こんにちは、あおぴです。先日東京ビッグサイトで行われた赤ブーブー通信社主催の「Super Comic City」にてWacomブース及びraytrek Tab等の手描き入力ガジェットの実機展示・また展示会価格での即売ブースが出ているとのことでしたので見に行ってきました。
撮影許可を求めると、「写真も動画もどんどん撮ってブログとかSNSにあげてください!」とのことでした。
raytrektabは大人気です。私が試用している間にも並ぶ人が途切れず。
ブースの盛況具合を見ても思いましたが、raytrekは売り方がうまいですね。この出展もプロモーション戦略として大成功していると思います。現場ご担当の方に訪ねたところ、持ち込み分はほぼ完売で、大体40台ほど売れているとのことでした。イラストを描く≠イラスト系ガジェに詳しい、なのでメインターゲットに対して全く存在を知られていない機種は多くあると思います。逆も然り。欲しいけどそもそもどんなものがあるのかわからないという人もざくざくいるはずです。
そんな中で、来場者規模も初日/二日目で49,758 人 / 45,237 人ということで、そのうち何割が絵を描く人なのかはわかりませんが、漫画等の創作系のイベントということなので出展してる側は恐らくほぼメインターゲットに成り得るわけですから、こういう場所に出展するのはプロモーション戦略としてスマートな打ち方ですね。
さて肝心の実機に触った印象です。
4096段階の筆圧感知はこれまで搭載機種がなく、大きな売りポイントになるでしょう。また8インチというサイズ感はハンドバッグにも入れられるので女性でも気軽に持ち出せるというメリットも大きいです。実際ほんとに軽いです。携帯しても重さは負担にならないでしょう。
機体・クリスタのワークスペース・手の大きさ対比。
600dpi・A4サイズのファイルに対してトーン塗りつぶしをしてみたところ。体感時間で二秒ほど考え込んでいました。許容範囲内だと思います。
販売員の方にどういった用途を想定されているのですか、と尋ねたところ、「ラフスケッチや外出時のアイデアスケッチ・ネーム等」ということでした。私もそう感じます。この製品はどちらかというと絵を描くことに慣れている人用のサブとして優秀な機種でしょう。デジタル絵が初めて・不慣れの状態からこの一台で全ての要望を叶えられる、というような製品設計ではありません。携帯性を高め、場所を選ばず、紙とペンのような気軽さで絵を描くためのものです。
ちょっと思いついたネタをメモしたいとき、落書きしたい気分のとき、mainPCを開くでもなく、なんならベッドに寝転がりながらでもそこそこちゃんとサクッと描ける。使い慣れているクリップスタジオがちゃんと動く。そういう隙間にぴたっとハマる一台です。
現場で試用していた人の感想で、(恐らく板タブを普段お使いの方なのでしょう)ガラス面に描くのが滑る、というのがありました。はい、ペーパーライクフィルムで解決ですね。あれはほんとに紙で神な書き心地。PDA工房さん、是非Raytrek用作ってください…と思ったらもう販売開始してました…。
しかし本当は挙動動画撮りたかったんですけどね~~~~。後ろがあまりにも並んでいてあまり時間取るのも・・・と思って試用を二分ほどに収めたので叶いませんでした。
おまけ
Wacomブースは展示機種の多さもありゆるやかでしたので、おまけでCintiq Proの動画を撮ってきました。Raytrekは4096だった筆圧レベル、こちらの機種は8092です。このクラスになるともはや体感ではよくわかりませんが、どちらにしてもアナログでGペン使って描くよりもできることの幅はあります。おもに筆圧に関しての挙動ですが、何かの参考になれば幸いです。
また、セルシスのブースには販売がすでに終了しているショートカットキーなどの割り当てができるクリスタ対応左手用デバイス、TAB-MATE CONTROLLERが展示会価格(確か3000円か3500円だった気が・・・かなりお得だと思いました)で売られていました。
この機種は後継機が開発中で、無線接続になるようです。今夏発売予定とのこと。少し前、Nintendo Switchを左手デバイスに設定して使えるという記事がバズっていましたし、作業効率を考えるとやはり左手デバイスは需要が高いですね。
このあたりの製品購入をお考えの方は、結構割引もされているようですし実物も見られるので一度展示会系も行ってみてはいかがでしょう。
関連リンク
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