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Lenovo Yoga Slim 750i(14)の実機レビュー - ミドルクラスの価格帯に見合わない高品質な筐体を有する14インチモバイルノート

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どうも。ひつじです。今回はLenovoよりYoga Slim 750i(14)をお借りしました。 Lenovoは他にもLegionやIdeaPadなどのブランドを有しますが、なんだかんだ「ThinkPad」ブランドが強いし、指名買いをするのもThinkPadブランドに寄りやすいのではないでしょうか。

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ただ今回のYogaはスタイリッシュさや質感の高さを押し出しつつも決して過剰演出ではない、Lenovoらしい機能美がかみ合った魅力的な製品に仕上がっています。他社の主力ブランドと並べても魅力的だと感じる製品だと思いますよ。早速紹介していきましょう。

1.注目ポイント

Yoga Slim 750i(14)の特徴を良い点と気になった点に分けた場合は以下の通りです。

良い点

・スタイリッシュで作りのよい筐体
・スピーカーの音質が比較的良好
・バッテリー駆動時に性能低下が少ない
・国内主要メーカー並みに機能が充実したソフトウェア
・「気になった点」以外の基本的な素性に不満は出ない

気になった点

・画面が乱れる場合がある
・タッチ操作には非対応
・キーボードのEnterキー等が小さい
・「最大パフォーマンス」設定でのベンチマーク結果

2.スペック

  Yoga Slim 750i (14)
OS Windows 10 Home
CPU Intel Core i5-1035G4 / Core i5-1135G7/ Core i7-1065G7/ Core i7-1165G7
外部GPU なし
RAM 8GB(Core i5) / 16GB(Core i7)
ストレージ 512GB SSD (PCIe NVMe/M.2)
光学ドライブ なし
ディスプレイ 14インチ(1,920 × 1,080)
ネットワーク 802.11 a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.0
入出力 USB 3.1 Type-C(Thunderbolt 3)、USB2.0 Type-C、USB 3.0 × 2、HDMI、オーディオジャック、microSDカードリーダー
カメラ Webカメラ(720p)顔認証対応
バッテリー 稼働時間約16-23.7時間
サイズ 320.6 x 208.2 x 15.1 mm
重量 1.36 kg

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CPUは現在販売されているモデルを見る限り、第11世代と第10世代、両方のCore i5とCore i7が混在しています。一方、後述しますがCPUの世代が異なっていてもカタログスペック上だとスペック表表記外としている指紋センサーの有無位で、他の構成部分に目立った差異はありません。

第10世代のCore i7と第11世代のCore i5だと、後者の方がCPU、GPU性能共により高い実力を発揮する場合が多いです。セールなどで販売価格に差がある場合、あるいはRAM容量の差異が気になる場合以外は基本的に第11世代CPUを搭載したモデルを優先して選ぶ方がよいでしょう。なお、ストレージはSAMSUNG製のM.2(PCIE接続)のものでした。

GPUはCPU内蔵ながらいずれも「Iris」(第10世代はIris Plus、第11世代はIris Xe)を冠しています。過去の内蔵GPUからイメージされるものよりも高性能な仕様と言って良いでしょう。

ディスプレイは14インチのFHD解像度でノングレア、タッチ操作には非対応です。厳密には第11世代CPUを搭載したモデルはIPS液晶、第10世代CPUを搭載したモデルはWVA(Wide View Angle。液晶の駆動方式を表す単語ではありません。)液晶を搭載している、とのこと。そのため厳密にIPS液晶のみが搭載されているとは言い切れませんが高視野角なディスプレイを搭載している点は保証できます。

ネットワークはWi-Fi6(INTEL AX201)に対応、サイズは今どきのノートPCらしく画面のインチ数に対して攻めた仕様です。またカメラはWindows Helloに対応しています。なお前述した指紋センサー搭載モデルは原則第11世代CPU搭載品が対象となるようです。
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今回のレビュー品は第10世代のCore i7を搭載しているモデル(RAM 16GB)です。初期状態のストレージ残容量はおおよそ以下の画像の通りです。
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2.筐体

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付属品はレビュー品なので参考程度に。基本的にマニュアル類とACアダプターだけなのでシンプルです。
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なお、ACアダプターの重量は実測で330g。サイズは4.5cm×10.5cm×3cm(コネクター等除く)といったところですね。接続端子の形状はUSB Type-Cで65W仕様でした。

