こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日富士通に13.3インチ世界最軽量の座を奪われたNECが再びその座に返り咲きました。しかし、それは別記事で紹介するとして、2月7日にNECが発表した3つのモバイルノートのうち、ウインタブ的に一番興味がある「LAVIE Note Mobile」を紹介したいと思います。世界最軽量というのは確かに素晴らしいと思いますが、ユーザーにしてみれば数グラムの差とかはどうでもいい話で、やはり価格と性能のバランスとか、製品のコンセプトとか、そういうことのほうがよっぽど大事だと思ってます。
1.スペック
LAVIE Note Mobileは他のNECパソコンと同様に「カタログモデル」と「カスタマイズモデル(LAVIE Direct NM)」が存在し、NECの直販サイトでは「カスタマイズモデル」のほうを扱っていることから、この記事では主にカスタマイズモデルについて説明します。
この製品は「11.6インチ・タッチ操作非対応のクラムシェル・モバイルノート」です。カタログモデル・カスタマイズモデルともCPUに「Core i5-7Y54」「Core m3-7Y30」「Pentium 4410Y」を搭載していて、CPUのグレードをもとにそれぞれ3つのバリエーション(ベースモデル)が存在します。この3種類のCPUはいずれも開発コードネームが「Kabylake」で、Core i5に関しては従来「Core m」と呼ばれていたものの後継となりますので、Core i5-7200Uとは系列が異なります。
RAMはカタログモデルはすべて4GB、カスタマイズモデルではCore i5-7Y54を搭載する最上位モデルのみ8GBとなります。CPUがCore m系のものなので、RAM4GB以上あれば十分な性能が発揮できるのではないでしょうか。
ストレージはカタログモデルだと128GB(Pentium、Core m3モデル)と256GB(Core i5モデル)SSDで固定、カスタマイズモデルは128GBか256GBのSSDから選択が可能になっています。また、ディスプレイは全モデルFHD(1,920 × 1,080)、しかも高画質なIGZOです。
ここまで見ると、Core m系のCPUに必要十分なRAM容量、そしてSSDを搭載したモバイルノートということで、バランスのいいミドルスペック機、ということができるでしょう。下位グレードが好き、という傾向のあるウインタブとしては「Pentiumモデルのストレージ128GBで十分じゃん!」とか思ったりもします。
また、入出力ポートに関してはUSB 3.0が2つ、HDMIとオーディオジャックとなっていて、さすがにちょっと不足感はありますね。ただ、サイズが11.6インチですし、USB-LAN変換アダプターやHDMI-VGA変換アダプターの設定(オプション)もあり、これにハブなんかを追加して対応する、って感じでしょうか。
なお、この製品、世界最軽量ではありませんが、重量は904 gとかなりの軽量で、携帯性は抜群、と言っていいと思います。
2.筺体
筺体はかなりコンパクトで、画像の通り挟ベゼル設計になっています。この画像を見るとWebカメラが上部(開口時)ではなく下部、キーボードに近い位置に配置されていることがわかります。なんかカッコいいですね!
カラーバリエーションは3つ。ただしカタログモデルは「アクアブルー」と「パールホワイト」のみ、カスタマイズモデルは「パールホワイト」と「パールブラック」のみとなります。つまり、この記事でここまで掲載してきたキレイなブルーの筺体が欲しい場合は直販サイトではなく、量販店で買え、ということですね。
キーボードです。なんかアルファベットキーがやたらとでかく見えますね。左上の「全角/半角キー」は位置が移動してますし、左のTabキーもかなり小さいです。その分文字入力はかなり快適にできるんだろうと思いますが、ちょっと慣れが必要かな…。キーピッチは19 mm、キーストロークは1.4 mmということで、特にキーピッチは11.6インチサイズとしてはかなり余裕があります。
筺体側面には何もポート類がないですね…。ちょっとめずらしいかも。
入出力ポートは全て背面にあります。サイズが小さい製品なので、実用上はこれで特に不自由しないでしょう。
3.価格など
NEC LAVIE Note Mobileは3月16日発売予定ですが、カタログモデル(量販店)、カスタマイズモデル(NECダイレクト)とも予約注文を受け付けており、価格は下記のとおりです。
カスタマイズモデル:
Pentiumモデル: 96,984円から
Core i5モデル: 126,144円から
※税込価格
※2月7日現在、NECダイレクトに10%オフクーポンあり(上記価格には反映されていません)
カタログモデル(ヨドバシ):
Pentiumモデル: 113,180円
Core m3モデル: 134,780円
Core i5モデル: 150,980円
※税込価格
※ヨドバシの場合、価格の10%相当のポイントがつきます
こうしてみるとカタログモデルのほうが割高に思えてしまいますが、カタログモデルはOffice Home & Business Premiumが付属しますし、ショップのポイントなどを考慮すれば実質的にはほとんど差がないと思われます。なので、「キレイなブルー」が欲しければ量販店に行く必要がありますが、Officeはいらん、という場合やRAM、ストレージのカスタマイズをしたい場合は直販サイトで注文する、ということになるでしょう。
11.6インチサイズ、キレイな筺体色、そして軽量でミドルクラスの処理性能と、意外に「ありそうでない製品」なのかな、と思います。量販店で手にとって見たくなりますよね!
4.関連リンク
LAVIE Note Mobile:NEC公式サイト 製品紹介
LAVIE Direct NM:NEC Direct
コメント
軽さも良いんですが本体サイズが素晴らしいですね
コンセプトは良いけどデザインが残念だしキーボードクセあり入出力ポートが後ろ、そして割高な値段。うーん…
この大きさと軽さで最新CPU だから、割高な価格では全然無いですね。デザインもソリッドで良いです。銀パソもう飽きたのでこのカラーも素敵。何より、NEC からモバイルを謳う製品が出たことに喜びを隠せません。記事にもある通り最廉価モデルを選ぶのも、モバイルとしては駆動時間も延びて良いと思います。これ、早くカフェとかで使ってみたい。ウィンタブにレビュー記事投稿したい(笑)