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AMD × MSI イベントレポート - デスクトップ用の新型 Ryzen 3000シリーズとMSIのX570マザーボードに期待したい!(takumi)

AMDxMSIイベントレポート
こんにちはtakumiです。6月26日に、AMDがMSIと合同で新型RyzenCPUと、それに対応するX570対応新型マザーボード、およびMSIの新製品に対する説明会(パートナーコンベンション)が開催され、参加させてもらいましたので、そちらの様子を今回はお届けします。

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1.新型RyzenCPUの解説

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先日、AMDのCPUのシェアがIntelを超えたと報道されましたが、AMDは今かなり調子が上がっており、また製造過程も非常に順調であるとのことで、今後もAMDはユーザーに「確約したスケジュール通りに」製品を届けることがアピールされました。

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こちらが「Ryzen 3000シリーズ」のラインナップです。

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今回AMDは新型Ryzenにおいて、世界初の7nmプロセスを採用しました。またソケットもAM4を引き続き採用し、既存のマザーボードを無駄なく使用できるようになっています(但し一部制約あり)。そして新型Ryzenは、PCIExpressの第4世代に世界で初めて対応したCPUでもあります。

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AMDの現在のフラッグシップモデル「Ryzen7 2700X」と比較して、3000番台Ryzenは全ての製品においてシングルスレッド性能で上回り、「Ryzen9 3900X」では実に21%もの向上がなされているとのことです。

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この画像では、買い替え期にあるユーザーを意識し、「3年前のゲーミングPCのパーツの組み合わせ」として、「Intel Core i7-6700K+NVIDIA Geforce GTX 1070」を挙げています。このスペックだと今日そして将来、新しくリリースされる重いゲームにおいて、満足なパフォーマンスが得られないことがありえます。AMDは、「こうしたユーザーにはRyzen7 3700X+Radeon 5700XTが買い替えの最高の選択肢である」と主張します。(因みに、6700Kと比較して3700Xはベースクロック以外すべて上回っています。)

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日本AMDでは、この3700Xが日本市場で一番人気出るのではないかと予想しており、この説明会でもかなり気合をいれてプッシュをしていました。環境と状況次第ではパフォーマンスがi9-9900Kに匹敵するほどですから、実際の挙動が気になる人は非常に多いと思います。

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また、この新製品を含むすべてのRyzenは直近のWindows10 大型アップデートで性能がさらに最適化されているとのことです。前まで使っていて微妙だなと思った方は、Windows Updateを一度試してみてはいかがでしょうか。

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2.MSIのX570新製品マザーボード

続いてはMSIのプレゼンに移り、新型Ryzenに対応するX570チップセット搭載搭載の新型マザーボードの解説セッションに移りました。

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MSIはZ370世代から製品カテゴリを細分化しましたが、今回のX570世代より、新たにノートPC部門で既に採用されているクリエイター向けブランド「Prestige」の名称も採用されることになりました。

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MSIは製品を発表するうえで、上のようなコンセプトアートを発表しました。特徴的なファン搭載ヒートシンクや、PCIe4.0と高耐久設計を全モデルに、10GBイーサネットアダプタを始めとする高速インターネットテクノロジを一部ハイエンドモデルに搭載されています。

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MSIは昔から冷却性能にこだわってきたメーカーであり、それはマザーボードでも疎かにしていません。ハイエンドモデルではヒートパイプが拡張され、高負荷に耐えうる設計がされており、また一部モデルではCPU周りのヒートシンクが拡張されており、効率よく放熱できるようになっています。

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またハイエンドモデルではM.2形式のSSDを冷却するためにヒートシンクが搭載されています。これにより、SSDの速度維持や高寿命化を実現しています。今回PCIe4.0に対応するにあたって、冷却性能の見直しが測られており、さらなる高負荷に耐えうるようになっていることと思います。

3.まとめ

今回、Radeonの情報が伝えられなかったのは残念ですが、AMDが「Zen2」で本気で市場を取りに来ているということが伝わりました。既に動画編集や画像編集の部門では、コストパフォーマンスが優れているRyzenが多くのシェアを獲得していますが、ゲームの分野ではあまりアドバンテージを得られていません。Zen2ではゲーム分野でも市場を獲得すべく力を入れているようなので、どれほどのパフォーマンスを発揮するのか、ぜひ実機レビューで確認したいです。また、(もちろん)Intelとの比較も非常に気になるところですよね。

MSIのマザーボードも内蔵ファンの高耐久化をはじめとして、これまで培ってきた冷却の技術を惜しみなく搭載しており、「MSIらしい」特色あるマザーボードとなっています。上位モデルはネットワーク周りにも力が入っており、2.5Gから10Gまで対応したLANチップ、またWifi6にも対応していますので、環境が整ってる人には非常にいい選択肢かと思われます。

最新テクノロジーを盛り込んだAMDの新作CPU、これから買い替えを検討してる方はぜひ候補に入れてほしいと思います。

4.関連リンク

AMD Ryzen デスクトップ・プロセッサー:AMD公式サイト
「Zen」コア・アーキテクチャー:AMD公式サイト
ソケットAM4 X570マザーボード:AMD公式サイト
MSI、新世代AMD AM4対応X570マザーボードを COMPUTEX TAIPEI 2019にて公開 新たにコンテンツクリエーター向けのPRESTIGEシリーズを追加:MSI ニュースリリース

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コメント

  1. なお より:

    これはちょっと見に行きたかった
    GPUはわりとマルチスレッドのスコアでお茶を濁すなか
    シングルスレッドのスコアをちゃんと見せてくれるのは好感が持てます
    HDDSSDメモリーが下がってる中、インテルはCPUの値段を下げなかった
    逆に50周年記念値下げと豊富な在庫で値段が安いAMDが業績を伸ばしました

    これからはCPUの製造がようやく間に合いだしたインテルとの戦いになりますね

    • takumi より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。

      AMDはZen2は相当気合いを入れていて、Intelに勝てると踏んでスペックを堂々と公開し、そのスペック通りの性能を叩き出してるのが恐ろしいですね。
      Intelは製造が未だ追いついていないようなので、現行型の値下げはまだ無かったりするんじゃないかなとも思ってます。

  2. H.H より:

    はじめまして H.Hと言います。
    AMDシェアIntel以上?まじすか!
    Ryzen、シングルスレッドの性能が良くなってますね。
    Ryzen3000は弱点が結構克服されてるので
    これからはIntelも安くなりそうですね。

    • takumi より:

      こんにちは。コメントありがとうございます。

      一応「国内では」という但し書きがありますが、Zen2の性能を見ては他の地域でも時間の問題かと思われます。
      1ゲーマーとしてはシングルスレッド性能が上がっているのが本当に嬉しくて、ゲーミングマシンにおいても強力な選択肢になり得ました。
      Intelは製造ラインがあまり順調では無いようなので、値下げされるかはここの部分に左右されそうです。