1B | |
OS | Windows 10 Pro ※Windows 11無償アップグレード対応 |
CPU | Intel Celeron N4020 |
外部GPU | なし |
RAM | 4GB |
ストレージ | 64GB eMMC M.2 SATA 2280 空きスロット×1 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 11.6インチIPS(1,280 × 768)タッチ |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.2 |
入出力 | USB Type-C(映像出力、PD対応)、USB 3.2 Gen1、USB 2.0、miniHDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(30万画素) |
バッテリー | 7.4V/4,000 mAh(約5.5時間) |
サイズ | 377.5 × 189.7 × 19.8 mm |
重量 | 1,094 g |
バリエーションモデル
12月2日の発表時点では上記スペック表の単一バリエーションです。
コメント
GIGAスクール構想の標準仕様に準拠、とあるように、学校など組織での運用を想定してかOSはPro版です。また、Windows 11無償アップグレードが可能です。
CPUはCeleron N4020、RAMは4GB、ストレージは64GBと、Windows PCとしてはミニマムな構成です。小中学生の学習用としてはともかく、ウインタブ読者のサブマシンとして、ちょっとスペックが低すぎるかな、と思います。外出先で、すでに作成済みの資料を手直しするとか、簡単な報告書を作成するとか、そういったごくライトな使い方に限定されると思います。CPUがN4020ではなく、N4120だったら大きく話が変わるんだがなあ…、といつも思うんですけど、ウインタブ読者にN4020搭載機はあまり積極的にはおすすめできないです。
この製品は底面にユーザーが開口可能なM.2 スロットがありますので、ストレージの増設は簡単にできます。
ディスプレイは11.6インチのIPS液晶、HD(1,366 × 768)で、コンバーチブル2 in 1筐体なので、タッチ対応もします。このあたりはお子さんとかPC操作に慣れていない人には親切な設計です。
通信周りではWi-Fi 6には対応せず、LTE/5Gモデルの設定もありません。入出力ポートはUSBが合計で3つ、miniHDMIにmicroSDカードリーダーと、一通り揃っている印象です。
サイズは11.6インチらしくコンパクトで軽量と言えます。このサイズ感であれば毎日バッグに入れて持ち歩くのも苦にならないでしょう。
2.FFF-PCY1B 筐体
トップ画像を再掲します。この製品、筐体画像が2枚しか開示されていなかったので…。正面から見ると、11.6インチノートとしては下部ベゼルを除き、比較的ベゼルが細いと感じます。下部ベゼルにあるWindowsのロゴはおそらく「タブレットモードでの利用を想定したWindowsボタン(センサーボタン)」と思われます。
それと、Webカメラの位置が一般的な上部ベゼルではなく、下部ベゼル(ヒンジ部分)にあります。ウインタブで言う「鼻毛カメラ」ですね。Webカメラがこの位置でも実用性はありますが、Webミーティングの際に「下から見上げるアングル」になるので、自分の顔がブサイクに映ってしまいます(人によります)。あと、鼻毛の手入れは必須です。
開示されていたもう1枚の画像がこちらです。「テントモード」ですね。この製品はコンバーチブル2 in 1筐体なので、クラムシェルノート(普通のノートPC)形態のほか、この画像のテントモード、スタンドモード、タブレットモードにすることができます。
なお、キーボード画像がありませんでしたが、キー配列の図が提供されていました。メーカーの開示では「81キー日本語キーボード(FFFオリジナル配列)」とのことです。この図を見ると、Enterキー横の一部のキーがかなり小さくなってしまっていますが、それ以外は比較的素直なものになっていると思います。
3.FFF-PCY1B 価格など
FFF-PCY1BはFFF SMART LIFE CONNECTEDの直販サイト「PREMIUM STAGE」のほか、楽天、PayPayモール、Qoo10で販売中(12月14日から順次発送予定)で、通常価格税込み49,800円のところ、発売記念割引で42,800円で購入ができます。
どちらかと言うとお子さんの学習用、という感じのスペックです。記事中に書かせていただきましたが、ウインタブ読者が出先でバリバリ使うのにはちょっとパワー不足かと思います。コンパクトかつ軽量な筐体を活かした、用途を絞って使うサブマシン、という感じでしょうか。
4.関連リンク
FFF-TAB10A4:FFF SMART LIFE CONNECTED 製品紹介ページ
FFF-PCY1B:PREMIUM STAGE
FFF-PCY1B:楽天
FFF-PCY1B:PayPayモール