こんにちは、ゆないとです。今回はChrome OS搭載のChromebookについて、おすすめ製品の紹介をしていきます。本記事ではエントリー向けをご紹介し、ミドルクラスについては後日別記事にてご紹介させていただきます。なお、Chromebookはスペック的にクラス分けが難しい製品だと思っています。Chrome OS自体が、高いスペックでなくとも快適に動作するということもあり、使われているCPUはMediaTek製やIntelのCeleronだったりしますし、データ管理は端末ではなくGoogle Driveが主となるため、内蔵の容量も少なくて済みます。SSDではなくeMMCでも遅いと感じることはないでしょう。
これらのことから、Windows機に比べても比較的低価格で購入することができる製品です。そのため、クラス分けにいくらかは私独自の考えが含まれてしまうことご了承頂けますと嬉しく思います。
先日Amazonで、あるChromebookがクーポン適用で破格の安さになっていたのはご存知でしょうか?ウインタブでもご紹介しましたが、Lenovoの「Chromebook S330」です。日本では今年発売となりましたが、海外では昨年8月頃に発売したモデルです。
14インチのHD液晶、CPUはMediaTek製、RAM4GBにストレージ32GB eMMC、重量1.5kgと持ち運びもそれなりにできる良い製品です。Full HDのモデルもあります。
2019年11月21日現在の価格が、直販サイトの最小構成で税込36,850円、Amazonでは税込33,200円となっていますが、これがAmazonでクーポン適用により18,500円という価格でした。
このことは結構話題になりましたね。国内で流通している製品の中で2万円を切るなんてとてもめずらしいですし、私個人としては購入しなかったことを後悔しているくらいです。この話題でChromebookに興味を持った方も多いのではないかなと思います。そこで、参考になればと思い、まずはエントリー向けでサイズごとにおすすめの製品をピックアップしてみます。私はASUSのChromebook C223NA、C423NAというそれぞれ11.6インチと14インチの製品を使用していましたので、それと簡単に比較しながらご紹介したいと思います。
また快適に動くスペックの基準として、私は「CPUは問わず、RAM 4GB、ストレージ32GB eMMC」と考えています。SSD搭載だとなお良いですが、エントリー向けであればこれをクリアしていれば、OSの起動もサクサク、ある程度大量のタブを同時に開いても快適だと思います。
目次
11~13インチ
スペック表を載せていますが、そこにある自動更新ポリシーについて簡単に説明しておきます。Chrome OSには自動更新ポリシーが設定されています。これは製品のChrome OSの自動アップデート適用をいつまで行うか、すなわち、いつまでこの製品が使用できるのかという期間になっています。この期間を過ぎるとGoogleからのアップデートが降りてこないので、セキュリティ面でも使用は推奨されないでしょう。Chromebookを購入する際は、いつ頃発売のモデルで、いつまで使用できるのか、この項目を事前に知っておく必要があります。
ASUS Chromebook C223NA
まずは私も愛用していたこの製品、「Chromebook C223NA」です。クラムシェルタイプで11.6インチとなっています。CPU、RAM、ストレージはどれもChrome OSが快適に動作する構成です。愛用していたので多分に愛着も含まれていますが、初めてChromebookを購入しようとしている方に最初におすすめできる製品です。私のChromebookデビューもこの製品でした。
使っていて何よりも良かったのが、バッテリー持ちとサイズ、重量です。外で充電せず、5時間使っても60%近くは残るほどバッテリーもちが良好です。文書を作成しながらYoutubeで動画や音楽を楽しんでこのくらいです。バッテリーを気にしなくて良いのもChromebook の良さの1つです。そして、11.6インチという小ささです。バックに入れても嵩張らず重量も1kgを切るので、パッと入れて重さを気にせず歩き回れるサイズ感です。入出力ポートも十分な数で、入門機として強くおすすめしたいモデルです。今の時点では自動更新ポリシーが2023年11月まであるので、まだまだ使うこともできます。迷ったらこれかな、と。
そうは言いつつも、この後、自分に合わない部分があって買い替えています。この製品はノングレアHD液晶なので、少しのっぺりとした映像で画質も少し気になりました。また、私が購入した個体では、この製品の素材が金属ではないということもありますが、タイピングをしていると中央部分がたわむ感じがし、同じASUSのC423NAという14インチへ買い替えました。このあたりは低価格が反映されていると感じます。
ASUS Storeでは、現在、税別35,000円(税込38,500円)で販売されています。私は、価格第一でアメリカのAmazonから購入して2万円台で購入をしましたが、この場合メーカーのサポートが受けられない可能性があります。ASUSはサポートが手厚く、海外モデルでも相談次第では受け付けてもらえたという情報も見かけますが、確実ではないので安全に使うためにも公式ストアから購入してしっかりとサポートを受けることができる状態が望ましいです。
DELL Chromebook 3100
少し価格が高いですが堅牢性も備えた11.6インチのChromebookです。CPUがIntel製のCeleron N4000となっています。入出力ポートもType-A、Type-Cそれぞれ2つずつ搭載されており、使い勝手は良いです。
