COMPUTEX TAIPEI 2023のレポート第3回です。ASUS、MSI、エイサー、GIGABYTE、BenQ…、これらはすべて台湾の会社です。個々のメーカー名を聞くと、ああ、台湾のメーカーね…、とわかりますが、こうして列挙してみると台湾ってPC関連メーカーがすごく多いと感じます(列挙した以外にもたくさんあります)。
今回はGIGABYTEとASUSのブースについてご紹介したいと思います。今回のCOMPUTEX訪問は時間が短く、特定のブースをじっくり見る余裕がなかったので、どうしても感想文的な内容になってしまいますが、どうかご容赦ください。
1.GIGABYTE
GIGABYTEも非常に大きなブースを構えていました。ウインタブでは過去に一度だけGIGABYTEのゲーミングノートを実機レビューさせてもらったことがありますが、日本ではどちらかというとPCパーツ(マザーボードやグラフィックカードなど)で有名なメーカーなので、ウインタブでは製品をご紹介する機会は多くありません。
ブースでもサーバー、データセンター系の機材やデスクトップPC系の展示が多かったのですが、「よさげなノートPC」の展示もありました。
これは「AERO 14 OLED」という製品です。GIGABYTEのノートPCはゲーミングがAORUS、GIGABYTE、クリエイター系がAEROというブランド名になっていて、AEROのほうはビジネスノートとしてもかなり魅力的です。AERO 14 OLEDはすでに日本でも発売されており、「Core i7-13700H/GeForce RTX4050/RAM16GB/1TB SSD/2.8K有機ELディスプレイ」という非常に高いスペックながら14インチサイズで重さ1.49 kgとモバイル利用も可能なパッケージングです。
こちらが「AERO 16 OLED」。やはりスペックが高く、上位モデルは「Core i9-13900H/GeForce RTX4070/RAM32GB/1TB SSD/4K有機ELディスプレイ」という、クリエイターPCとしてはハイエンドな構成の16インチノートです。
ちなみに、国内でのお値段は(安くはありませんけど)スペックの割に比較的購入しやすく、AERO 14 OLEDが税込み257,300円(英語キーボードの価格、日本語キーボードだと318,230円)、AERO 16 OLEDは税込み410,000円(Core i9モデルの価格、Core i7/RTX4060だと330,000円)です。
GIGABYTE AEROシリーズ:Amazon
GIGABYTEのノートPCは立ち位置的にはMSIに近い雰囲気(システム構成)があり、今後はウインタブでも積極的にご紹介していきたいと思いました。
GIGABYTEの公式サイトはこちらです。
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2.acer
台湾本拠の大手メーカー、エイサーも大規模なブースを構えていました。
特に目を引いたのが「3Dディスプレイ搭載」のゲーミングノート「Predator Helios 3D 15 SpatialLabs Edition」でした。エイサーは3Dに力を入れているようで、2022年にはこの製品の前身機とも言えるPredator Helios 300 SpatialLabs Editionを日本でも発売しています。また、SpatialLabs View Proという3D対応のPCモニターも販売中です。ただ、これらの製品はまだ価格が高く、ニューモデルが国内販売されるにしても、そう簡単に手が出そうにないですけどね(Helios 3D 15の海外での価格は3999.99ドル、約56万円です)。
日本発売が楽しみなのがSwift Edge 16です。この製品は今年1月に日本でも発売され、大人気となっています。日本での現行モデルはCPUがRyzen 7 PRO 6850Uですが、ニューモデルはRyzen 7 7840U(Zen4アーキテクチャ)となります。
現行モデルが日本で発売された際、ウインタブでも紹介記事を掲載しましたが、「16インチの4K有機ELディスプレイを搭載し、重さが1.2 kgを切る」超魅力的なパッケージングで価格も169,800円(発売当初。現在は199,800円)と激安だったので、強く印象に残っています。ニューモデルはZen4のRyzen 7を搭載ということなので、一段と魅力的になりますね。
エイサーは昨年、日本でも直販サイトを開設しており、セールもしばしば開催しています。そのため、ウインタブでも製品紹介がしやすくなっていますので、特にSwift Edge 16のニューモデルについては日本発売を見逃さないようにして、タイムリーにご紹介したいと思います。
3.おまけ
COMPUTEX TAIPEIの会場は「台北南港展覧館(TaiNEX)」です。台北のMRT(ほぼ日本の地下鉄と同じと考えていいです)の「南港展覧館」という駅が最寄り駅で、台北市街の東側に位置しています。TaiNEXには1号館と2号館があり、どちらもCOMPUTEXの会場になっているのですが、この画像は1号館から2号館に移動する際に撮影しました。
台湾の建物は外観が劣化しているものが多いです。高温多湿な気候のせいなのか、見た目をあまり気にしない国民性なのかはわかりませんけど、世界的な大手PCメーカーがたくさんある土地柄の割に、中心街を外れるとこんな景色をよく目にします。ただ、私はこういう景色はむしろ好きだったりしますし、ちょっと探検してみたい…と思いましたねー。
COMPUTEXの記事、あと1本執筆する予定です。引き続きご愛読のほど、よろしくお願いいたします。