こんにちは、時に微妙にディスりつつも、「やっぱSurfaceだよね」と思うことしばしばのウインタブ(@WTab8)です。Microsoftが新しいSurfaceを発表しました。「Surface Pro 5」じゃなくて「(New)Surface Pro」という名称ですが、実質的にSurface Pro 4の後継機です。残念ながら日本での発売は未定ですが、確実に発売されると思いますので、今から情報を確認しておきましょう。
1.スペック
OS: Windows Pro
CPU: Intel Core m3/Core i5/Core i7
RAM: 4GB/8GB/16GB
ストレージ: 128GB/256GB/512GB/1TB SSD
ディスプレイ: 12.3インチPixelSense(2,736 x 1,824)
ネットワーク: 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1
カメラ: イン5MP/アウト8MP(インカメラWindows Hello対応)
入出力: USB 3.0、MiniDisplayPort、Surfaceコネクト、microSD、オーディオ
バッテリー: 最大13.5時間
サイズ: 292 x 201 x 8.5 mm / 重量 768~784 g
CPUはCore m3、i5、i7となっており、Surface Pro 4と同じですが、詳細な型番は不明です。しかし、Core m3モデルとi5モデルはファンレスであるという記載がありましたので、Core m3は7Y30もしくは最新の7Y32の可能性が高く、Core i5は旧Core m系の7Y54もしくは7Y57かと思ったんですが、内蔵GPUのIntel HD Graphicsの型番が「620」(7Y54、7Y57とも「615」です)なので、どうやら旧Core m系ではないようです。また、Core i7についてはIntel Irisが内蔵GPUなので、少なくとも7500Uではありません。
RAMとストレージは選択肢がありますが、これは従来のSurface Pro 4の構成と同じ、またディスプレイのサイズや解像度も変わりません。それだけでなく、カメラや入出力ポートの配置も変更なしです。
改善されたのはバッテリー稼働時間で、Pro 4が最大9時間となっているところ、なんと最大13.5時間まで伸びました。サイズはPro 4とほとんど変わりません。コンマ何ミリという差、重量でも2グラムとかの差なので、Pro 4のユーザーですら違和感を感じないであろうレベルです。
ただし、カタログスペックに現れない改善点もあります。デジタイザーペン(こちらも新しいSurface Penが発表されています)は4,096階調の筆圧に対応するようになりました。また、Core m3/i5モデルがファンレス化したのと同時に、Core i7モデルも新設計のファンを搭載し、静粛性が大きく向上しているようです。
2.筺体
見た目ぜんぜん変わった感じはしません。完全にキープコンセプトですね。しかし、タイプカバーは「Surface Laptop」でも採用されたアルカンターラ素材のものが追加され、手触りが良くなったようです。
キックスタンドの開口角度も拡大され、最大165度になっています。ちなみにこの画像は「Studio Mode」といい、ペン入力を強く意識したものとなっています。
同時にリニューアルされたSurfaceペンです。国内向けのSurface Pro 4にはSurfaceペンが付属していますが、少なくとも米国版のNew Surface ProにはSurfaceペンは同梱されません。ご覧のようにタイプカバーの色に合わせ、「バーガンディ(画像の色です)」「プラチナ(シルバー)」「ブラック」「コバルトブルー」の4色が用意されます。電池式ですね。価格は米国サイトにも表示がなく「Coming Soon」となっていました。
もちろん例のSurface Dialにも対応しますし、最新のWindows 10のバージョン名が「Creators Update」になっているように、新しいSurfaceもクリエイターを強く意識した設計になっていると感じます。なので、ウインタブ読者の中にも新しいSurfaceは大人気になるかもしれません。
3.価格など
Microsoft New Surface Proは米国で6月15日出荷開始となっており、Microsoftストアではプレオーダーがスタートしています。価格は下記のとおりです。
Core m3/4GB/128GB: 799ドル(約89,000円)
Core i5/4GB/128GB: 999ドル(約111,000円)
Core i5/8GB/256GB: 1,299ドル(約145,000円)
Core i7/8GB/256GB: 1,599ドル(約178,000円)
Core i7/16GB/512GB: 2,199ドル(約245,000円)
Core i7/16GB/1TB: 2,699ドル(約300,000円)
米国モデルの場合、タイプカバー(キーボード)とSurfaceペンを含んでいないので、実際の支払額はこれに2万円強を加算する必要があります。また、日本モデルと異なり、製品版のOfficeも付属しません。仮に日本向けに製品版Officeが付属するようだと、日本での価格は少なくとも2万円くらいは高くなりますし、タイプカバーとSurfaceペンまで入れればさらに2万円くらい追金が必要になります。
ちなみに、日本でのSurface Pro 4の最安値モデル(Core m3搭載)は103,464円ですが、このモデルのみSurfaceペンが付属しないため、タイプカバーとSurfaceペンを追加すると25,000円ほどの追金が必要となり、13万円近くになります。なので、非常にざっくり言うと、New Surface Proの799ドルのモデルに製品版Officeをつけて、タイプカバーとSurfaceペンを追加すると「13万円強」くらいになると思いますので、New Surface Proの日本での価格はほぼ据え置きくらいかなあ、と勝手に予想してみます。
4.関連リンク
Introducing the new Surface Pro:米国Microsoft
コメント
このpenをPro4で使えるのだろうか?
1024段階と4096段階でどの位違うのか比較レビュー楽しみ
他のデジタルペンにも言えるが4096段階とかの筆圧の数値なんてものは実際体感としてどうでも良い数値
それよりも今回傾き感知に対応したこと、低レンテンシーで21msになっと事がとても良い進歩
動画見た感じ弱点のON荷重も軽くなっていそうだ
値段99$と言う事で明確にApplePencilに対抗した高級ペンだと伺る
本体に関してはLTEモデルがあるのを喜ぶ人多そう、個人的にサウンドが強化されて嬉しいところ
u系のcore i5で発熱がどうなることやら…pro 3のときみたいに爆熱にならなきゃいいけど。
そういえばi5ってcTDPの下限7.5Wだからもしかして…無いか
CPUは米国公式HPのPDFで公表されていますよ
第7世代 m3 7Y30 / i5-7300U / i7-7660U です
WWDCのiPad買おうかなと思っていましたが、昨日の発表を見てsurfaceProでもいいんじゃないかという気がしてきました。
LTEもあるので、iPadProとSpectreX360買うよりも安上がりかなぁとおもったり。
発熱が気になりますが、私はファンレスのCorei5を検討します。
うーん
確実に需要取りに行く絵描き向けシフトは正常進化と言えるけど
まだまだセパレート2in1はニッチ(というか割高で目的無く買いにくい)だし
surfaceにはノートPCとスマホで十分であろう一般人に
2in1の普及活動して欲しいという思いもあって複雑な思い・・・
本体の感想はペンのリニューアルは派手ですね
電池式ペンで林檎ペンを余裕で抜いて最強性能かな?
それどころかスペックだけ見ると延滞がCintiqに迫る勢い・・・
ほんとかなぁ・・・