筐体も頑丈で、5,000回の落下テストや硬い床への落下テストもクリアし、表面はラバー素材で保護されているので、ダメージにも安心して使えます。教育現場で乱暴に扱うことも想定されている製品です。
11.6インチとサイズはコンパクトですが、頑丈な分重量は1.29kgなので見た目よりもズッシリと感じるかもしれません。そうは言っても、1.29kgは持ち運ぶことは難しくない重量で、強度もしっかりしていて気軽に持ち出せるでしょう。また、ストレージ容量も気にしたほうが良いかもしれません。Androidアプリのインストールにも対応したChrome OSは、人によっては大量のアプリをインストールするかもしれません。そうした場合、少なくとも32GBはほしいところです。この製品は16GBしかないので、すぐに一杯となってしまう可能性があります。
価格は、直販サイトでHDモデルが税抜50,500円(税込55,550円)です。こちらはC223NAと比べても自動更新ポリシーが長く、重量はズッシリと気になりますがエントリー向けとしては安心して使える製品だと思います。
14~15インチ
Lenovo Chromebook S330
ウインタブでもこの製品単体で紹介記事を先日掲載済みです。
「Lenovo Chromebook S330 が激安価格!なんと18,500円から!入門モデルとしてバランスの取れたChromebookです」
詳細はこちら確認して頂くと良いです。14インチのサイズで大きなディスプレイを搭載しつつ、RAM 4GBとHD液晶モデルはストレージが32GB、FHDモデルは倍の64GBを備えています。入出力ポートもPDに対応したUSB Type-Cが2つ、Type-Aも備えています。バッテリー駆動時間は約10時間と長時間になっています。
11月22日現在、直販サイトでは、HD液晶モデルが税込36,850円、FHD液晶モデルはEクーポン適用価格ですが、32GBストレージが税込38,651円、同じく64GBストレージが40,860円となっています。こちらは直販なので製品の保証もしっかりしています。さらに話題にもなったAmazonでのクーポン割引は終了してしまったものの、HD液晶が税込で27,100円、FHD液晶モデルが税込で33,200円と驚きの安さです。確かに発売日が結構前なので、自動更新ポリシーも2022年6月までと期間も残り少ないですが、それでもまだ後2年以上も残っています。
11インチじゃ少し小さいという考えの人はそれ以上の14インチ前後が対象になると思いますが、エントリー向けとして初めてのChromebookには、価格の面でも手を出しやすくおすすめできる製品です。
Lenovo Chromebook S330(HD、4GB/32GB):Amazon
Lenovo Chromebook S330(FHD、4GB/64GB):Amazon
ASUS Chromebook C423NA
最後に紹介するのは、再びASUSです。これも私が愛用していた製品で、一番長く使いました。実を言うと最初に紹介したC223NAにとても似ていてサイズアップをしたような製品です。
ですが、筐体の素材はアルミニウムになっていますし、FHD液晶搭載でキレイなディスプレイです。ベゼルも狭く、迫力があります。素材のおかげで剛性も上がり、C223NAで気になっていた、タイピング時の筐体のたわみもありません。さらに画面は180°まで展開するので、好きな位置にディスプレイを動かすことができるのも良いポイント。14インチですが1.25kgという重さがとても良かったです。
C223NAのスペックで、サイズアップ、剛性アップ、解像度アップがこの製品の良いところです。正直好きすぎてデメリットが見つかりません…。自動更新ポリシーも期間はまだまだ先なので、14インチのエントリー向けで迷ったらこの製品は是非検討してください。
価格は、ASUS Storeにて税別42,800円(税込47,080円)です。価格も5万円を切るので、とても有力な購入候補になるのではないでしょうか。
まとめ
まずはエントリー向けの製品としていくつかピックアップをしてみました。低スペックでも快適に動作するので、正直なところ、エントリーやミドルと分別するのは難しいのがChromebookです。なので、Windows製品ほどスペックを気にする必要はなく、むしろデザインや、持ち運びのしやすさなどで決めていっても満足度が高い製品ジャンルだと思います。
そういった部分がChromebook の魅力の一つですし、他にもセキュリティ面の強さであったり、オンライン上(Chromeブラウザ上)でデータもアプリケーションも管理ができること、それによるセキュリティの高さがあります。何より、Googleアカウントさえあれば、端末を変更しても数分で今までの環境で再開できるので、Windows製品以上にデザインや使い勝手を重視していい存在だと感じています。
次の機会にはミドルクラスの紹介をしていきたいですが、このクラスもまた、スペックはもちろんのこと、重量や解像度、素材などの要素に見どころのある製品が多いです。今回の記事がなにかの参考になれば嬉しく思います。
関連リンク
Chromebook C223NA:ASUS Store
New Chromebook 3100:DELL
Lenovo Chromebook S330(HD、4GB/32GB):Amazon
Lenovo Chromebook S330(FHD、4GB/64GB):Amazon
Chromebook C423NA:ASUS Store
コメント
1.5kgが持ち運べると書いてあるのに、1.29kgは腰をすえて、なのですか?
s330の自動更新ポリシー2025年まで延長されてるはずですよ。どなたかのブログでみました。