10月28日、市ヶ谷にあるDNPプラザの地下一階に東京アニメセンターがOPENしました。大日本印刷(株)と(一社)日本動画協会の共同運営による、アニメ産業に特化した展示施設です。企画展第一弾として55周年のミレニアム中のタツノコプロコレクションが11月27日まで開催されています。
私はプリティーリズムシリーズ・King Of Prism・プリパラの大・大・大ファンなのでそれを目当てに行ったのですが、なかなかどうして、お絵かきデバイス好き的にも楽しい場所でしたので紹介します。
1.展示の概要
入ると一発目にKing Of Prism Pride the Heroのヒロ様がお迎えしてくれます。特に作品ファンでない人にとっては「やべえとこ来ちまった」と、いたたまれない気持ちになるでしょう……。ファン的には咽び泣きながら足元にひれ伏したくなるのですが本記事の趣旨とは大幅に異なるので割愛します。ちなみにローブとりんご・黄色いバラの花束が用意してあり、「わかる人にはわかりすぎるくらいわかる」ものすごいファンサービス仕様となっております。
キンプリとプリパラしかわかる作品がないのでなんともですが、Infini-T Force、Wake Up, Girls! 新章、タイムボカン 逆襲の三悪人等の展示もあり、少なくとも自分がファンのキンプリに関しては「行かなければ死ぬまで後悔したであろう」と確信できる充実の内容でした。
ガッチャマンやみなしごハッチ、タイムボカンシリーズなどタツノコプロを代表する作品のプロモーションムービーなどの上映もあり、最近のアニメファンでなくとも楽しめるのではないでしょうか。
撮影OKの部分と撮影不可のゾーンわけがいまいちわかりづらく、明らかに大丈夫だろうと言うところしか撮ってこなかったのですが、声優やアニメ監督のサイン・また、DNPの高精細印刷「プリモアート」による複製原画なども展示してありました。
撮影はできませんでしたが、横浜にある世界初の3DCGホログラフィック常設劇場、DMM VR THEATERにて史上初の3DCGライブを開催中のTVアニメ「プリパラ」の3Dライブシーンのメイキングムービーもあり、これがまた面白かったです。
ダンサーによるモーションキャプチャーから3Dモデルをつかったカメラワーク設定から背景やエフェクトの仕上げまで丁寧に解説してくれる動画で、昨今のアイドルアニメの技術の裏側に迫る内容でした。3Dモデルのポリゴン画も展示してありました。3Dモデルによるアニメーションの技術のめざましい進化を感じました。
前述の3DCGライブでも使われている特殊映像表示技法の1つ「ペッパーズ・ゴースト」を応用した空間映像投影のテスト映像もあり、最新の映像技法の面からも見逃せない展示となっています。
2.ドスパラのコラボタブレット
ドスパラのDiginnos Tablet KING OF PRISM -PRIDE the HERO- シリーズ(ウインタブ記事)の実機がありましたよ!
もうね、多くは語れない……。もちろんコアファン向けなコンセプト製品なのでウインタブ読者の多くの方には全く響かないとは思うのですが……これ触って欲しくならないキンプリファンがいるのだろうか?30種近く×各キャラのボイスだけでも「言い値で買おう」って人はいそうです。個人的には電池切れの際のボイスは絶対聞いて欲しいですね。
この手のもので実機展示している場所って少なそうですし、「欲しいけど触ってもいないのに買うのはな・・・」って方、ここで触れますよ!
3.イラスト制作体験も!
cintiq 22HDとcintiq 27QHDでイラスト制作体験ができるよ!
DNPが運営するオンライン学習サービス「FUN’S PROJECT COLLEGE」のプロモーションとして、高級液タブの展示がありました。量販店の実機展示とちがうのは、「イラストやアニメーションのオンライン学習サービスのプロモーション」のため、机と椅子があり本格的に触れるように整っていることです。
動画講座をみながら、腰を落ち着けて、高級機材を心ゆくまで弄ることができます。立ったままや中腰で実機を触るのと普段の作業環境と同じように机と椅子で触るのではまた違います。
動画講座をのぞいてみましたが、「イラスト講座」というよりはかなり「アニメーター」色が強いようです。絵を動かすことを想定した内容のものが多く、まだ立ち上げ期のようですので今後もっとイラスト特化の講座も増えるのでしょうが、既存のものとは一線を隠すサービスになりそうです。
cintiq 22HDで描いたらぁら落書き (プリパラを観てね)
トレース台・トレーシングペーパー・原画がセットになったコーナーもあり、こちらでは「キャラ原画のクリーンアップ体験」ができます。壁には実際に体験した人の作品が所狭しと飾ってありました。
4.新名所になってほしい!
一階にあるカフェで飲食を注文するとコラボコースターがもらえるのですが、これも大体5、600円するのが普通のアニメコラボメニューとちがい大変良心的なお値段のお店です。コースターが欲しくて350円のフレーバーティーをいただきましたが、大変美味しかったです。静かな雰囲気と本に囲まれてゆっくりお茶も飲めます。
これだけの展示物がありますが、東京アニメセンターは入場無料です。大事なので二回。入場無料です!仕事関係で外国人の観光案内しなきゃならないとき毎回浅草でお茶を濁していたのですが次からは東京アニメセンターもありだな。
アニメを中心に印刷や投影・映像表現の先端が集うメディアセンターとして多くの人が集まる新名所になってほしいです。アニメファンでない方でも一度行ってみると面白い発見があるかもしれませんよ!
コメント
え~、今のタツノコこんなんやってるの!!
・・・と驚きを隠せません。今どきのは「夜のヤッターマン」か「タイムボカン21」くらいしか・・・。
アニメの昆虫や動物の擬人化をこよなく「嫌う」ウチにとっては向かって昔のタツノコきつかったです。
国名のイジりかたは好きでした。「アメホン国」とか「ジャッポン国」とかw
そしてお高い機材がさわり放題とか!!
昔とはアニメの作り、随分様変わりしてるんでしょうね。生セルとかあるのかな?
うん、素直にうらやましいです。それでは・・・ガッチャ!!
キンプリ人気は続くなーw
週末からのブキヤのコラボカフェも1週間しかないから早くいかないとダメですよ