こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。先日海外メディア発のリークネタを記事にしました。
Lenovo YOGA TABLET - Androidでおなじみの個性派タブレットにWindowsモデルが!
そしたら、本当に公式発表されました。Androidの個性派タブレットYOGA TABLETがモデルチェンジして「YOGA TABLET 2」となり、従来のAndroid版に加え、「with Windows」として8インチ版と10インチ版が新登場です!
1.スペック
10インチ版と8インチ版、スペック上はほぼ共通の内容となっています。要点のみ補足します。
OS: Windows8.1 with Bing 32ビット
ディスプレイ: 8インチも10インチも1920×1200のWUXGA
CPU: Intel Atom Z3745(1.33GHz/バースト時1.86GHz)
RAM: 2GB
ここまでで言えることは、YOGA 2は昨年末から販売が開始され、大ヒットしたWindows8 タブレットの標準よりも確実に高性能である、ということです。OSこそ32ビットのままですが、ディスプレイはWUXGAまで解像度を上げ、CPUも現行8インチWindowsタブレットの主流であるAtom Z3740よりも確実にスペックアップしています。なので、性能面では現行Windowsタブレットユーザーの買い替え需要にも応えることができると思います。
ストレージ: 32GB
これはちょっと痛い!私個人としては32GBでも十分だと思いますが、Windowsストアアプリをたくさんインストールするような人にはキツイかもしれません。64GBを選べるような選択肢が欲しいところです。
バッテリー稼働時間: 15時間(!!!)
重量: 約426g(8インチ)、約629g(10インチ)
いやこれはすごいでしょ!「バッテリーシリンダー」という特異な形状をしているだけあってデカイバッテリーを積んでるんですね。重量は8インチの方は400g越えということでやや重くなってしまいましたが、バッテリーシリンダーの関係でやむをえないかな、と納得はできます。10インチの629gというのは他機種との比較上、軽いとは言えませんが特に重いわけではありません。
ということで、内蔵ストレージが32GBしか選べないという点を除けば、久しぶりに「性能がアップした新型タブレット」の登場と言えるでしょう。私がそうなんですけど、今使っているタブレットを買い換えるとしたら、やっぱスペックアップしてないと嫌ですよね。
それと、見落としがちな8インチと10インチの装備の差として、microHDMI端子があります。これは10インチのみに装備され、8インチの方にはつかないので注意が必要ですね。また、10インチのみ「キーボードカバー」が付属しますが、これについては後述します。
2.4つのモード
上にリンクした記事にも書いたのですが、YOGA TABLETはもともと「スタンド」「ホールド」「チルト」の3つのモードで使うことができたのですが、YOGA 2になって新たに「ハング」というモードが追加されました。ではまず、4つのモードの画像から。
これが新しいモード「ハング」です。YOGAにはバッテリーシリンダー部分にキックスタンドがついているのですが、これが穴あきになり、壁掛けができるようになりました。穴1つですが、目からウロコですねえ。
これが「ホールド」モード。画像では左手部分にバッテリーシリンダーがあり、タブレットを持ちやすくする働きをします。確かに持ちやすそうですね。私なんかは左右対称のタブレットを毎日ホールドしているので、最初のうちはバッテリーシリンダーに違和感を感じるかもしれませんが、慣れてしまえばすごく使いやすそう。
「チルト」モードです。このモードは、机に置いてソフトキーボードでタイピングする際に便利そうです。
最後に「スタンド」モードです。なんか自然に見えますけど、ケースとか補助になるものを使わずに自立する8インチタブレットって今までありませんでしたから!本体だけで立つってすごいことですから!
左右非対称、大きく膨らんだバッテリーシリンダーの存在を逆手に取って、このような使い方の提案が出来るLenovoってすごいと思います。
3.キーボードカバー(10インチのみ)
10インチモデルの方だけですが、「Bluetoothキーボードカバー」が付属します。ご覧のとおりグッドデザイン賞をあげたいくらいにYOGA 2本体にピッタリのデザインですね。残念ながらキーボードの打鍵感など使い勝手については不明です。あと、2 in 1として使う場合、ヒンジなしのタブレット+キーボードの場合は「膝において使う」ということが難しいのと「背面に場所をとる」という欠点があります。タブレットをスタンドで立てかける場合、見た目以上に背面にフリー面積が必要、ということですね。YOGA 2の場合もこの2点が当てはまりそうですが、キックスタンドが小さいので、他機種よりも背面のフリー面積は小さくて済みそうです。
これがキーボードをカバーにして収納したところです。全然違和感がないし厚みも感じませんね。打鍵感などの使い勝手は未知数、と書きましたが、少なくともデザインというかタブレット本体との一体感という点では満点をあげられそうです。
4.実売価格を見て震えろ!
10月11日現在、ヨドバシ.comで予約を受け付けていました。ヨドバシでの販売開始予定日は11月28日です。でね、お値段なんですけど、8インチが37,580円(税込・ポイント3758ポイント)、10インチが59,180(税込・ポイント5918ポイント)です。ポイントを現金値引きと考えてよいのなら、8インチは33,822円、10インチは53,262円となります。
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div style=”border-style: solid ; border-width: 1px; padding: 10px 5px 10px 20px; border-color: red;”>2015年6月12日追記:
Lenovo直販サイトでも取り扱いが開始され、しかもかなりお買い得になっています。特に10インチモデルが狙い目で、結構な値崩れを起こしています。公式サイトのほうもぜひチェックしてみてください。
これは安いです。文句なく安いです。バンドルされてるOfficeもPowerPointつきのHome&Businessなんですけどね。上に書きましたが、YOGA 2はWindowsタブレットとしてはCPU、ディスプレイの品質という点でややスペックが高い部類に入ります。それでこの価格というのは明らかに魅力的です。1年近く前に発売された現行8インチタブレットが今でも実売価格3万円台前半くらいですから。もちろん、最安値ということではありませんが、コストパフォーマンスという点では最優秀機種の一つと言ってよいでしょう。
あとはバッテリーシリンダーのついた個性的な筐体をどう評価するか、ということで判断すべきと思います。好き嫌いは分かれそうですね。