本体画像は以下をご参考に。まずは天板から。
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底面には特に開口部などはありません。
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筐体のキーボードを手前とした場合、右側面に電源ボタン、USB3.0が2ポート、microSDカードスロットがあります。
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左側面にはUSB2.0 Type-C、HDMI、USB3.1 Type-C、オーディオジャックがあります。なお充電端子としては左側のUSB Type-C端子のどちらも使用が可能です。
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画面を開くとこのような感じです。キーボード面の左右にスピーカーが搭載されています。位置としては非常に良い一方で、キーボードはその分少し狭められている感じですね。
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Lenovo製品らしく、液晶部分をほぼ180度まで開くことが出来るヒンジを採用しています。キーボードがチルトする等のギミックはありません。
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液晶上部に手がかりが付いているので開閉はしやすいです。また、手がかり部分に何気なく製品名の刻印が施されているのもおしゃれ。
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製品全体として加飾が少ない(特に製品ロゴを除き、メッキやダイアモンドカットなどの使用が見た限り無い)一方で、筐体のチリ合わせ等が優秀で、筐体もフォーマルながら素材感の良さ、更にグレーをベースに薄い青紫が混ざった色を採用している等、凡庸では決してない良質な仕上がりになっています。この点、個人的に高評価です。
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3.付属ソフトウェア

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各ソフトウェアの詳細は別記事を掲載しますので少々お待ちください。主だったソフトウェアとしては以下のものが導入されていました。(スタートメニューから明示的に起動可能なものを列挙しています)
・Lenovo Vantage(PCの総合管理+Lenovoの独自機能を管理するソフト)
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・Lenovo Utility(操作に伴うオーバーレイ表示を制御するソフト)
・Dolby Atmos Speaker System(いわゆるEQ。下記画像では使えない表示になっていますが内蔵スピーカーでも使用は可能です。使用可能時のスクショを忘れました…。UIは変わらないので旧バージョンのスクショも掲載しておきます。)
yogaslim750i14_dolbyatmossystemドルビー設定
・Dolby Vision(4K動画に特化した画質補正ソフト?これは試用できず。)
yogaslim750i14_dolbyvision
・Mirametrix Glace(カメラを活用しのぞき見防止、姿勢矯正を行うソフト)
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・マカフィー リブセーフ トライアル(セキュリティ関連ソフト)
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4.使用感

ディスプレイ

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色域としてはsRGB+α、といったところでしょうか。広色域とまでは言わずとも必要十分以上の画質は提供されていると感じられるディスプレイです。視野角も広く、恐らくIPSであろうことは推定できます。またカラープロファイルも標準で登録されており、色の狂いも少ないですね。これならイラスト用途などにも十分活用できるかと思います。HDR表示に標準で対応しているわけではありませんが、照度が低いわけではなく、動画は十分に見ごたえがあります。

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気になる点としては5分に1回程度、1フレームほど画面の乱れが生じます。(紫や緑などが全画面に一瞬挿入される感じです)使用中そこまで気にはならないものの、原因が分からないだけに少しモヤモヤしますね。

スピーカー

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筐体サイズと比べて空間の広がりを感じさせるスピーカーで、解像度も必要量は確保されています。EQソフトの効きも穏やかな部類で違和感も少なく、BGM用途等であれば十分に活躍できるといえますね。細かく見れば高域がやや金属質であること、フラットな周波数特性ではない(ボーカルや雨音等が強調されやすい特性)ため一部帯域が埋もれてしまう様子はありますが、ノートパソコンが搭載するスピーカーとしての及第点は十分に超えていると言える音質を有しています。ただキーボードスペースを犠牲にしてまで搭載するべきだったか?と言われれば…。

キーボード

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キートップの視認性はバッチリです。またバックライトも白色のみながら2段階調整が可能。キーピッチは実測で18mm、キーストロークはおよそ2mmといったところ。底付き感はややありますがタッチはカチッとしており小気味よい感じですね。質の良いメンブレン方式に近い打鍵感と言えるでしょう。各キーの押下位置が中央からずれてもタイプ漏れは起こりにくいです。打鍵音もおとなしく、キーの立て付けも良好です。

ただし、ENTERやBackSpace周辺が全体的にタイトで、慣れるまでミスタイプを誘発します。400文字程度打てば個人的には気にならなくなりましたが「少し小指を右に伸ばす」ようなタイピングフォームにはなるのでその点だけ多少気がかりでした。この点を除けば入力ミスも起こし辛く、比較的使い勝手の良いキーボードだと言えるでしょう。

