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マウス NEXTGEAR-NOTE i4600 - 14インチで重さ2 kg、ギリでモバイルできるか?ハイスペックゲーミングノート

マウス NEXTGEAR NOTE i4600
こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。もともとこのサイトは「Windows タブレット情報」がメインテーマなのですが、開設後しばらくたってからは「モバイルWindows 情報」ということでノートPCやWindows スマホも守備範囲にすべく努力しております。また、ゲーミングノートPCについては「どう考えてもモバイルとは言いにくい」のですが、実機の試用などができる環境にありますし、私自身もこのジャンルに関心があるのでよく取り上げます。で、

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「モバイルできるゲーミングノート」

というのは誰もが夢見る製品なんじゃないか、と思います。最近だと「Razer Blade Stealth」という、専用のドッキングステーションにGPUを外出しすることによって高いモバイル性を実現した製品も出ていますよね。このコンセプトはMSIやDELL、ASUSなどでも採用されていました。また、つい先日紹介したASUSのSurfaceクローン「Transformer 3 Pro」もこの方式を採用するようです。

ゲーミングノートの場合、GPUが必要になりますし、心臓部を冷やすファンもそれなりにごついものが必要です。あと、キーボードを強打することも多いので、筐体もヤワじゃいけません。なので、当然重量が重くなります。ゲーミングノートっていうのはモバイルノートとは別格に高性能ですし、なんとか携帯性を持たせることはできないか、ということを考えたりしますが、現状それは物理的にかなり厳しいと言えます。

前置きが長くなりました。今回紹介する「マウス NEXTGEAR-NOTE i4600」は堂々たるハイスペック・ゲーミングノートですが、ディスプレイサイズが14インチとやや小型で、重量が2 kgという製品です。2 kgはもはやモバイルマシンとはいいがたい、というのはあるんですけど、個人的には少し引っ掛かりを感じたりもしています。

1.スペック

マウス NEXTGEAR NOTE i4600 スペック表

クリックで拡大します

この製品はRAMとストレージの構成を選択でき、RAMは最小8GBから最大32GBまで、ストレージは最小240GB SSDから最大512GB(NVMe対応 M.2規格)⁺ 1TB HDDまで選べます。上のスペック表は最上位構成のものです。CPUはCore i7-6700HQとノートPC用としては最上位クラスのもの、GPUはNVIDIA GeForce GTX 965M(2GB)ですから、ゲーミングノートとしては「中の上」くらいのものが搭載されています。

GeForceについては最近GTX1000番台がデスクトップ用にリリースされましたが、ノートPC用は最上位が980となっています。私はGeForce 940Mとか960Mを搭載したゲーミングノートPCを何台も試用したことがありますが、上級ゲーマーでなければこのクラスの製品でも十分な性能であると感じています。940MでもGPU非搭載(つまりIntelのCPU内蔵のグラフィック)の製品よりも、比較にならないくらい高性能です。

ディスプレイは14インチながら解像度1,920 × 1,080とまずまず、ネットワークもギガビット・イーサネットに5GHz帯対応のWi-Fiを装備していますね。

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ただねえ、記事の冒頭で、「モバイルできるゲーミングノート」に対する期待感を書いたのですが、重量2 kgということのほかに、「バッテリー稼働3時間」というのが厳しいですね。これって予備バッテリーがないと持ち歩くのにかなり困難がありますもん。バッテリーなんてそこそこの重さがあるはずなので、携帯時の重量は2 kgじゃ済まないですね。(携帯性という期待感に対しては)ちょっと残念。

2.筐体

マウス NEXTGEAR NOTE i4600  天板
筐体はゲーミングノートとしてはかなりシンプルで、見た目普通ですね。

マウス NEXTGEAR NOTE i4600 キーボード
キーボードはバックライト仕様ですがバックライト色は白なので、そんなに目立ったりはしません。画像を見るとWASDキーに赤い矢印がついている以外は標準的なものに見えます。でも、マウス製品ってENTERキーまわりがみんな巨大キーですよね。小さすぎるよりはずっとマシですけど。

また、タッチパッドには左右クリックボタンがついているのもマウスらしいところ。素材の見直しにより、清音かつ押下感が向上しているとのことです。

それと、ヒンジ近くにある、ノートPCとしてはかなり大きなスピーカーも気になります。実際に聴いてみないとわかりませんが、マウスはこのスピーカーの音質に自信を持っているようです。

マウス NEXTGEAR NOTE i4600 入出力ポート
入出力ポートも充実しています。USB 3.0ポートが3つにUSB Type-Cポート、HDMIにMiniDisplayPortが2つもついてます。もちろん有線LAN(RJ45)もあります。

これまでマウスのモバイルノート「LuvBook Cシリーズ」などの紹介記事を通じ、マウス製品はポート類が充実し、キーボードにもかなりのこだわり持っている、と認識しています。この製品はゲーミングノートですが、普段使いについてもしっかりと配慮がなされ、非ゲーム用途でもかなり使い勝手のいい製品だと感じられます。

しかしまあ、重量2 kgにバッテリー3時間じゃあ、たまに持ち歩く程度ならいいとしても、本格的なモバイル利用はちょっと厳しいっすねw

3.価格など

マウス NEXTGEAR-NOTE i4600はマウス公式サイトで販売中で、価格は下記の通りとなっています。

RAM8GB/SSD240GB: 140,184円
RAM16GB/M.2SSD256GB+1TB HDD: 150,984円
RAM16GB/SSD480GB: 150,984円
RAM16GB/M.2SSD256GB(PCI-E)+1TB HDD: 172,584円
RAM32GB/M.2SSD512GB(NVMe対応 PCI-E)+1TB HDD: 215,784円

この記事では若干携帯性にこだわって書いてしまった部分がありますが、Core i7-6700HQとGTX965M搭載のゲーミングノートPCとしては決して割高ではありませんし、マウス製品はゲーミングノート以前の部分、普通のノートPCとしてみた場合でも、使い勝手を向上させる配慮がなされているため、ハイスペックなノートPCを、と考える人にもおすすめできます。非ゲーマーの方に対する唯一の注意事項は「ファンの音が大きいですよ」くらいなものでしょうか。

4.関連リンク

NEXTGEAR-NOTE i4600 シリーズ:マウス公式サイト
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