
マウスコンピューターが2-in-1 PC「mouse M0-IAU01BK-A」を発売しました。10.1インチサイズのタブレットが本体で、着脱式のキーボードが付属するエントリー機 (エントリータブレット)です。…まあ、ウインタブが大好きなジャンルの製品ですね。CPUにIntel N150を搭載しているので、軽めの作業であればサクサクこなせそうです。
1. スペック
スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel N150 |
| RAM | 8GB (LPDDR5-4000、オンボード) |
| ストレージ | 256GB SSD (M.2 NVMe) |
| ディスプレイ | 10.1インチ (1,920✕1,200) 60Hz、タッチ ※広視野角液晶パネル |
| 無線通信 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5 |
| ポート類 | USB 3.2 Gen 1 Type-C (映像出力、PD対応)✕2 USB 3.2 Gen 1 Type-A micro HDMI、オーディオジャック |
| カメラ | 前面 5MP / 背面 8MP |
| バッテリー | 26Wh (動画再生 約4時間) |
| サイズ | 本体のみ:246.3×165×10.5 mm |
| 重量 | 本体:555 g/キーボード込み:876 g |
ベースモデル
マウスコンピューターはBTOパソコンメーカーですが、M0-IAU01BK-AはCPUやRAM、SSD、ディスプレイといった主要構成のカスタマイズには対応しません。カスタマイズ画面ではOfficeソフトの付属有無や外付けのストレージ・光学ドライブなどの追加ができます。
また、OSはHome版とPro版を選べますが、カスタマイズ項目ではなく、製品ページから異なります。
2. OS/CPU/RAM/ストレージ
上で説明した通り、製品ページが異なりますがOSはWindows 11 HomeとProを選べます。CPUはIntel N150です。IntelのエントリーCPUで、Coreプロセッサー、Core Ultraプロセッサーには及びませんが、以前のCeleronとは別物の性能になっており、Office系のソフトとか動画視聴、Webでの調べ物などではストレスを感じません。
RAMは8GBで、オンボードメモリなので増設や換装はできません。SSDは256GBのM.2 NVMe SSDです。仕様上はより大きなSSDに換装できますが、この製品はタブレットが本体なので、DIYによる換装は現実的ではないでしょうね。
3. ディスプレイ/タブレット本体

ディスプレイは10.1インチで解像度は1,920✕1,200です。IPSという表記はありませんでしたが、「広視野角液晶パネル」という説明がありましたので、おそらくIPS相当の液晶が使われていると思います。また、タブレット製品なのでタッチ対応もします。


mouse M0-IAU01BK-Aは小型タブレットとしてはポート構成が非常に充実しています。USBポートは合計で3つもあり、micro規格となりますがHDMIポートもついています。また、スピーカーも左右側面にありますので、動画視聴時などでは臨場感のあるサウンドが楽しめそうです。
それと、この製品はバッテリー駆動時間が「動画再生:約4時間」と、AndroidタブレットやWindowsのモバイルノートPCよりも短いです。ウインタブとしては「Windowsのエントリータブレットならこんなもの」と思っていますが、念のため指摘しておきます。
4. キーボード

キーボードは「日本向けに配列から設計を見直した日本語配列」とのことで、「日本語キーボード (86キー / キーピッチ約17mm / キーストローク約1.9mm / JIS配列)」と開示されています。
エントリークラスのタブレットに付属するキーボードは英語配列だったり、キー形状は英語キーボードのままで日本語配列にしたものだったりするのですが、この画像のEnterキーとか全角/半角キーを見ても (サイズ的にはちょっと苦しそうだけど)しっかり日本語キーボードになっているなあ、と思います。

キーボードを装着したところです。メーカーサイトに詳しい説明はありませんでしたが、この画像を見る限り、キーボードはタブレットカバーとしても使えると思われます (ウインタブ的には「親の顔よりもよく見た形状」ですw)。
重量は本体のみが555 g、キーボード込みでも876 gと、携帯性にも優れています。
5. 価格など
mouse M0-IAU01BK-Aはマウスコンピューター公式サイトで販売中で、12月11日現在の価格はWindows 11 Home版が59,800円、Windows 11 Pro版が64,900円です。
メインPCとしてオンデバイスAIを使うとかゲームをするといった用途には厳しいものの、5万円台で購入できることを考慮すると、持ち出し用のサブPCとして、自宅で気軽に使えるタブレットとして、非常に魅力的な製品であると感じました。
また、マウスコンピューター製品は保証期間が3年と長く、24時間365日の電話サポートに対応しているのも安心ですよね。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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