レノボがノートPC「ThinkPad T14 Gen 4」を国内発表しました。T14にはIntel版とAMD版がありますが、国内発表されたのはIntel版のみです。CPUが第13世代となりましたが、筐体サイズが従来モデルのGen 3から変わっておらず、CPU以外はあまり大きな変更はないようですね。
目次
1.ThinkPad T14 Gen 4 スペック
スペック表
ThinkPad T14 Gen 4 | |
OS | Windows 11 Home/Pro |
CPU | Intel Core i5-1335U/Core i5-1345U/Core i7-1355U/Core i7-1365U |
GPU | なし/NVIDIA GeForce MX550 |
RAM | オンボード: 8GB/16GB/32GB スロット: 8GB/16GB/32GB 最大40GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 14インチIPS(1,920 × 1,200) 14インチIPS(1,920 x 1,200)タッチ 14インチIPS(2,240 × 1,400) 14インチOLED(2,880 × 1,800) 詳細別記 |
ネットワーク | 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth5.2、(LTE/5G) |
入出力 | USB 4 Type-C(Thunderbolt 4)× 2、USB 3.2 Gen1 Type-A × 2、オーディオジャック、HDMI、LAN(RJ45)、(nanoSIMスロット) |
カメラ | Webカメラ(720p/1080p/5MP)顔認証対応可 |
バッテリー | 39.3Wh/52.5Wh 最大 約21.7時間 |
サイズ | 317.7 x 226.9 x 17.9 mm |
重量 | 1.32 kg~ |
ディスプレイの仕様(選択肢)
IPS(1920 x 1200)、光沢なし
IPS(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、光沢なし
IPS(1920 x 1200)、マルチタッチ対応(10点)、Privacy Guard、光沢なし
IPS(1920 x 1200)、ブルーライト軽減、省電力、光沢なし
IPS(2240 x 1400) 、ブルーライト軽減、光沢なし
OLED (2880 x 1800)、ブルーライト軽減
コメント
ThinkPad T14 Gen 4は4月27日にいったん製品購入が可能な状態になり、その後販売が停止されてしまったようです(おそらく28日には販売再開されると思います)。
CPUは第13世代(Raptor Lake)の省電力タイプ(U型番)、Core i5-1335U/Core i7-1355Uと、vProに対応するCore i5-1345U/Core i7-1365Uと開示されています。RAMはオンボードとスロットで容量を組み合わせる形式です。オンボード、スロットとも最大32GBまで搭載可能ですが、両者あわせての最大容量は40GBまでです。また、SSDは256GBから2TBまで選択可能です。
T14 Gen 4は外部GPUのGeForce MX550の搭載が可能です。GeForceでもMXシリーズはRTXシリーズよりも性能が低くなっていますが、それでもCPU内蔵のGPUよりはずっと高性能です。
ディスプレイは上に記載した通り、非常に多くの選択肢があります。従来モデルにあった4K(3,840 × 2,400)ディスプレイはなくなり、かわりに2.8K(2,880 × 1,800)解像度の有機ELディスプレイが追加されました。
2.ThinkPad T14 Gen 4 筐体
従来モデルのThinkPad T14 Gen 3から、筐体サイズが全く変わっていません。重量については選択するディスプレイによって割と大きめに変化しますが、最軽量となるのは有機ELディスプレイに39.4Whバッテリーを搭載する場合で、1.32 kgとなります。
変わっていないとはいえ、ディスプレイのアスペクト比も16:10と「いまどき」ですし、ディスプレイのベゼルは左右は結構細いと思います。上部ベゼルはやや太めになっていますが、ThinkPadシリーズの筐体は非常に頑丈にできていますので、目をつぶれます。
天板です。まさに「いつものThinkPad」ですね。
キーボードです。この画像では英語配列になっていますが、ThinkPadシリーズは注文時に日本語配列と英語配列を選べます。T14 Gen 4に関しては、14インチサイズなのでテンキーはありません。個人的意見ですが、私の経験上ThinkPadシリーズのキーボードはノートPCとしては最も使いやすいものだと思います。
側面と入出力ポートの配置です。USBポートは合計で4つ、うち2つがThunderbolt 4です。モバイルノートとしても使えるサイズ感の製品ですが、しっかり有線LANポートもありますね。
3.ThinkPad T14 Gen 4 価格など
Lenovo ThinkPad T14 Gen 4はレノボ直販サイトに製品ページがあり、4月27日に一時的に販売が開始されましたが、その後販売が停止されました。おそらく28日から本格的に販売がスタートするものと思います。レノボはこういうのが多いんですよね…。
この製品については筐体が変わっておらず、ほぼ「CPUの型番変更のみ」という感じになっていますので、従来モデル(Gen 3)とよく価格比較をされて購入検討されるといいと思います。