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Lenovo ThinkPad E570 / E575 - 15.6インチ、AMDも選べるスタンダードノート、割安感あり

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こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Lenovo ThinkPad Eシリーズから新登場した3機種のうち、14インチサイズの「E470」については先日紹介記事を書いていますが、今回は15.6インチサイズの「E570/E575」を紹介します。

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E470はミドル~ハイスペックまで構成を広範にカスタマイズできる上、価格もかなり魅力的でしたが、E570とE575も同様です。E570はIntel(Core i)のCPUを、E575はAMDのAPU(Radeon R5グラフィクスを内蔵)を搭載しているため、型番が分けられています。

1.スペック

OS: Windows 10 Home / Pro
CPU(E570): Intel Core i3-6006U / i5-7200U / i7-7500U
CPU(E575): AMD A6-9500B / A10-9600P / A12-9700P
GPU: NVIDIA GeForce 940MX / GTX 950M
RAM: 4GB / 8GB(最大32 GB)
ストレージ: 500GB HDD(最大1TB)/ 128GB(最大256GB) SSD
ディスプレイ: 15.6型インチ(1,366 × 768)/ (1,920 x 1,080)
光学ドライブ: DVDスーパーマルチ
カメラ: インのみWebカメラ
入出力: USB 3.0 × 2、USB 2.0、HDMI、D-sub、SDスロット、LAN(RJ45)
ネットワーク: 802.11ac/a/b/g/n、Bluetooth 4.1
バッテリー: 最大約5.8時間/11.3時間
サイズ: 379 x 261 x 23.9(シルバー/ゴールド)/25.4(ブラック)mm / 2.3 kg

上に書いたとおり、E570とE570は基本的に同一の筺体です。異なるのはCPUのラインナップで、それにともなって選択できる構成が若干異なります。ベースとなるモデルは下記のとおりです。

E570:
エントリー: Core i3-6006U、4GB、500GB HDD、1,366 × 768
ベーシック: Core i3-7100U、4GB、500GB HDD、1,366 × 768
バリュー: Core i5-7200U、8GB、500GB HDD、1,920 × 1,080
ハイパフォーマンス: Core i7-7500U、8GB、128GB SSD、1,920 × 1,080、GTX950M
※左からCPU、RAM、ストレージ、ディスプレイ、GPU

E575:
エントリー: A6-9500B、4GB、500GB HDD、1,366 × 768
ベーシック1: A10-9600P、4GB、500GB HDD、1,366 × 768
ベーシック2: A10-9600P、4GB、500GB HDD、1,920 × 1,080
バリュー: A12-9700P、8GB、1TB HDD、1,920 × 1,080
※左からCPU、RAM、ストレージ、ディスプレイ、GPU

ここで気になるのが、IntelとAMDの性能差でしょう。Passmarkが公表しているベンチマークスコアだとこんな感じです。

Core i3-6006U: データなし
Core i3-7100U: 3,721
Core i5-7200U: 4,755
Core i7-7500U: 5,306
A6-9500B: データなし
A10-9600P: 3,761
A12-9700P: 4,103

データの取れないものもありますが、参考にはなるかと思います。個人的には過去にBungBungameのPhoton 2でAMDのAPUを試用した経験があり、内蔵グラフィックの性能がIntelの同等クラスCPUの内蔵グラフィック(Intel HD Graphics)よりも高性能だった印象があります。

ただ、Intel搭載のE570にはGeForce GPU搭載が可能であり、AMD搭載のE575には不可、ということには注意が必要でしょう。GPUを搭載してしまえば特にグラフィック関係の性能が全然違ってきますから。

RAMは標準で4GBか8GBですが、最大32GBまで増設可能なので、困ることはなさそうです。ストレージに関してもE570とE575で少し内容が異なります。E570はストレージを2基搭載可能で、一方にHDD、もう一方にSSDを選択することができます。SSDのみでHDDをつけない、という選択も可能です。E575のほうは選択できるストレージは1つだけで、500GB/1TBのHDDか256GBのSSDとなります。

あと、スペック表を見ていてちょっと驚いたのがバッテリー稼働時間で、AMD搭載のE575が最大5.8時間、Intel搭載のE570が最大11.3時間となっていて、「表記ミスじゃね?」という気もしますが、とりあえず公表値を信用するのみです。

サイズのほうはさすがに大きいですね。タテ・ヨコサイズもしかり、2.3 kgという重量もしかり。やはりこのサイズだと半据え置き型という用途になりそうです。

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2.筺体

Lenovo ThinkPad E570 筺体
筺体はE570/E575ともほぼ共通です。というかThinkPadシリーズ共通という感じで、悪くいえば新鮮味がないし、良く言えばThinkPadらしい安心感があります。

Lenovo ThinkPad E570 キーボード
この画像は英語配列のものですが、他のThinkPadと同様、キーボードは日本語配列と英語配列を選ぶことができます。ThinkPadのアイデンティティでもあるトラックポイント(赤いデベソ)もありますね。また、この製品は15.6インチサイズなのでテンキーもついています。ThinkPadシリーズのキーボードは非常に品質がよく、不満を抱かれる人は少ないでしょう。

Lenovo ThinkPad E570 スピーカー
15.6インチという大型のサイズを生かし、スピーカーもキーボード面に配置され、Dolby Audio Premium採用です。音質についても期待ができそうです。

Lenovo ThinkPad E570 天板
ちょっと驚いたのがこれです。E570のみとなりますが、天板の色を選ぶことができます。他の製品だとこういうオプションをたまに見かけますが、「ThinkPadって黒に決まってるじゃん」と思っていた私には驚きです。でも、個人的には「いやでも黒でしょ、普通」となっちゃいますけどね。

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側面のレイアウトは基本的にE470と変わりませんが、光学ドライブが搭載されます。でも15.6インチなのであればやっぱりD-subは欲しかったかな、と。

3.価格など

Lenovo ThinkPad E570/E575はLenovo直販サイトで販売中で、価格は下記のとおりです。

E570:
エントリー: 66,420円(53,136円)
ベーシック: 72,900円(58,320円)
バリュー: 95,580円(71,685円)
ハイパフォーマンス: 132,300円(99,225円)

E575:
エントリー: 63,720円(50,976円)
ベーシック1: 76,680円(61,344円)
ベーシック2: 87,480円(69,984円)
バリュー: 102,600円(82,080円)
※カッコ内はLenovoのキャンペーン価格(12月1日まで)

E470と同様、この製品は価格帯がかなり広くなります。最下位の構成だと5万円そこそこで買えてしまいますね。一方でGPU搭載モデルでも10万円程度と、ThinkPadシリーズとしてはかなりコストパフォーマンスが高いと思います。

AMDかIntelか、というのは個人の好みですが、これまでIntel CPU搭載製品ばかり記事にしてきたウインタブとしてはやはりIntel製のほうが安心かな、と思ってしまいます。

ThinkPadシリーズはもともとビジネスマシンなのですが、この製品であればご自身の用途に合わせて理想の構成を選べるのではないでしょうか?ゲーマーだとちょっと厳しいかもしれませんが、それ以外の、スタンダードノートを探している人のビジネス・ニーズはほぼカバーできると思います。

4.関連リンク

ThinkPad E570:Lenovo直販サイト
ThinkPad E575:Lenovo直販サイト

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コメント

  1. 匿名 より:

    キーボードを期待して買ったんだけど、配列はいいけど、キーボードが結構歪むね。組み立てが良くないね。