こんにちは、ウインタブ(@WTab8)です。Lenovoが教育市場向けに11.6インチ2 in 1「Lenovo N24」を発表しました。「教育市場向け」というのは小学生まで含んで、児童・生徒が使うことを念頭に入れているようです。そうすると、「子供向けかあ」なんて思ってしまいますが、スペックとか筐体をチェックしてみると、大人が使うにしてもかなり魅力ある製品なんです。
1.スペック
教育市場向けということで、OSはWindows 10 Sもしくは10 Proとなりますが、ご存知の通りWindows 10 Sは2018年3月までなら無償でWindows 10 Proにアップグレードできますので、(Windows 10 Sのまま使っても構いませんが)事実上「OSはWindows 10 Pro」と考えていいですね。
CPUはApollo Lake世代のCeleron N3450、RAMは4GB、ストレージは64 GBもしくは128 GBのeMMCとなっており、この辺は決して子供用に限定されるようなものではなく、エントリークラスのノートPCとしては標準的なスペックとなります。
ディスプレイはHD解像度ながらIPS液晶です。サイズが11.6インチなのでHD解像度でも特に不満は感じないんじゃないでしょうか?また、この製品はアクティブペンが付属します。筆圧対応の有無については説明がありませんが、Lenovoのアクティブペンということなので、おそらく筆圧対応と思われます。
また、入出力ポートも11.6インチというサイズの割には充実している方だと思います。USB Type-Cではなく、従来型(Type-A)のUSBポートが合計3つとHDMIがあります。教育市場向けに限らず、普通におじさんが使う場合でもType-CよりもレガシーなType-Aのほうがありがたいかもしれないですね。
バッテリーはかなり長持ちするようです。公称値で14.4時間となっています。また、サイズは11.6インチとしては少し大きめですし、重量1.45 kgというのも重いほうですね。ただ、筐体構造を見てもらえればこの辺は納得できるのではないかと思います。
2.筐体
ベゼル部分を見てもらえればわかりますが、全体に丸みを帯びており、悪く言えば無駄に大きいと感じます。要するに子供が安全に使えるように四隅を丸くし、堅牢な筐体構造に仕上げている、ということです。
天板です。筐体素材については説明がありませんが、おそらくプラスティック製でしょう。また、アクティブペンホルダーが目立ちます。
この画像を見て、「DELL Inspiron 11 3000」を思い出しました。Inspironもプラスティック製で丸みを帯びた筐体ながら、抜群のしっかり感があり、「プラスティック製であることを隠そうともせず、しかし高い質感」を実現できている製品です。
この製品はキーボード非分離型の2 in 1なので、タブレットモード、スタンドモード、テントモードでも使うことができます。この形態だとアクティブペンを使用しての手書き入力も楽しくできそうです。
キーボードは「排水構造を採用した防滴設計」です。このへんもお子さんの利用を想定した作りだと言えますが、「おじさんでも歓迎(アゲイン)」です。なお、画像は英語配列になっていますが、日本向けには日本語87キーのものが用意されます。
側面とポート類です。こうしてみるとキーボード面、ディスプレイ面とも結構な厚みがあるのがわかります。モバイルノートは「薄くてなんぼ」的な価値観になりがちですが、こういう筐体もなんか安心感があっていいですよね!
3.価格など
Lenovo N24は10月24日の発売予定で、直販サイトでの販売価格は税込み51,840円から、となっています。ただし、この記事を書いている時点で個人向けに販売するのかどうかは不明です。個人的には「13日から個人向けにもWeb販売されるだろう」と予想します。また、仮にそうでなくともNTT-Xストアあたりが個人向けに販売すると思います。
子供用という先入観を抜きにしても、かなり魅力的な製品のように思います。スペックはエントリークラスですが、十分バランスが取れていると思いますし、アクティブペンによる手書き入力とか、丸みがあって可愛らしい、そして見るからに頑丈そうな筐体とか、大人が使っても満足できそうな仕上がりですよね。OSもPro版にできますし…。
4.関連リンク
Lenovo N24:Lenovo直販サイト
コメント
駆動時間、ペンなど魅力的で欲しいです。デザインも好み。惜しいのは、eMMCとマイクロSDスロット。この辺で YOGA310と迷うところです。
YOGA FANさん、こんにちは、コメントありがとうございます。なんかこれ、憎めない感じがしていいですよね!あと頑丈そうだし…。