音声通話・ビデオ通話・チャットが可能なコミュニケーションツールとして親しまれていた「Skype」が廃止されます。Microsoftが2月28日(現地時間)に下記のリリースを出し、Teamsへの移行を発表しました。
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このリリースによれば、Skypeは5月5日に廃止され、廃止までの期間はSkypeユーザーが無理なくTeamsに移行できるような「移行期間」となります。具体的には下記の通り。
●SkypeユーザーがSkype資格情報を使用して、Teamsの無料プランにサインインできる機能が設けられます。この機能はTeamsおよびSkypeのInsiderプログラムの両方に参加しているユーザーから先行して開始されます。この機能により、SkypeアカウントでTeamsにログインすると、チャットと連絡先がアプリに自動的に表示されるようになります。また、移行期間中はTeamsユーザーはSkypeユーザーと、SkypeユーザーはTeamsユーザーと通話やチャットを行うことができます。つまり、移行期間中であればどちらのプラットフォームでも全ての連絡先とコミュニケーションが取れます。
●Teamsに移行したくない場合、Skypeのデータ(チャット、連絡先、通話履歴など)をエクスポートできます。
Teamsに移行する場合も移行しない場合も、Skypeが廃止される5月5日までの間に上記の機能を使って対策する必要があります。
また、Skypeには国内通話、海外通話(電話)など、有料のプラン(Skypeクレジットやサブスクリプションプラン)がありますが、有料プランのユーザーは次回の更新時まで、あるいはSkypeクレジットを使い切るまで継続してSkypeを使用できます(従来のSkypeアプリは利用できなくなりますが、SkypeのWebポータルを通じて通話サービスを継続して利用できます)。ただし、個人ユーザーがMicrosoft Teamsから直接、Skypeクレジットを使用して公衆回線への通話を行うことはできません。
…実は私はSkypeを愛用しており、ライターさん方との個別連絡(あと雑談)とか、グループミーティングで利用していました。コロナ禍の際にライターさん方とミーティングをしたり、Web飲み会(当時はよくやりましたよねー)をするのにあたり、「(Microsoft 365ユーザーは)一回あたりの時間制限がないWebミーティングツール(他の無料ツールは一回あたり60分とかの時間制限があった)」ということでSkypeに絞った、という経緯でした。
それをいまでも引きずっているわけですが、ついに年貢の納めどきが来た、ということですね。
関連リンク
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コメント
かなり急な話ですし、ファイルの共有にonedriveを使うらしくて容量は大丈夫なのかと思ったりしますが。