
Lenovoが「ThinkPad X9 15p Aura Edition (15.3型 Intel)」を発売しました。既存モデルの「ThinkPad X9 15 Aura Edition」のスペック強化版といえ、CPUにCore Ultra シリーズ3 (Panther Lake)を搭載しています。少なくとも性能面では「次世代のフラッグシップ機」とも感じられる製品ですね。
1. スペック表
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Home/Pro |
| CPU | Intel Core Ultra 5 338H Core Ultra X7 358H/Core Ultra X7 368H |
| RAM | 32GB/64GB (LPDDR5X-9600MT/s) |
| ストレージ | 1TB/2TB SSD (PCIe Gen4/Gen5) ※2TBはPCIe Gen5のみ |
| ディスプレイ | 15.3インチOLED (2,880×1,800) 120Hz ※タッチパネルを選択可能 |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth |
| ポート類 | USB Type-C (Thunderbolt 4)×3 USB 3.2 Gen 2 Type-A、HDMI SDカードリーダー、オーディオジャック |
| カメラ | Webカメラ (10MP) 顔認証対応 |
| バッテリー | 88 Wh |
| サイズ | 339.5✕228.5✕7.25-17.9 mm ※Lenovo USサイトより転記 |
| 重量 | 1.5 kg~ ※Lenovo USサイトより転記 |
2. OS/CPU/GPU
OSはWindows 11 Home/Proが選択可能です。CPUはCore Ultra シリーズ3 (Panther Lake)のCore Ultra 5 338H/X7 358H/X7 368Hを選べます。Panther LakeはNPU性能が高く、Copilot+ PCの要件を余裕でクリアしています。また、GPUも高く、特に「X7」は内蔵GPUがIntel Arc B390で、GeForceなどの外部GPUに迫るグラフィック性能を備えていますので、コンテンツクリエーションやPCゲームの利用も可能です。
なお、X7 358HとX7 368Hの違いですが、368Hのみ法人などの組織でのPC管理に有効なvProに対応しています。また、周波数も若干368Hのほうが高いのですが、当然価格も高くなる (4月4日だと約3万円高くなります)ので、個人ユーザーは368Hを選ぶメリットは大きくないと思います。
3. RAM/SSD/ディスプレイ
RAMは基本32GBで、4月4日現在だとCore Ultra X7 358Hモデルのみ64GBを選択できます。すべてオンボードメモリなので、購入後の増設や換装はできません。
SSDは1TB/2TBから選べます。また、1TBではPCIe Gen4とGen5を選べ、2TBはPCIe Gen5のみとなります。ちなみに標準搭載の1TB PCIe Gen4を2TB PCIe Gen5に変更すると追加料金が約18万円かかります。…PCもう一台買えるがな、という感じで、ホントRAMやSSDの価格がめちゃめちゃ高いですよね。

ディスプレイは15.3インチで解像度は2.8K(2,880×1,800)、パネルは有機ELです。タッチ対応パネルも選択でき、タッチ/非タッチとも「HDR600 True Black、100%DCI-P3、500 nit、リフレッシュレート120Hz」と非常に高品質です。
4. 筐体

筐体は再生アルミニウム製で筐体色はサンダーグレーです。良く言えば「新世代のThinkPad」、悪く言えば「全然ThinkPadらしくない」外観です。なお、筐体サイズは既存モデルのThinkPad X9 15とほぼ同じで重量が100 g程度重くなっているようです。

既存モデルのころから賛否渦巻く (w)キーボードです。ThinkPadシリーズのトレードマークである赤いデベソ (トラックポイント)がなくなり、タッチパッドも物理ボタンのない「触覚タッチパッド」になっています。ただ、ウインタブではThinkPad X9 14をレビューしていますが、「見た目は違っていても、ThinkPadにふさわしい打鍵品質」と評価しています。
なお、この画像では英語配列になっていますが、カスタマイズ画面で日本語配列と英語配列を選べます。15.3インチサイズながらテンキーはなく、その代わり両サイドにスピーカーがあります。この製品はキーボード面と側面に合計で6つのスピーカーを搭載しています。
入出力ポートは既存モデルと全く違います。このモデルのほうがずっと充実していますね。Thunderbolt 4を3つ、SDカードリーダーも搭載しています (既存モデルはThunderbolt 4が2つでSDカードリーダーもありません)。
5. 価格など
Lenovo ThinkPad X9 15p Aura Edition (15.3型 Intel)はLenovo公式サイトで販売中で、4月4日現在の価格は422,620円(税込)からです。なお、CPUをCore Ultra 5にすると最低価格は409,156円となります。
システムスペックやディスプレイ品質は「素晴らしい!」ですが、40万円オーバーですか…。
6. 関連リンク
2014年にサイトを開設して以来、ノートPC、ミニPC、タブレットなどの実機レビューを中心に、これまでに1,500本以上のレビュー記事を執筆。企業ではエンドユーザーコンピューティングによる業務改善に長年取り組んできた経験を持ち、ユーザー視点からの製品評価に強みがあります。その経験を活かし、「スペックに振り回されない、実用的な製品選び」を提案しています。専門用語をなるべく使わず、「PCに詳しくない人にもわかりやすい記事」を目指しています。
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