MSIがコンバーチブル2 in 1 PC「Summit E13 Flip Evo A13M(13.4インチ)」と「Summit E14 Flip Evo A13M(14インチ)」を発売します。ともに第13世代のCore i7を搭載する高性能な製品でシステムスペックはほぼ共通、ディスプレイの仕様が異なります。
目次
1.Summit E13/E14 Flip Evo A13M スペック
スペック表
Summit E13/E14 Flip Evo A13M | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core i7-1360P |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 16GB/32GB(LPDDR5, オンボード) |
ストレージ | 512GB/1TB/2TB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ |
E13:13.4インチ(1,920 ×1,200)タッチ E14:14インチ(2,880 ×1,800)タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi6E(802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth 5.2 |
入出力 | USB Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen2 Type-A、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(207万画素)顔認証対応 |
バッテリー | E13:70Whr(18時間45分) E14:72Whr(20時間54分) |
サイズ | E13:300.2 × 222.25 × 14.9 mm E14:314 × 227.5 × 17.9mm |
重量 | E13:1.35 kg/E14:1.59 kg |
バリエーションモデル
Summit E13 Flip Evo A13M
・Core i7/RAM16GB/1TB SSD
Summit E14 Flip Evo A13M
・Core i7/RAM16GB/512GB SSD
・Core i7/RAM32GB/1TB SSD
・Core i7/RAM32GB/2TB SSD
コメント
ともに「Summit E13 Flip Evo A12M」「Summit E14 Flip Evo A12」という従来モデル(2022年モデル)があり、従来モデルからの変更点は大きくありません。最大の変更点はCPUが第12世代のCore i7-1280Pから第13世代のCore i7-1360Pになった、という点ですね。2月21日現在、CPUはCore i7のみが設定され、ビジネス系のノートPCとしてはハイエンドな製品です。
RAMも最低で16GB、最大で32GB(E13は16GBのみ)、SSDも最低で512GB、最大だと2TB(E13は1TBのみ)と大容量です。
E13とE14のスペック表上の大きな相違点はディスプレイで、ともにアスペクト比16:10の形状になっており、E14のほうは2.8K(2,880 × 1,800)と高精細です。コンバーチブル2 in 1筐体なのでタッチ対応し、MPP2.0(Microsoft Pen Protocol 2.0)方式で4,096段階の筆圧に対応するペン入力が可能です(ペンは付属します)。また、リフレッシュレートはE13が120Hz、E14が60Hzです。
2.Summit E13/E14 Flip Evo A13M 筐体
上がE14、下がE13です。ニューモデルの筐体色は2月21日現在、E14が「インクブラック」、E13が「ピュアホワイト」のみとなっています。スペックの上では「ディスプレイが違うだけ」の2機種ですが、筐体色のほか、筐体の構造も少し異なります。
上がE14、下がE13ですが、E14はコンバーチブル2 in 1筐体ながらリフトアップヒンジ(ヒンジ開口時に天板の後部が底面に潜り込むことによって筐体後部がせり上がり、キーボード面に適度な角度がつく構造)を採用しているのに対し、E13はリフトアップヒンジ構造ではありません。
E14の天板です。E13、E14とも天板ロゴはドラゴンではなく、MSIのビジネス用ロゴが使われています。ウインタブではE13の旧モデルを実機レビューしています(筐体のサイズはニューモデルと同じです)が、筐体はアルミ削り出しでした。
こちらもE14の画像です。コンバーチブル2 in 1筐体なので、テントモード(この画像です)、スタンドモード、タブレットモードにして使うことができます。E13とE14は高性能なペン入力ができますので、タブレットモードにしてイラストやマンガの制作もするのにも向きます。
すみません、画像に統一感がないのですが、上がE14、下がE13のポート構成です(E13は市販品と筐体色が異なります)。ともにThunderbolt 4を2つ搭載し、Webカメラのオン/オフができる物理スイッチを搭載しています。
E13のキーボード画像です。E13、E14とも「シングルカラーバックライト内蔵テンキーレス日本語キーボード」と開示されています。
最後に筐体サイズですが、従来モデルとほぼ変わりません。E13についてはモバイルノートとして快適に使えるサイズ感だと思いますが、E14のほうは重量が1.59 kgとやや重く、毎日バッグに入れて持ち運ぶのは少し辛いかもしれません。
3.Summit E13/E14 Flip Evo A13M 価格など
MSI Summit E13 Flip Evo A13MとSummit E14 Flip Evo A13Mは2月22日の発売予定で、価格は下記のとおりです。
Summit E13 Flip Evo A13M
・Core i7/RAM16GB/1TB SSD:259,800円(MSIストア限定販売)
Summit E14 Flip Evo A13M
・Core i7/RAM16GB/512GB SSD:239,800円
・Core i7/RAM32GB/1TB SSD:259,800円
・Core i7/RAM32GB/2TB SSD:289,800円(MSIストア限定販売)
※税込み価格
個人的には13.4インチで比較的軽量なE13が特に魅力的と感じますが、外に持ち出す機会がそれほど多くないのであればより大きく高精細なディスプレイを搭載するE14もいい選択肢になると思います。E14はRAMとSSDが大容量になっているモデルもありますので、クリエイターの人にはE14のほうがさらに快適に使えそうですね。
4.関連リンク
Summit E13 Flip Evo(A13MT-1501JP):MSIストア
Summit E14 Flip Evo(A13MT-2303JP, 16GB/512GB):MSIストア
Summit E14 Flip Evo(A13MT-2203JP, 32GB/1TB):Amazon
Summit E14 Flip Evo(A13MT-1401JP, 32GB/2TB):MSIストア