タッチパッドは過敏すぎず鈍すぎない良い塩梅です。「あ!すごい!」みたいな印象を抱くようなことはないと思いますが、長らく使っていると「あ、いいな。」と感じるような設えだと言えるでしょう。マウスが無くてもそこまで不満を抱かずに使用が出来るので個人的にはありがたいですね。

その他

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バッテリーは画面照度100%、省電力設定を初期状態、1時間Youtubeを再生したところ、16%のバッテリー消費となりました。ただソフトウェア側の機能として人感センサー等も搭載していますから、「常時つけっぱなし」になることは実運用上少ないかと思います。そういう点も加味すれば1日仕事で使う、位であれば定時上がりである限り十分耐えてくれるでしょう。

ファンノイズは空気清浄機や扇風機の「中」運転位をイメージして頂ければいいかと思います。軸ぶれする音やうなり音等はほぼ無く、小口径で高回転といった質のノイズでもないので、実使用上は意外と気にならないかと思います。

5.性能テスト

事前にお伝えしておいた方が良いこととして、「電源供給」状態で電力設定を「最大パフォーマンス」にした場合、「高パフォーマンス」設定(設定バー上では上から2つ目)と比較して僅かながらベンチメーク結果が下回る、という事象を確認しています。恐らく第10世代以降のIntelCPUは省電力設定時でも性能の低下が比較的緩和されていること、排熱性能などなど、色んな原因から起こっている事象かとは思います。今回は特に記載がない限り「高パフォーマンス」設定でベンチマークを実施しています。

なお、3D Markの最新版では「Sky Diver」ベンチマークが提供から外されています(正確には、テストはできるがサポートが終了)。そのため今回は別のベンチマークをいくつか実行していますので、ご参考ください。

3DMark

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今回SkyDiver廃止に伴い「Wildlife」のスコアを掲載しています。この結果は妥当と言っていい内容かと思います。PS3世代あたりに発売されたゲームでしたら多少の画質調整で動作する可能性が高く、スマートフォン等とマルチ展開されている軽量なゲームなどもそこそこ動作するであろう性能だと言えます。一方現行のAAA級ゲームに関してはスペック不足ではありますが、そもそもゲーミングノートではないので「ゲームプレイ主眼でないとすれば十分以上」だと思います。

FINALFANTASY 14

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いまや軽量級ゲームになった、と言ってもいいでしょう。FF14ベンチより2つ。どちらも大きな差はなく、最高品質のFHDで「普通」です。漆黒のヴィランズ冒頭の花吹雪が舞う中敵を倒すシーンではフレームレートが落ちてしまいますが、それ以外は比較的スムーズに動作する所感です。

FINALFANTASY 15

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上からバッテリー駆動(省電力設定は初期値)、「高パフォーマンス」での電源接続、「最高パフォーマンス」での電源接続でベンチマークを実行した結果です。御覧の通りバッテリー駆動でも大きな性能落ちはありません。一方で「最高パフォーマンス」ではやや結果が振るわないものとなりました。動作上は「最高パフォーマンス」の場合、目に見えてカクつくシーンが何か所かあります。GPUかRAMに起因するのかな、と感じさせるような動作ではありました。

ドラゴンクエスト10

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このクラスのゲームであれば、問題なく動作するという好例です。それにしてもドラゴンクエスト10はコンシューマーゲーム機での初出がWiiでしたよね?随分と長く活躍しているゲームですよね…。

PCMark

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クリックで拡大します


参考:
ASUS ZenBook 14 UM4125IA(Ryzen 7 4700U): 5,014
MSI GF75 Thin(Core i7-8750H、GTX1050Ti): 5,009
ドスパラ GALLERIA GCF1060GF-E(Core i7-8750H、GTX1060): 4,976
ASUS VivoBook S15 M533IA(Ryzen 7 4700U): 4,975
ドスパラ GALLERIA Mini 1060(Core i5-7500、GTX1060): 4,906
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7): 4,899
ドスパラ GALLERIA GCF2070GF-E(Core i7-8750H、RTX2070): 4,893
ASUS VivoBook S15 S533EA(Core i7-1165G7): 4,804
HP ENVY x360 15(Ryzen 5 4500U) : 4,738
ASUS ZenBook 15 UX534FT(Core i7-8565U、GTX1650): 4,709
HP ENVY x360 13(Ryzen 5 4500U) : 4,678
ドスパラ GALLERIA GCF1050TGF-E(Core i5-8300H、GTX1050Ti): 4,545
ASUS ZenBook 13 UX325EA(Core i7-1165G7): 4,526
ONE-NETBOOK OneGx1 Pro(Core i7-1160G7): 4,522
ASUS ROG Zephyrus G GA502DU(Ryzen 7 3750H、GTX1660Ti): 4,365
OMEN X by HP(Core i7-7820HK、GTX1080): 4,290
iiyama STYLE-17FH054-i7(Core i7-8750H) : 4,281
HP Spectre x360 13(Core i7-8565U): 4,223
dynabook GZ83(Core i7-10710U): 4,193
Lenovo ThinkPad T490(Core i7-8565U、MX250): 4,158
ASUS VivoBook S15 S531FA(Core i7-10510U): 4,155
Lenovo ThinkPad X1 Carbon(Core i7-8665U): 4,132
ASUS TUF Gaming FX505DT(Ryzen 5 3550H、GTX1650): 4,124
Lenovo ThinkPad X1 Yoga(2019)(Core i7-8665U):4,120

