こんにちは、かのあゆです。現在メイン回線としてドコモの格安プラン、ahamoを契約していますが、今年になっていろいろ環境が変わったこともあって2週間でデータ通信量20GBを使い切ってしまい、通信速度制限がかかることが多くなりました。
容量の追加チャージも行えますが、次の月に繰り越すことができないため、基本的に月末までそのままの状態で運用しています。
この記事では、ahamoで通信速度制限がかかってしまった場合、どの程度まで実用的に利用できるかご案内したいと思います。
目次
1.ahamoで速度制限がかかった場合の通信速度について
ドコモではデータ通信量を使い切った場合、翌月まで通信速度が128 kbpsに制限されます。これはかつて普及していたISDN回線(2回線利用時)と同じ速度で、リッチコンテンツが普及した今となってはテキストベースのWEBサイトにアクセスするにもストレスを感じてしまいます。
ただし、ahamoでは速度制限がかかっても1Mbpsと比較的高速です。実際にデータ通信量を使い切って通信制限がかかった状態で「Speedtest」アプリを使用してスピードテストを実施してみたところ、ダウンロード、アップロード速度ともに約1Mbps出ていることを確認しました。
ドコモに限らずインターネット回線はベストエフォート(最大努力)型サービスとして提供されているため、場所や時間帯によって通信速度がさらに遅くなる場合があります。上記スクリーンショットは平日朝7時にかのあゆが通勤で使用しているバス停付近で測定した数値になりますが、下り速度が約500bpsまで落ち込んでいます。
2.意外と普通に使える…
1Mbpsといえば20年前に常時接続が一般家庭に普及し始めた頃によく使われていた頃のADSL回線と同じ速度です。この状態でどの程度使えるのか検証してみました。
WEBブラウジング
ブラウザでWEBサイトを巡回するWEBブラウジングでは、使われている画像が少ないテキストベースのサイトへのアクセスであれば読込み時間もそこまで長くありません。。
画像が多用されているページにアクセスする場合だと表示が完了するまで時間がかかりますが、ページ内の文章自体は確認できるので個人的には十分常用できると感じました。
SNS(X)の確認・投稿
X(旧Twitter)の公式クライアントを使ってタイムラインの確認、画像を含むツイートの投稿も行ってみました。WEBブラウジングと同じくタイムライン上に表示されている画像が多いと読み込みに時間がかかりますが、テキスト自体はすぐに表示されるのでツイートされている内容の確認は十分です。
画像の読み込みも30秒〜1分程度で完了する場合がほとんどで、ツイートに埋め込まれた動画の視聴も可能でした。
画像が添付されたツイートもアップロードに若干時間がかかりますが、1分程度で投稿できます。ただ、動画を添付する場合はファイルサイズが画像より大きい関係でアップロード完了に数分待たされるのでおすすめはできません。
スマホゲームでのオンライン対戦
通信速度がかかった状態でかのあゆが普段プレイしているレースゲーム、「Ace Racer」のオンライン対戦を行ってみました。さすがに場合によっては10GB超えることもある更新ファイルのダウンロードは時間がかかりすぎるので、自宅の固定回線環境であらかじめ実施した状態でプレイしています。
プレイするゲームタイトルによっても異なりますが、Ace Racerの場合速度制限1Mbpsの状態でも操作の遅延や致命的なラグは発生せず、問題なくオンライン対戦が可能でした。
ただし、前述の通り場所によっては通信が不安定になる可能性があり、対戦相手に迷惑をかけてしまうので、できればデータ容量を使い切ったら固定回線やモバイルルーターなど安定したネット環境でプレイすることをおすすめします。
動画配信サイトの視聴
YouTubやAmazonプライムビデオ等の動画配信サービスは1Mbpsだとさすがに厳しいのでは…と思っていたのですが、画質設定が「480p」までであれば動画再生中に再生が止まってしまうようなことはありませんでした。
た画質設定をHD以上にあげてしまうとデータ容量がより大きくなる関係で読込みに時間がかかるため、ストレスなく楽しめるのは480pまでになるかと思われます。
画質の美しさではHDや4Kより劣りますが、外出先で小さなスマートフォンのディスプレイで動画コンテンツを楽しむのであれば480p設定でも十分だと思います。
音楽ストリーミングサービスの利用
かのあゆは現在音楽定額配信サービス「Apple Music」「YouTube Music Premium」に加入しているので、音楽のストリーミング再生も検証してみました。いずれも標準設定ではWi-Fi回線ではファイルサイズが大きい代わりに高音質な音源を、モバイルネットワークでは音質を落とす代わりにファイルサイズを抑えた音源をストリーミング再生する設定になっていて、通信制限がかかった状態でも通常通り配信されている楽曲の再生が可能でした。
音質が劣化するとは言っても人間の耳にはよくわからないレベルなので、スマホ内蔵スピーカーやワイヤレスイヤホンで楽しむ分には十分だと思われますが、どうしても音質を犠牲にしたくないという場合はオフライン機能を活用してあらかじめお気に入りの曲をダウンロードしておくと良いでしょう。
3.まとめ
かつては速度制限というとテキストベースのWEBサイトへのアクセスすら読込みに時間がかかり、常用するには厳しいと感じられましたが、ahamoでは現状制限がかかっても1Mbpsと比較的高速なので、そこまでストレスを感じませんでした。
今後仕様が変更され、ドコモ本契約と同じく制限速度が128kbpsまで落とされる可能性もありますが、かのあゆの使い方では今のところ「ahamo 大盛り(データ通信量100GB、税込み1,980円)」オプションの加入や翌月に繰り越すことができないデータ容量の追加(1GB税込み550円)をする必要はない、と思っています。
ただ動画のアップロードや画像の多いWEBサイトへのアクセスはそれなりに時間がかかるので、どうしても高速通信が必要な月のみ「ahamo大盛り」オプションを購入するのも良いかもしれません。100GBあればよほど無茶な使い方をしない限り通信制限がかかるまで使い切ることはないでしょう。