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この春パソコンとか2 in 1を初めて購入する人たちへ、読者の意見をまとめてみたよ

さあ新生活!
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日「この春パソコンとか2 in 1を初めて購入する人たちへ、ささやかなアドバイス」という記事を書きました。いつもウインタブを読んでくれている人にはちょっと物足りない内容だったと思うのですが、自分なりに結構苦労して書いたつもりです。そして、予想外に多くの読者からコメントをいただき、少し驚いています。

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そこで、この記事では前回書かなかった、「なぜこういう記事を書くのか」ということの説明と、せっかくいただいた読者からの様々なアドバイスをまとめてみたいと思います。

1.これが経緯です

acer Aspire Switch 10 ヒンジ
私には娘が二人います。二人ともパソコンには全く関心がなく、「iPhoneさえあればいい」という価値観です。上の娘には昨年、私が大変気に入っていた「acer Aspire Switch 10」を譲りました。正確に言うと譲ったということでなく、娘用のアカウントを作ってあげて「必要な時に使っていいから」と言っただけなんです。実際彼女はパソコンがほしいとは一言も言っておらず、「でも大学に入ったらレポートくらい書いたりするでしょ?あと、Excelとかも授業で使うんでしょ?」ということで、オヤジがパソコンを持たせた、というわけです。

彼女はよくパソコンを使います。しかし、利用目的の90%くらいは「動画視聴」です。YouTubeなのかどこなのか知りませんけど、よく大作ドラマを何時間もかけて観ています。また、残りの10%はテキストライティングです。たまにはレポートを書いているようです。SNSとかAmazonの買い物はiPhoneを使うので、パソコンは使いません。

こないだ話をしていたら、彼女の使っているAspire Switchは意外にも友人の間で大人気のようで、「うらやましい」とよく言われるそうです。大人気の理由は「小さくて持ち運びに便利なこと」「キーボードが分離してスマホみたいにタッチ操作で使えること」だそうです。

「でもあれ、性能はよくないだろ?もっと高いパソコン持ってる友達がいるんじゃないの?」と聞いてみたら、「性能とかは、わからない。でも全然普通に使えるけど。あと、友達が入学前に生協(大学生協)で20数万円のパソコンを親に買ってもらったんだけど、重くて使いにくいって。でもDVD(ドライブ)ついてるからアパートでDVD用に使ってるみたいだよ。」とのこと。

パソコンを活用している大学生のほうが多いと思いますし、うちの娘とその周囲が一般的だとも思いません。でも、この中にヒントはあるんだろうなあ、と思いました。

この流れで前回の記事を読んでいただくと(私の言いたいことが)わかりやすいのかな、と…。ウインタブの読者は独身の人も、お子さんのいない人も、また私と同じようにある程度成長したお子さんがいる人も、いろんな人がいると思います。それぞれ事情は違うと思いますので、「あいつ何書いてんの?」と思われた人、ごめんなさい。ともあれ、これが前回の記事の発端です。

いやね、わかりませんよ。ある日突然「フォトショ買って!」とか「Excelって面白いねー」とかいい出すかもしれません。そしたらもっと性能の良いパソコンが必要になりますね。今のところその気配はなく、従って卒業までAspire Switchで十分、という可能性が極めて高いですけど。

2.読者コメント

では、前回の記事にいただいたコメントから、一部引用します。

(1)Surfaceだ!Surface!

Microsoft Surface Pro 4
具体的な製品名で一番目についたのは「Surface」です。

初めてPC買うなら店員の薦めるままSurface買っておけばいい(匿名さん)

初めてのパソコンならSurfaceでok
スペック、操作性、モビリティ、サポート、安定性の全てで数年先も満足できるスペックがある
値段が高いのは我慢しろ
そこに文句をつけるなら、最低でもパソコンの分解、清掃、パーツ換装、組立、動作確認が完璧に出来るようになってからにしろ(別の匿名さん)

ご意見ありがとうございます。私としては、せっかくパソコンを買うんなら、ある程度品定めというか、いろんな製品を調べて、多少は悩んでもらいたい、というのがあります。だってパソコンの購入を考え始めてから、実際に入手するまでの間で、この期間が一番楽しいじゃないですか。でもよくわからないし、そもそも興味がない、という人が多いと思うんですよね。だから、Surfaceを軸にして、競合機種をいくつかチェックしてみるとか、もう少し安いのにするとか、そういう選び方ならいいなあ、と思います。

(2)保証の効く生協のパソコン

大学生が保証だけ考えるなら生協パソコンもありですよね
どんな理由でぶっ壊しても新品と取り替えてくれますし(匿名さん)

真偽のほどはわかりませんが、もしそうだとしたら生協のパソコンもおすすめですねw あとは、購入する際に、自分が生協で勧められているパソコンがどういう位置づけ(高級機なのか入門機なのか、とか)なのかをよく理解して、無駄にハイスペックとかにならないような機種選びをしていただけたらなあ、と思います。

(3)iPad

iPad mini 4

いろんな方からモバイル前提で尋ねられますが,ネットサーフィンとYouTube視聴がメインならipadを勧めてしまいます。長く使える安心感が初心者には向いていると思います。
Androidはとにかく安くあげたい人向け。2年経たずに買い換えること前提。windows機は仕事でWordなどで大量に書くことがどうしても必要か聞いてしまいます。(匿名さん)

うちの娘の使い方だとこれで正しいとは思います。一方で「パソコン」というと、学校の勉強や職場での仕事に使うことを多少なりと意識することになると思うので、多くの場合はWindows、あるいはMacOSにしといたほうがいいんじゃないでしょうか?少なくとも現時点だとiOSとAndroidというのは学校や職場でパソコンを使うための訓練という意味合いだと弱いかな、と思います。まあ、iPadならレポートくらい書けちゃうでしょうけど。

(4)最初が肝心!

