こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。米国ラスベガスで世界最大規模の家電見本市「CES 2015」が1月6日~9日(現地時間)の日程で開催されます。開始に先立って出展各社のプレスカンファレンスが続々と開催されており、注目の新製品の概要が海外メディアを通じて入ってきています。
紹介したい新製品はこれから続々と登場すると思いますが、まずはその第1弾として「Lenovo YOGA Tablet 2 with Windows」に新しい機能が追加された、というニュースから紹介します。
なお、この新機能、8インチのWindows版のみが対象で、10インチ版、Android版はいまのところ対象になっていないようです。ご注意ください。
1.スペック
これがスペック表です。英語ですが、基本的に、というか全く従来のモデルと変わりません。もともとYOGAはタブレットとしてはコストパフォーマンスが高く、CPUにAtom Z3745を搭載し、ディスプレイも1,920×1,200と高精細、カメラもアウトが800万画素という、普及価格帯としてはかなりの高スペックマシンですが、これらの機能はすべて変更がありません。
2.AnyPen Technology
もともと性能面では満足できるYOGAに追加されたのは「AnyPen Technology」という技術を使ったペン入力機能です。いや、「ペン」って言ってはいけないのかもしれません。とがったものなら何でも(ただし常識の範囲内、先端の大きさが1mm以上であること)スタイラス代わりに使えるんです。
こちらの動画をご覧ください。
フォークとかドライバーを使って書いてますね。当然ガラスは強化されているんでしょうけど、なんだか怖い感じがします。現状、このAnyPen Technologyの詳細は不明で、特に「筆圧検知」機能があるのかはわかりません。私見ですが動画を見る限り筆圧には対応していないっぽいですね。
タブレットに期待される機能として手書きやペン入力というのがありますが、日本のユーザーの場合「筆圧検知かつ高精度(ペン先のズレがない)」ということを期待している人が多いと思います。イラストを描くのが好きな人は性能の低いペン入力機能を使うことなんかできないでしょう。
AnyPen Technologyがこのようなニーズに対してどれくらい応えることができるのかはもう少し詳しい情報を待つ必要があります。でも、手書きメモという使い方であればスタイラスも不要なわけで、相当便利に使えることは間違いないでしょう。
3.発売時期と価格
米国では1月中に発売され、価格は299ドル(約35,700円)から、と発表されています。ただ、YOGAは日本と米国でOfficeのバンドルの仕方など仕様が異なるので、価格も異なります。Lenovoの米国内での直販サイトでは(クーポン割引などをやってはいますが)現行モデルの元値も299ドルなので、確証はありませんが、値段据え置きっぽいです。
日本での登場時期は1月中ではなくもう少し先になると思われますが、価格はほぼ一緒になりそう(実売価格は若干上がるかも)なので、急いでいないのなら、この新モデルの情報をもう少し見守ったほうがいいでしょう。
4.関連リンク
Lenovo YOGA Family Takes Flexibility and Interactivity Even Further with New Technologies:米国Lenovo公式サイト・ニュースリリース(英語)