MSIがビジネスモバイルノート「Modern 14」にお買い得なバリエーションモデルを追加しました。「お買い得」というのは単に激安、ということよりは「非常に高いスペックを備えているにも関わらず低価格」という意味で、ある意味MSIらしいスペックの高性能ノートです。
なお、Modern 14についてはウインタブで過去に実機レビューをしています(ただし、今回ご紹介するモデルとはスペックが異なります)ので、筐体品質や使用感については下記のレビュー記事をご参照ください。この記事では主に「スペックと価格」についてご説明します。
MSI Modern 14 B10Rの実機レビュー - コンパクトなモバイルノートながらCore i7とGeForce MX330を搭載!精悍なブラックボディがステキ!
1.Modern 14 概要
スペック表
Modern 14 B11MOU-465JP | |
OS | Windows 11 Pro |
CPU | Intel Core i7-1195G7 |
外部GPU | なし |
RAM | 32GB |
ストレージ | 512GB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチ(1,920 × 1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.1 |
入出力 | USB3.2 Gen2 Type-C、USB 3.2 Gen1 × 2、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー |
カメラ | Webカメラ(92万画素) |
バッテリー | 39Whr/3,316 mAh |
サイズ | 319 × 220.2 × 18.1 mm |
重量 | 1.3 kg |
コメント
MSIはニューモデルの発売後、頻繁にバリエーションモデルを追加するので、気がつけばModern 14という製品もかなりのワイドバリエーションになっています。しかし、単にバリエーションモデルを追加するだけでなく、システム構成(パーツなども)にも随時手を入れていますので、ここに掲載したモデルのスペックは以前実機レビューしたものとは「筐体だけ同じであとは別物」という感じです。
OSはWindows 11 Proで、CPUには第11世代(Tiger Lake)の省電力タイプ(一般的なノートPCに使われるもの)の中でも新しく高性能な型番、Core i7-1195G7が搭載されています。そしてRAMはなんと32GBです。外部GPUの搭載こそありませんが、ウインタブの経験上、この筐体はゲーミングノートほどの冷却性能はありませんので、下手にGeForce MXシリーズを搭載するよりも、むしろ内蔵GPUのIris Xeでいいんじゃないかと思います(経験上、MXシリーズとIris Xeのグラフィック性能はそんなに差ががないと思っています)。
ストレージも512GB SSDと、ビジネスノートとしては十分と言える容量になっています。ディスプレイは14インチのFHD解像度で、メーカーではIPSという表記をしていませんが、ほぼ間違いなくIPS相当の液晶が使われています。
通信まわりでも以前実機レビューしたModern 14とは異なり、しっかりWi-Fi6に対応していますし、入出力ポートも薄型ノートとしては十分な構成です。ちなみに以前はUSB Type-Aの規格が2.0だったのですが、ここも3.2 Gen1に改善されました。
筐体は14インチのモバイルノートとしては十分に小さく、重量は若干重いですね。ただ、この筐体はアルミ合金製で高級感のあるものになっています。
2.Modern 14 価格など
MSI Modern 14(B11MOU-465JP)はMSIストア限定モデルで、2月17日の発売予定、2月8日現在予約販売がスタートしています。価格は税込み129,800円です。Pro版OSにCore i7-1195G7、そしてRAM32GBという、ビジネスモバイルノートとしてはめったにないくらいの高いスペックでありながら、価格が非常に低く抑えられていると思います。また、Wi-Fiや入出力ポートなど、細かい部分にもしっかり手が入っていますので、ハイスペックなビジネスノートを探している人に向く製品と言えるでしょう。
3.関連リンク
Modern-14-B11MOU-465JP:MSIストア