ドスパラ Critea DX-K

何事も最初が肝要なので多少ムリをしてでも金出してちゃんとしたやつを買った方がいいですね
SurfaceだったりMacbookだったりは自由ですけど

個人的には初めての人にこそデスクトップを買って欲しいですね
壊れても自分でパーツ交換等してれば自然と覚えますしmini-itxにすれば場所も取りません(匿名さん)

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何の用途をメインにしたいか要望によってあれこれ考えますが、
特に限定しない場合はある程度画面大きめでその時点での中程度以上を薦めます。

理由として、必要に迫られずに買った人が使わなくなる一番の要因は
「使おうとしたときに起動が遅い、アプリを動かすといちいち反応が遅く待たされる」
だからです。
画面サイズも同様、慣れない人ほど小さいアイコンや小さめの文字を読むのはおっくうで使わない原因になりやすいので。

あと、中古やその時点の低価格機だと2年3年経つと性能不足や相対的な動作速度低下を感じるようになったり、結局あまり使わずに手放したくなっても買った時点で性能が高い物ならその分買い取り値も高くなります。

逆に、使い慣れてそのまま使い続けるにも5年くらいはほとんど不満無く使えることと思います。
(パソコンに慣れて、やりたいことがバリバリの動画編集やハイグレードなオンラインゲームやモバイル重視したいとかだと違ってきますが。)

なので、ぼくが相談を受けたときは金額を優先したい場合でも中古や入門機は避けるように、OSが最新でない機体も避けるように説得してます。
(どうしても、と強い要望の時はしかたなく折れますが、「将来性が狭まる」点は念を押します。)(あるえふさん)

大学生時代に初めてMyPCを手に入れたnatsukiです。
ちなみに、卒論はまだ手書きでした。

こういうのって、
アドバイスする側それぞれが、どうPCを使ってきたか
ってのが反映されますよね。

それで、
学科にもよると思いますが、
大学生がスマホではなくてPCを持つことの優位性は、
やはりまずOfficeを使えることだと思いますよ。

レポートにしろ、卒論にしろ、
ゼミ活動のレジュメからサークル活動まで、
大学生になると何かと「文書」を作る機会が多くなると思います。
また、Excelも、理系であればもちろん、
文系学科でも、例えばサークルやイベントの会計とか、
自分の家計簿とか、使う機会は多いし、
(家計簿用のアプリを使ってもいいけど、
自分の生活構造を知るためにも、
はじめはExcelを使うことをお勧めする)
それに、学生時代にExcelを使い慣れておくと、
必ずしもExcelを使うことを強要されない職に着いたとき、
「あ、これExcelで手抜きできるじゃん」
って発想ができるので楽です。

大学生活を社会人のための準備とみるなら、
むしろ積極的にOfficeを使うよう意識するとよいと思います。

それから、やっぱり携帯性も大切だと思います。
図書館や研究室や部室や他人の下宿(笑)まで、
こもってなんかすることもよくありますからね。

ということで、
デファクトスタンダードとなっている
MS Office の買い切りのプレミアムが付いていて、
Officeソフトを十分使えるだけの画面サイズがあること。
せいぜい重量1.5Kg程度で、携帯性が確保されていること。
あたりが、初めて買うPCの条件なのではないでしょうか。(natsukiさん)

これらのご意見には反論がありません。どちらかというと真剣に機種選びをし始めている人に極めて有益なアドバイスだと言えます。私が自分の娘の行いを見極めつつ記事を書いたのに対し、もう少し意識の高い、パソコンが必要だという認識を最低限持っている人たちのことを考えてくれていると思います。

(5)最初は安いので勉強を!

ASUS TransBook T101HA

自分的には、初めてのPCに2~3万を「勉強代」として支払う余力があるなら、10インチ2in1用途や不足を見極めて本命を買うのがいいと思いますよ。2in1なら「本命」を買った後も用途がありますし。デスクトップが本命ならモバイルとして、高性能ノートを買ったらメディアサーバにでも。家族などの高校生くらいの子がいれば譲ってもいい。

transbookが2万ちょいで売ってますが、いい選択肢だと思いますよ。(匿名さん)

このご意見は前回の私の記事の趣旨に近いものです。しかし、最初に購入したパソコンが自分の目的に照らして陳腐化した場合の使いみちまで例示されており、「メルカリでも使って売れ」という無責任なオチをつけた私よりも数段説得力があります。

3.まとめ

いただいたコメントをもとに少し考えてみました。

エントリー機か中位機か?

