Lenovo ThinkPadのフラッグシップ「X1シリーズ」がリニューアルされました!X1シリーズには「X1 Carbon(クラムシェルノート)」「X1 Yoga(コンバーチブル 2 in 1)」「X1 Tablet(デタッチャブル 2 in 1)」の3機種がありますが、最も大きな変更が加えられたのがデタッチャブル(キーボード分離型)2 in 1のX1 Tabletで、その他の2機種はマイナーチェンジ、という感じになっています。
目次
1.ニューモデルの特徴
第8世代Core iプロセッサー
3モデルともCPUのCore iプロセッサーが第7世代から第8世代に切り替わりました。また、X1 Tabletは従来モデルで旧Core m系のCPUを搭載していましたが、ニューモデルでは「普通の」というと語弊がありますけど、Core i5とi7の8000番台、末尾U(Core i7-8550Uなど)に変更されています。
Dolby Vision HDR
X1 CarbonとX1 Yogaは、Adobe RGBを100%カバーするHDR表示が可能なDolby Vision HDRを搭載可能です。Dolby Vison HDRについては私も見たことがないので何とも言えませんが、上の画像のように鮮やかさとかくっきり感がぜんぜん違うんでしょうね。
Think Shutter
こちらもX1 CarbonとX1 Yogaの2機種が対象ですが、Webカメラ用の物理カバー「Think Shutter」が装備されます。個人ユーザーとしてはいまひとつピンとこない(なぜカメラのカバーで大騒ぎするのか…)のですが、LenovoではThinkPadシリーズの2018年モデルの多くにこの機能を採用しており、セキュリティの向上を訴えています。要は「意図せずしてカメラを操作され、個人情報が抜かれる」リスクを大幅に減らすことができる、ということのようです。
Amazon Alexa
新しいX1シリーズはAmazonの音声サービス「Alexa」に対応します。X1シリーズのリリースに先立ち、HP、acer、ASUSが自社PCにAlexaを対応させることを発表しており、Lenovoでもこの流れに乗った、ということですね。
Amazonの「Alexa」、Windows 10 PCにも搭載へ HP、Acer、ASUSが発表:IT Media
「コルタナさんはどうなるんだろう?」などと考えてしまいますが、Alexa対応により、スマート家電との連携も可能になりますし、ディスプレイを備えたノートPCに搭載されるわけですから、Alexaが画像や映像を活用しつつ質問に答えてくれる、という便利な状況になりそうです。
キープコンセプト?
3機種のうち、X1 CarbonとX1 Yogaは筐体サイズが従来モデルと全く同じです。また、外観のデザインも全く変わっていないようです。
おそらく入出力ポートの配置など、細部の変更はあると思いますが、「見た目は同じ」ということです。
一方でX1 Tabletは大きな変更が加えられてますよ!
ThinkPad X1 Tabletの変更点
ThinkPad X1 Tabletの主な変更点を説明します。
ディスプレイ
従来型の12インチ(2,160 × 1,440)から13インチ(3,000 × 2,000)に大型化、高精細化されました。もちろんこれは歓迎すべきことですが、筐体サイズが大きくなり、重量増の原因にもなります。実際従来型の重量767 gよりも重い890 gとなりました。
X1 Tabletが大型化したのは、「ThinkPadだから」だと思います。つまり、ビジネスマシンとしての使いやすさ(作業のしやすさ)を優先したということでしょう。もともとThinkPadってX1シリーズを除けばそんなに軽い製品じゃありませんしね。
CPU
上にも書いたとおり、従来型に搭載されているCPUは旧Core mの流れをくむ「Core m3-7Y30」「Core i5-7Y54」「Core i5-7Y57」「Core i7-7Y75」ですが、ニューモデルは「Core i5-8250U(8350U)」「Core i7-8550U(8650U)」となります。
当然ファンもついてます。
キックスタンド
キックスタンドの形状も変わりました。
これが従来型のキックスタンドでした。ニューモデルはキックスタンドの形状がSurfaceと同タイプに変更されています。というか、全体的に一般的なSurfaceタイプに近い感じのデザインになりましたね。
このほか、入出力ポートでもThunderbolt 3(USB 3.1 Type-C)を2つ装備するなど、従来型よりも高い拡張性を備えています。
3.価格など
Lenovo ThinkPad X1シリーズは2018年1月(X1 Tabletのみ3月)に北米で発売され、X1 Carbonが1,709ドル(約19万円)から、X1 Yogaが1,889ドル(約21万円)から、そしてX1 Tabletが1,599ドル(約18万円)から、となっています。
個人的には登場以来、最も独創的な設計の上級タブレット製品であるX1 Tablet最も気になります。ただ、この製品日本ではほとんど話題に上りませんよね…。X1シリーズは確実に日本でも発売されると思いますが、X1 Tabletだけは少しだけ心配…。
コメント
ビジネス向けに買えるといいのだけれど
こんにちは、コメントありがとうございます。私もリフレイン。「買えるといいのだけれど」
昔はノートPCを買いたいと申請すると20-25万くらいまで許容して貰えました。
しかし、ここ数年は「は?10万以下で業務用には十分でしょ」と言われてしまいますね。
いや、実際に普通に業務で使うにはそれで十分なのですが、ロマンが足りないというか…
こんにちは、コメントありがとうございます。お気持ちお察しします。しかし、総務とか経理の人がロマンに走ると会社がつぶれてしまいそうな気もします…。
ロマンは必要です
昔ガンプラ好きな人が起業しまして
社員に月一で、ガンプラを作らせました
ガンプラは経費で落ち、作る時間には残業代を出しました
ええ、もちろん倒産しましたが…
ペンの性能が不明なのが不安です。