レノボがThinkPad Tシリーズのニューモデル「ThinkPad T14s Gen 6 ILL(14型 Intel)」を発売しました。「ILLって何?」と思い、自分で調べてみたりChatGPTに聞いてみたりしましたが、ChatGPTいわく「ILL=Intel Lunar Lake の略である可能性が高いです」とのこと。なるほど…。
ということで、T14s Gen 6 ILLはCPUにCore Ultraシリーズ2(Lunar Lake)を搭載するCopilot+ PCです。また、「ThinkPad T14s Gen 6」という製品名では「T14s Gen 6 Strix Point(AMD)」と「T14s Gen 6 Snapdragon」というのもありまして、世にも珍しい「3種類のCopilot+ PC対応CPUを選べる」製品です。
1.製品概要
スペック表
ThinkPad T14s Gen 6 ILL(14, Intel) | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core Ultra 5 228V/238V Core Ultra 7 258V/268V |
GPU | なし |
RAM | 32GB ( LPDDR5X-8533, CPUに搭載) |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB SSD ※M.2 2280 PCIe-NVMe Gen4/Gen5 |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920×1,200)100%sRGB 14インチIPS(1,920×1,200)45%NTSC, タッチ |
ネットワーク | Wi-Fi7(a/b/g/n/ac/ax/be)、Bluetooth5.4 |
入出力 | USB4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2 USB 3.2 Gen1 Type-A × 2 オーディオジャック、HDMI |
カメラ | Webカメラ(5MP)顔認証対応 |
バッテリー | 58Whr |
サイズ | 313.6 x 219.4 x 11.4-19.75 mm |
重量 | 1.29 kg~ |
コメント
搭載CPUはCore Ultraシリーズ2(Lunar Lake)のCore Ultra 5 228V/Core Ultra 7 258Vに加え、vPro対応の型番「Core Ultra 5 238V/Core Ultra 7 268V」も選べます。Lunar LakeはRAMがCPUとパッケージ化されており、これら4つの型番の場合、すべてRAM32GBとなります。また、注文時及び購入後のRAM容量の変更はできません。
SSDは256GBから1TBまで選べ、基本的にPCIe Gen4ですが、1TBのみPCIe Gen5という超高速なものを選べます(ただし高いです)。
ディスプレイは14インチで解像度は1,920 × 1,200、「45%NTSCと『並』レベルの発色品質だがタッチ対応するもの」と「100%sRGBと『上』レベルの発色品質だがタッチ対応はしないもの」を選べます。個人的には20万円以上するCopilot+ PCということもあり、もうワンランク上の解像度や発色品質のものも加えて欲しいな、とは思います。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、この製品は注文時に日本語配列と英語配列を選べます。このあたりはThinkPadシリーズのいいところですよね。、また、キーボード面の両サイドにはスピーカーもついています。ウインタブの経験上、この位置にスピーカーがあると音質面では有利で、T14sのスピーカー品質にも期待できる、と思います。
ポート構成です。この画像はレノボの製品ページにあったものですが、「おそらく誤り」です。メーカーのスペック表にはLAN(RJ45)はありませんしね。

ThinkPad T14s Gen 6 Strix Point
こちらはT14s Strix Pointの画像ですが、T14s ILLもこれと同様でしょう。
筐体サイズについては、タテ・ヨコはT14s SnapdragonやT14s Strix Pointと同サイズですが、厚さが若干異なっているようです。とはいえ「ほぼ同一筐体」と考えて良いと思います。
2.価格など
Lenovo ThinkPad T14s Gen 6 ILL(14型 Intel)はレノボ直販サイトで販売中で、3月25日現在の価格は229,944円からです。冒頭に書いた通り、T14s Gen 6にはSnapdragon版、Strix Point(Ryzen AI PRO 300シリーズ)版もあり、ILL(Lunar Lake)版もふくめ3つのCPUブランドを選べます。
いずれもCopilot+ PCの性能要件を満たしているのでオンデバイスAI性能は高いです。また、ILL版は特にバッテリー駆動時間が長いのが特徴です。…個人的にはSnapdragon版は「いやあ、まだちょっとねー」と感じますが、Strix Point版にするかLunar Lake版にするかは悩んじゃいますね…。
3.関連リンク


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