こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。最近タブレットの新製品が全然出ないですよね。なので、どうしても中国タブレットの紹介記事が増えてしまいます。今回紹介する「マウス MT-WN1001-Pro」は全くの新製品、ということではなくて、昨年末に発売された10.1インチ2 in 1「MT-WN1001」のバリエーション追加、ということになります。
1.スペック
確認してみましたが、MT-WN1001との違いは「OSがWindows 10 Pro」になっていることと「Office Mobile プラスOffice 365サービス」が付属しないことだけです。それ以外は全くの同スペックですね。個人的意見ですが、おそらくプライベート用でPro版のOSを必要とする人は決して多くないと思います。なので、MT-WN1001のスペックの再確認という意味でチェックしてみましょう。
この製品はどちらかと言うと低価格、低スペックな10インチタブレット、というのが本来の位置づけなのですが、CPUに最新のCherryTrail世代のAtomを搭載しているのが魅力です。OSは32ビット、RAMは2GBですが、グラフィック処理性能についてはBayTrail世代のAtomより確実に高性能になるはずです。特にゲームソフトのベンチマーク・テストをやってみると顕著な違いがあると思います。でも、実用上はBayTrail機と大きな違いを感じないでしょう(個人的な経験に基づいて書いています)。ただし、「納得できる」とは思います。
ディスプレイ解像度は1,280 × 800、Wi-Fiも2.4GHz帯のみの対応ですが、ストレージは64GBと比較的余裕があり、入出力ポートではUSB 3.0に対応しているのがうれしいところです。
また、この製品はキーボードが付属するため、本体価格のみで必要なものが揃います。10.1インチサイズのタブレットを購入する場合、キーボードは絶対にあったほうがいいので、このことはこの製品の大きなメリットだと思います。
2.筐体
筐体はMT-WN1001と全く同じです。
カバー兼用のキーボードが付属する、というのも同じです。構造は簡易ですが、タブレット本体とキーボードはBluetooth接続ではなくコネクターによる物理接続のため、安定した接続になると思います。また私はマウス製の10インチ 2 in 1の旧型モデルを試用したことがあり、その製品にはBluetooth接続のカバー兼用キーボードが付属していたのですが、打鍵感はかなり良かったと記憶しています。そのため、この製品にPro版OSを搭載して法人利用に、というのもわかる気がします。
3.価格と発売時期
マウス MT-WN1001-Proは3月25日より、マウス直販サイトや直営店で販売が開始され、価格は税抜き38,980円(税込み42,098円)です。この価格はWindows 10 HomeをOSにしているMT-WN1001と同価格で、「Pro版OS分とOffice Mobile プラス Office 365サービス分でチャラ」ということになります。
CherryTrailを搭載し、キーボードがついてこの価格ですから無印版のWN1001にせよ、MT-WN1001-Proにせよ、お買い得だと思いますし、新型CPUなので納得感もあります。バリエーションの選択肢が増えた、ということは喜ぶべきでしょうね。