レノボから15.6インチのスタンダードノート「V15 Gen2」が発売されました。おそらく販売代理店での取り扱い(≒法人モデル)が主体の製品と思われますが、先日直販がスタートしていますし、価格も割安と感じられます。ディスプレイがTN液晶のみであるなど、結構割り切った仕様になっていて「刺さる人には刺さりそう」な製品だと思います。
1.Lenovo V15 Gen 2 スペック
スペック表
Lenovo V15 Gen 2 | |
OS | Windows 10 Home/Pro |
CPU | AMD Ryzen 3 5300U / Ryzen 5 5500U Intel Core i5-1135G7 |
外部GPU | なし |
RAM(メモリ) | 8GB(最大16GB) |
ストレージ | 256GB M.2 NVMe SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 15.6インチTN(1,920×1,080) |
ネットワーク | 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 5.0 |
入出力 | USB 3.2 Gen1 Type-C、USB 3.2 Gen1、USB 2.0、HDMI、LAN(RJ45)、オーディオジャック |
カメラ | Webカメラ(720p) |
バッテリー | 駆動時間最大約15.4時間 |
サイズ | 359 x 236 x 19.9 mm |
重量 | 1.7 kg |
コメント
レノボの製品ページを確認すると、この製品には「カスタマイズモデル」が追加されそうなのですが、7月8日時点での直販は「AMDモデルのみ、カスタマイズ不可」となっています。上記スペック表には一応Intel版のCPUも掲載していますが、Intel版は7月8日現在直販モデルがありません。
AMDモデルのCPUは第4世代のRyzen 3/Ryzen 5/Ryzen 7ですがRyzen 7はカスタマイズモデル用と思われ、現状は購入できません。RAMとストレージは全モデル8GB/256GBです。こちらもカスタマイズモデルが発売されればRAM16GBとかストレージ512GB、さらには追加でHDDも搭載できるようです。なお、RAMは「オンボード1(4GB/8GB) + スロット1(4GB/8GB)」という構成です。
ディスプレイは15.6インチ、FHD解像度でTN液晶のみです。ここは「引っかかる」人が多いんじゃないでしょうか。TN液晶は視野角が狭くなってしまいますので、様々な利用シーンが想定される個人利用の場合はちょっと使いにくいかもしれませんね。
入出力ポートは15.6インチノートとしては標準的だと思います。HDMIや有線LANポートなどビジネス向きの仕様ですが、SD(microSD)カードリーダーはありません。また、サイズも15.6インチノートとしては標準的(悪い意味ではなく、十分にコンパクトです)で、重量1.7 kgというのは軽量な部類と言えます。
2.Lenovo V15 Gen 2 筐体
トップ画像を再掲します。ベゼル幅は細め、シンプルでクセのないデザイン、まあ「普通のスタンダードノート」です。
天板です。筐体色はブラックのみで、画像を見る限り、「やっぱりシンプル」な印象ですが、レノボ製品ページには「カバーと内部の3面に特殊な触感のテクスチャー」を使っているとの記載がありました。「特殊な触感」というのが気になりますねー。
他のレノボ製品と同様、V15 Gen2もヒンジが180度開口します。また、この画像のキーボードは英語配列ですが、日本仕様は「105キー、JIS配列」です。バックライトは装備されていないようです。
側面と入出力ポートの配置です。ポートの数が多いほうとは言えませんが、USB Type-AとType-Cがあり、HDMIと有線LANポートもついていますのでビジネス利用には便利だと思います。
3.Lenovo V15 Gen 2 価格など
Lenovo V15 Gen 2はレノボ直販サイトで販売中で、7月8日現在直販されているのは「AMD CPU、カスタマイズ非対応」のモデルのみです。価格は税込み59,950円から、となっています。
59,950円モデルの構成は「Ryzen 3/RAM8GB/256GB SSD」なので、一般的なビジネス用としては十分な性能になっていると思われ、価格面では割安感があると言えるでしょう。気になるのはディスプレイがTN液晶である、という点です。TN液晶で構わない、ということなら買いでいいと思います。あとはカスタマイズモデルが早く発売されると格段に魅力的になりそうですね。
4.関連リンク
Lenovo V15 Gen 2(AMD):Lenovo
Lenovo V15 Gen 2(第11世代インテル):Lenovo