こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。昨日から米国ラスベガスにてCES2020を多少サボりながら精力的に取材させていただいております。ただ、私の性格的な問題だと思うんですけど、いろんな製品を広く浅く記事にする、というのがどうしても性に合わず、気になった製品を可能な範囲でしっかり調べて記事にする、というのが好きなようですw なので、少し時間がかかる、というか日本に帰ってからもしばらくの間CES関連の記事を書くことになると思います。ご了承ください。
さて、Lenovoです。おそらくLenovoが最もCESに情熱を傾けているのではないか、と思われるくらいにCES開催のタイミングで新製品をリリースしているような感があります。またLenovoはCESの複数会場でブースを設け、製品を展示しているので、そう簡単に全貌を知ることが出来ません。今回紹介するのは、Lenovoの1ブースを見て、最も印象に残った製品で、なんと天板にサブディスプレイを持つ13.3インチノート「ThinkBook Plus」です。
1.スペック
開示されているのは第10世代のCore i3/Core i5/Core i7を搭載し、天板にE-Inkの10.8インチ・サブディスプレイを備えている、ということだけです。ただ、製品名が「ThinkBook」なので、ThinkBook 13sの延長線上のスペックになっていると思われます。
E-Inkのサブディスプレイは通常時にカレンダーやメール、インスタントメッセージなどの通知ウインドウとして機能し、ペン入力も可能です。また、PCがモダンスタンバイに対応しているので、天板を閉じた状態でも通知を受け取ることが出来ます。さらに、電子ブックリーダーとしての機能もありますので、ドキュメントの閲覧もできるようになっています。
では、スペックが十分開示されていないので、筐体を見ていきましょう。
2.筐体
従来のThinkBookが「ミネラルグレー」であるのに対し、ThinkBook Plusはそれよりもかなり濃いグレーの筐体です。ただ、一見するとそんなに変わったところもないように思われます。
しかし、ディスプレイ面はかなりの厚みがあります。最近のノートPCではまず見かけないくらいの厚さですね。
で、天板を閉じるとE-Inkディスプレイが出現します。というか、表示は任意で、利用時に消すこともできますし、表示させたままにしておくこともます。さらに、好みの壁紙などを表示させることもできるというのが楽しそうです。
左右の側面です。ThinkBook 13sに似たポート配置ですが、上の画像(右側面)に電源ボタンがあるのがわかります。このボタンは指紋センサーも兼ねています。それと、DC-INが見当たりません。
これ、「Energy Square」という周辺機器です。充電台なんですけど、ThinkBook Plusをここに置くとワイヤレス充電ができます。
ThinkBook Plusの底面です。よく見ると画像の下側に端子のようなものが見えますよね?ここから充電するんでしょう。ただし、Lenovo(米国のCES特設サイト)にはEnergy Squareに関する説明が見当たらなかったので、正式に発売されるときにはこの機能が使えなくなっている可能性もあります。
実機を見た感想ですが、重量は明らかに重いです。1.5キロ越えは間違いなさそう(ハズレたらすいません…)。
すみません、画像がボケてしまいました。このように、ディスプレイ面がかなり厚いので、筐体全体の厚みもあります。
それと、日頃は「Core i3バンザイ」なウインタブですが、この製品の場合はディスプレイが2枚あるということなので、少し高めのスペックが必要なのではないか、と思います。なので、Core i5以上、RAMも最低8GBはあったほうが良さそうですよね。
3.価格など
Lenovo ThinkBook Plusはショーモデル(コンセプトモデル)ではありません。3月に米国で発売される予定になっていて、価格は1,199ドル(約13万円)から、とのことです。日本で発売される可能性も高いと思われます。
自分でも買いたいか?と言われれば少し答えに苦しみます。面白いという点では非常に高く評価できますし、サブディスプレイも使いこなせる自信があるのなら文句無しで買いでいいとは思います。ただ私の場合、ここ1カ月くらい毎日使っているZenBook 14のScreenPadもまだ十分に使いこなせていないんで…。
4.関連リンク(米国Lenovo)
Lenovo’s ThinkBook Plus Modernizes Multitasking with a new Laptop Category
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コメント
ASUSのTAICHIを思い出しますね。
あれは普通にカラーディスプレイ×2でしたが。
あーなるほど
閉じた時にサブOSで省電力化とか単なるディスプレイとして使うとかじゃなく
閉じるとS0iX状態になりUWPでモダンスタンバイ機能を使うのが売りなのかな
E-inkとUWPの利点、弱点も上手く吸収してよう考えたなぁ