
LenovoがノートPC「Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition(14, Intel)」を発売しました。CPUにCore Ultraシリーズ3 (Panther Lake)のCore Ultra 7 355を搭載するCopilot+ PCで、14インチサイズで筐体重量は975 gと超軽量なモバイルノートです。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel Core Ultra 7 355 |
| RAM | 32 GB (LPDDR5X-7467MT/s, オンボード) |
| ストレージ | 1 TB SSD (M.2 2242 PCIe-NVMe Gen4) |
| ディスプレイ | 14インチOLED (2,880✕1,800)タッチ, 120Hz |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| ポート類 | USB4 Type-C (Thunderbolt 4)×3 |
| カメラ | Webカメラ (500万画素) 顔認証対応 |
| バッテリー | 75 Wh (動画再生 約 22.8 時間) |
| サイズ | 313✕212✕13.9 mm (最薄部) |
| 重量 | 975 g |
2. OS/CPU/RAM/SSD
Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition(14, Intel)は注文時にシステム構成のカスタマイズが可能です。OSはWindows 11 HomeとProを選べます。CPUはCore Ultra 7 355のみが設定されています。
Panther Lakeについてはライターの渋谷Hさんが解説記事を書いていますので、詳しくはこちらをご覧ください。
Panther Lake - GPU性能がすごい2026年最強CPU
廉価版も強い!Panther Lake内蔵GPUの想像以上に高い底力
Panther Lakeの型番一覧はこちらです。参考としてPanther Lake全型番のPassmarkスコアも掲載しています。
ノートPC用CPU一覧 - Core Ultraシリーズ1 / 2 / 3
これはPassmarkが公表しているベンチマークスコアです。Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition(14, Intel)が搭載するCore Ultra 7 355はPanther Lakeの中では高性能版とは言えず、より高性能な型番としてCore Ultra 7 356HやCore Ultra X7 358Hなどがあります。そのため、従来の型番であるCore Ultra 7 258V (Lunar Lake)やCore Ultra 7 255U (Arrow Lake-U)、Core Ultra 7 255H (Arrow Lake-H)と比較すると「大幅に性能アップ」とまでは言えません。特にArrow Lake-HとのPassmarkスコア比較では明確に遅れを取っていますね。
ただし、NPU性能に関してはArrow Lake (12~13TOP)よりもずっと高く、Lunar Lake (40~48TOPS)をも上回っています。
RAMは全モデル32GB (オンボードメモリのため購入後の増設・換装はできません)、SSDは全モデル1TBです。
3. ディスプレイ

ディスプレイは有機ELパネルで「2.8K (2,880×1,800)解像度, HDR1000 True Black, 100%DCI-P3, 1100 nit (HDRピーク)/500 nit (SDR標準), リフレッシュレート120Hz」と、「WUXGA (1,920×1,200)解像度, HDR500 True Black, 100%DCI-P3, 400 nit, リフレッシュレート60Hz」と開示されており、タッチ対応もします。
クリエイター向きの品質だと思うのですが、「ペン入力」については全く説明がなく、メーカーのスペック表でも「ペン付属」ではないようです。
4. 筐体

筐体素材はマグネシウム・アルミニウム合金で筐体色は「シーシェル」です。「特別仕様のYogaコーティング」により、手触りがいいだけでなく通常の3倍 (赤い彗星かよ)の耐摩耗性を備え、指紋防止・撥水加工も施されています。
また、この筐体は最薄部13.9 mm、重さ975 gと薄型・超軽量ながらMIL規格 (MIL-STD-810H)準拠の堅牢性があります。

FIFA World Cup 26 Edition
また、この記事執筆時点ではまだ販売が開始されていませんが、付属品が充実した (システムスペックは変わりません)FIFA World Cup 26 Editionというのがあり、こちらは筐体色が「コズミックブルー」となります。

キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、日本仕様は「84 キー(Fn キー+Windows キー+Copilot キーを含む)、JIS 配列、バックライト・キーボード、マルチタッチパッド、パワーボタン」と開示されています。キーボード面の左右にスピーカーが配置されています。この製品はDolby Atmos認定の4スピーカー (2W×2 ツイーター、2W×2 ウーファー)を搭載していますので、音楽鑑賞や動画視聴などでも高い音質を楽しめると思います。
側面とポートの配置です。「USB Type-Cポートが3つだけ」ですね…。USB Type-AやHDMIはおろか、イヤホンジャックもありません。ただし、3つのType-CポートはすべてThunderbolt 4と高規格です。
5. 価格など
Lenovo Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition(14, Intel)はLenovo公式サイトで販売中で、3月8日現在の価格は329,780円からです。「超軽量かつ高級感のある筐体」にもお金がかかっていると思われます。ちなみにCPUにRyzen AI 400シリーズを搭載するYoga Slim 7a Gen 11(14, AMD)は、重量が少し重く (1.15 kg)、ディスプレイがタッチ対応せず、筐体色が「タイダルティール」ですが、Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Editionよりもずっと安く購入ができます (3月8日現在、最低価格が189,860円、スペックをほぼ同等にすると251,460円)。
価格 (コスパ)だけ見てどちらがいいか、というのは乱暴だと思いますが、お好みに合わせて選べばいいでしょう。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
▶ サイト紹介・ウインタブについて




コメント