前回の記事で、私はエントリー機でいい、と書きました。しかし、もう少し踏み込んでみると、特別な用途はないけれど、真剣にパソコンを覚えようというモチベーションがある人の場合、エントリースペックだとすぐに物足りなくなることもありそうです。また、勉強にパソコンを使うのが当たり前、という学校もあるでしょう。その場合、エントリー機にしてしまうとすぐに陳腐化して嫌気がさす、という恐れがありますね。

現在は企業はもちろん、学校などでも情報公開が進んでおり、入学前にある程度学校生活がどんなものかわかるようになっていると思います。ほとんどの学生さんがノートパソコンを持っているとか、よくある学校案内の画像で、授業にパソコンを使っている風景が写っているとかの場合は、若干奮発しておいたほうがよさそうです。

機種選びの軸になる製品を持つ

コメントではSurfaceの人気が高かったのですが、例えパソコンの知識がなくても、直感というか第一印象だけでもいいから、気になる製品をピックアップして情報を収集してみる、というのはいいかもしれません。例えばSurfaceについて、どういう使い方ができるのか、どんな機能がついているのか、筺体素材とかサイズはどうか、ということを確認した上で競合製品を物色してみると、そのプロセスで自分なりの優先順位みたいなものが見えてくると思います。最初にSurfaceをチェックして、それを軸にLenovo Miix 720、HP Elite X2、ASUS TransBook 3あたりを比較してみると、違いがよく分かるでしょうし、自分なりに「この機能はほしい」とか思えるでしょう。あるいはLenovoのYOGA系も一緒に調べてみてもいいかもしれません。そうすると、途中でめんどくさくなる人と、どんどんのめり込む人にわかれそうな気がします。途中でめんどくさくなる人は少し安めのものでもいいのかな、と。逆にのめり込む人は思い切って予算を高めにしてはどうでしょうか?

2回にわたり、「初めてパソコンを購入する人のためのアドバイス」を書きましたが、ひょっとしたら余計に混乱させてしまったかもしれません。実際、絶対に入学前とか入社前にパソコンを買わなくてはならない、などということでもないように思いますので、新生活に慣れてからゆっくりパソコン選びをしたらいいと思います。また、特に今回の記事では読者のみなさんが私と異なる視点でアドバイスしてくれていますので、読んでいただいて一番ピンとくるアドバイスを採用する、というのでもいいと思います。

この先、似たようなことをテーマにあちこちのサイトが記事を書くと思うのですが、この2回の記事は個人的にウインタブらしいことが書けた、とは思います。

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コメント

  1. 匿名 より:

    新生活を迎える方で、実家から離れて新たに居を構える際にネット環境を自宅とは違うプロバイダに新規契約するような方は、もしかしたら家電量販店でよくやっているプロバイダとの契約とセットで大幅に割引されるイベント的なものを利用するのもありかもしれませんね。機種やプロバイダが限定されてしまうことがネックではありますが、割引率はとても高いのではと思います。
    あくまで新規でプロバイダ契約したくて、ちょうど希望するプロバイダがキャンペーンやっていた場合ですけれども。

  2. 匿名 より:

    理系大学在籍として意見を言わせていただくと、情報系ならmacが多いですかね、やはりプログラミング関連はmacのほうが強いですね。時々linux入れてるおっガチだって感じの人もいますが…
    個人の主観ですが生物系の人はパソコンに疎い人が多いのか生協の高くて重いパソコンを使ってますね。ただ、生協のパソコンは補償が充実していると言うことや問題が起きたときに同じパソコン環境の友人が近くにいるという事等で一概に生協だからダメとは言い切れず、寧ろネットに弱い人は生協がいいのかなと言う感じです。
    工学系は特にこれといった特徴がないですね、生協の人もいればmacの人もいれば中華の人や、はたまたchromebookの人も居ましたね、極少数ですが。
    理系だからパソコンいっぱい使うのかなと思ったらそうでも無かったりするので、必ずしも持ち運びしやすさが一番のポイントとは限らないかなぁと思います

  3. 匿名 より:

    うーん・・・大学はmac率高かったですね
    まあ専攻によるんじゃないでしょうか?
    グラフィック系は概ねMacでしたし工業デザイン系はwinが大半でした
    ゲームなど趣味も兼ねられる自作デスクトップも多かったです
    使う物はドローツール、動画編集、CAD系が主でやはりAdobe系が一番使う頻度が多かったです

    じゃあ急いでPC買った方がいいかと言われると
    大学の序盤は基礎力を磨く方が為になるんで
    しばらく様子見して自分にあうPC買った方がいいかも

  4. 匿名 より:

    大学卒業までにどれぐらいPCを使うかだな〜
    word excelは必須だろうけど レポートや論文に写真バリバリ貼り付けるとかするなら多少はスペック高い方がいいかも

    そこまでしないならASUSの1kg未満のやつでいいと思う あれは軽いしキーボードも広くて安いから
    (というか 本当のオススメは自宅にハイスペックなデスクトップ+軽くて安いノートで出先からリモートデスクトップなんだけど)