PCMarkはゲーミング用途のベンチマークではなく、通常のデスクワーク(いわゆるオフィス系ソフト等)を使用することを想定したベンチマークです。上が「高パフォーマンス」での電源接続、下が「最高パフォーマンス」での電源接続でベンチマークを実行した結果です。こちらでも「最高パフォーマンス」での性能低下が認められます。ただ、スコア4,000超えは動作上不満が出ない範疇ではあるので、大きな問題ではない、とも言えますね。

CINEBENCH R23

yogaslim750i14_cinebench
参考:
ASUS TUF Dash F15(Core i7-11370H)(注): 1,550、7,073
ONE-NETBOOK OneGx1 Pro(Core i7-1160G7)(注): 1,396、4,482
ASUS VivoBook S15 K513EA(Core i7-1165G7)(注): 1,342、5,788
MINISFORUM EliteMini X400(Ryzen 5 PRO 4650G):1,245、8,651
Lenovo IdeaPad Flex 550 14(Ryzen 7 4700U)(注):1,140、6,710
MINISFORUM H31G(Core i5-9500F):1,105、5,922
MSI GP65 Leopard(Core i7-9750H)(注):1,077、5,999
ひつじ 自作PC(Core i7-6700 GTX980ti):1,031、5,078
ASUS ZenBook 14(Core i5-8265U)(注):1,023、3,691
Microsoft Surface Laptop Go(Core i5-1035G1(注):1,006、3,559
ひつじ 自作PC(Core i3-7100T):840、1,826
HP Pavilion x360(Core i5-7200U)(注):790、1,740
※左から順にシングルコア、マルチコアのスコア
(注)ノートPC、(注)ないものはデスクトップPC

CPUの純粋な性能を計測するのがCINEBENCH。最近バージョンが上がりR23となりました。(過去バージョンとスコアの互換性がないため比較対象数が少なくなっています)シングルコア性能で旧来のデスクトップ系CPUを上回っている点は素直に素晴らしいと言えます。一方でマルチコアだとRyzenの牙城がなかなか崩せない感じは良くも悪くもIntelの第10世代らしい、と言えるでしょう。

Crystal Disk Mark

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PCIE接続のM.2として妥当な性能だと言えます。最近でこそ「PCIE4.0」に対応した製品も市場流通していますが3.0接続でこの数値であればまず不満は出ないかと思います。また、SAMSUNG製のM.2 SSDは発熱も大きくないため、安定してこの高速性能が引き出せる点も魅力です。

6.まとめ

Lenovo Yoga Slim 750i(14)はLenovo公式サイトで直販されています。価格は構成により異なりますが、office無しの構成、eクーポン適用後価格で比較した場合だと2月10日現在、Core i5 1035G4採用モデルが80,795円、Core i5 1135G7採用モデル(指紋センサー搭載)が108,207円、 Core i7 1065G7採用モデルが126,496円、Core i7 1165G7採用モデル(指紋センサー搭載)が127,675円にて販売されています。(いずれも税込)

この価格だと今回レビューした第10世代Core i7搭載品はセール待ちとなるでしょう。少なくとも第11世代Core i5と同等程度の価格になって性能上妥当、といったところです。一方で第10世代のCore i5搭載モデルや第11世代CPUを採用しているモデルは筐体の質感などが好ましいと感じた場合は検討候補として十分成立する製品です。どこにコストをかけるかというポイントは人によるかと思いますが、個人的には面白い製品だと感じました。

7.関連リンク

Yoga Slim 750i 14型 :Lenovo

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