2007年のサービス開始時から使用していたX(旧Twitter)のメインアカウントが突然凍結されました。異議申し立て申請をしていますが、今のところ運営から一切返信がなく、復旧できるかどうかも不明な状況です。
2021年に現在の運営になってから特に規約違反していない(と思われる)場合であってもアカウントが停止されてしまう、いわゆる「凍結祭り」が定期的に話題になるようになりましたが、かのあゆもこれに巻き込まれてしまった可能性があります。
1.Xのアカウント停止処理について
Xでは暴力的な内容や、相手を過度に攻撃するような投稿、いわゆる「スパムbot」など、規約に違反していると判断された場合、アカウントが停止されます。この点は旧Twitterの時代から変わっていませんが、アカウント停止は
・問題のあるポストを削除するまで一時的にログインできなくなる「アカウントロック」
・アカウントへのログイン、メッセージの投稿、DMの送受信が一切行えなくなる「凍結」
・アカウントの再作成も出来なくなる「永久凍結」
の3段階に分かれています。
今回かのあゆが受けたのはこのうち3番目の「永久凍結」です。「アカウントロック」とは異なり、すぐ解除することは出来ないのでXのサポートページから「異議申し立て申請」を行う必要があります(後述します)。
2.凍結の原因になったとされるポストについて
アカウントが凍結される1日前にその「前兆」として突然アカウントロックされていたため、確認したところ8年ほど前のポストの一部が「自殺幇助」「暴力的な発言」として認識されていたようです。
ただし、投稿内容は特定の誰かを攻撃するような内容ではなく、ゲームの台詞など、旧運営時代は特に問題視されなかったようなもので、時間が経過した今になって突然「規約違反」扱いされてしまったので困惑しています。
問題になっている投稿を削除しましたが、その1日後に予告もなく突然アカウントが凍結されてしまいました。Xのサポートから「アカウントが凍結された」というメールが届いたのは凍結されて6時間後のことでした。
3.凍結されたアカウントを取り戻すには
前述の通り「凍結」「永久凍結」はアカウント停止処理としては重いもので、特に永久凍結になってしまった場合、同じメールアドレス・電話番号を使用してアカウントを再作成することすらできなくなりますが、誤ってアカウントが凍結される場合もあるため、サポートページから異議申し立て申請できます。
申請は日本語で記載しても問題はありませんが、可能であれば英語に翻訳した文章も一緒に入れておくとスムーズにやりとりできるかもしれません。
異議申し立て申請する理由を詳細に記載したうえで送信するとXから異議申し立て申請を受理した旨のメッセージが送られて・・・くるはずなのですが、かのあゆの場合システムからのメッセージが一切届いていないので、フォームの内容を確認してもらえているのかすらも不明です。当然、メインアカウントは現在でも凍結されたままです。
より確実に凍結の解除を行いたいのであれば、X本社に内容証明で異議申し立てを直接送付するか、弁護士に相談してX本社への凍結解除申請を代行する(弁護士には異なりますが、手数料は概ね1〜3万程度が相場のようです)といった手段も用意されていますが、このような対応を行っても確実に凍結が解除される保証はありません。
4.これを機会に別のSMSへの移行を検討しても良いかも
かのあゆが投稿していた内容は「いろいろフリーダム」でしたが、メインで使用していたアカウントは2007年にTwitterがサービスを開始した直後から使い続けていたので思い出もあり、X経由でつながりが出来た方も多かったので、急に凍結されてしまって困惑しています。
可能であればなんとか凍結解除してもらいたいとは思っているのですが、運営が変わり、現在の「X」に名称変更してからいわゆる「インプレゾンビ」や詐欺サイトに誘導するスパムbotが放置され、全体的にギスギスした空気感に変わってきてしまい、もはや「そのとき考えていることを気ままにつぶやける」場ではなくなってしまっているので、このまま運営から何のアクションもない場合、別のSNSプラットフォームに移行してしまっても良いかな・・・とも考えています。
Twitter(X)に似たようなサービスを提供しているSNSはFacebookで有名なMetaが提供する「Threads」やMastdon、Misskeyなどが存在していますが、その中でもTwitterの創始者が関わっていた「BlueSky」は使用感もTwitterに近いので、移行するのであればこちらが有力候補になるかな・・・と考えています。
規約に違反する投稿をしてアカウントが凍結されてしまうのは当然ですが、ここ数年企業アカウントやサブスクリプション「X Premium」に加入しているアカウントであっても、身に覚えがない(規約に違反していないと思われる)にもかかわらず突然凍結されてしまうことが増えてきています。凍結解除手続きをする際この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです。
5. 関連リンク
アカウントの凍結について:X ヘルプセンター
コメント
BlueSkyは先ほどギズモードで記事が出て知りましたが、ジャック・ドーシー氏が理事会を退任しているようです
Twitterの産みの親である同時にBlueSkyの産みの親でもあるので、退任で先行き不透明になるBlueSkyは様子見した方がいいかもしれません